東京大学とオースタンスが、インターネットを活用する高齢者の生活事情、幸福度や健康に関して共同調査開始
〜日本最大級、シニア34万人所属のコミュニティサイト「趣味人倶楽部」会員へ調査〜
株式会社オースタンス(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:菊川諒人)は、東京大学高齢社会総合研究機構(キャンパス:東京都文京区)の菅原特任講師および村山特任講師と共に、インターネットを活用する高齢者の生活事情、幸福度や健康に関して共同調査を開始しました。オースタンスが運営する、日本最大級のシニア34万人が所属するコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」の会員が、調査対象となります。リアルな繋がりではなく、バーチャルな繋がりと高齢者の幸福度や健康との関係を調べる調査は、先進的な試みです。
この度開始する共同調査では、SNSなどを介したバーチャルな繋がりが、高齢者の幸せや健康に寄与するのか、バーチャルな繋がりがあれば最終的にリアルな繋がりはなくても幸せなのか等、調査を実施いたします。さらに、調査は2年後を目途に再度行い、バーチャルな繋がり、幸福度や健康度の変化についても調べます。
仮にバーチャルな繋がりが高齢者の幸福度と健康に寄与する場合、高齢者の生活をより豊かにするような、IT技術を活用した交流サービスや社会の仕組みの発展に貢献するものと期待しております。
【東京大学 高齢社会総合研究機構 特任講師 菅原育子氏 コメント】
技術の進化によって、人と人のつながりの形は大きく変化しています。大人の暮らしを豊かにするバーチャルなつながりとはどのようなものか、趣味人倶楽部のみなさんと一緒に明らかにしていければと考えています。
【東京大学 高齢社会総合研究機構 特任講師 村山洋史氏 コメント】
バーチャルなつながりは様々な可能性を秘めていると感じます。その効果を科学的に解明し、健康長寿の実現に向けた知見を出していきたいと考えています。
【調査概要】
テーマ:バーチャルな繋がりによる、シニアの幸福度と健康に関する調査
対象:「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」会員
調査方法:アンケートおよびグループインタビューなど
期間:2019年12月〜2020年4月予定(1回目調査)
【背景】
オースタンスは、日本最大級シニア向けコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」の運営をはじめとして、アクティブシニアの「エイジング・エネルギー」を引き出す事業に取り組んでまいりました。
一方、東京大学高齢社会総合研究機構では、高齢者の幸福度・健康と交流に関して、様々な研究を進めてまいりました。実際に、地域でのコミュニティ活動など、リアルな交流が日常に根付いている高齢者の方が、孤独な高齢者よりも幸福度が高く、健康にも寄与しているという研究結果が多く報告されています。※1
しかし、リアルな繋がりではなく、バーチャルな繋がりによる高齢者の幸福度や健康の調査については明らかになっていない部分が多いため、この度の共同調査に至りました。
【オースタンス、および趣味人倶楽部とは】
株式会社オースタンスは、50代、60代の「エイジング・エネルギー」を引き出す、おとなコミュニティ事業を展開しています。 「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」は、月間2000万PV、月間100万UUと、多くの方が日常的に使用しています。旅行・カメラ・ゴルフ・カラオケ・社交ダンスなど、趣味をきっかけにコミュニティの中でつながり、オフ会などでリアルに交流するアクティブ層が多いのが特徴です。
株式会社オースタンス: https://ostance.com/
趣味人倶楽部: https://smcb.jp/
【東京大学高齢社会総合研究機構(IOG:Institute of Gerontology)とは】
日本をはじめ世界各国で広く急速に進行する社会の高齢化にともなう諸問題を解決するため、2009年4月に設置された部局横断的組織です。高齢社会に対応した活力ある社会を構想し実現するため、学際的・分野横断的なチームで社会実験的な研究プロジェクトに取り組み、エビデンスと社会の真のニーズを踏まえた実効性のある政策提言や、望ましい社会システムのモデルの構築を行っています。
【東京大学 高齢社会総合研究機構 特任講師 菅原育子】
2006年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会心理学)。東京大学社会科学研究所助教等を経て、2015年より東京大学高齢社会総合研究機構・特任講師。2016年度日本老年社会科学会奨励賞を受賞。人生を通した社会との関わりと幸福感について明らかにすることを主な研究テーマとして、取り組んでいる。
【東京大学 高齢社会総合研究機構 特任講師 村山洋史】
2009年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(保健学)。東京都健康長寿医療センター研究所、ミシガン大学公衆衛生大学院を経て、2015年より東京大学高齢社会総合研究機構・特任講師。2012年日本公衆衛生学会奨励賞、2015年公益財団法人長寿科学振興財団長寿科学賞を受賞。専門は、公衆衛生学、老年学。人々のつながりや地域の文化・風土が健康に及ぼす影響について研究している。
【参考資料】
※1 村山 洋史(2019).「つながり」と健康格差: なぜ夫と別れても妻は変わらず健康なのか ポプラ新書
https://www.amazon.co.jp/dp/4591158950/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_1P19DbTWE2258
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