LGBT配慮で採用難のSE職採用に成功。ポイントは性別欄の「その他」
「LGBT配慮をしている会社は、いい会社だと思う」学生からポジティブな意見多数
勤怠・給与などのクラウド・サービスを提供しているエス・エー・エスでは、19年卒採用からLGBTアライ(LGBTを理解し、支援する)を表明するようになり、「LGBTアライであること」がきっかけで採用難となっているSE職の採用に成功されています。
「19卒採用の内々定者のうちの一人が『LGBTに配慮している企業は素敵』と言って入社を決めてくれました。とても優秀な方で、LGBT当事者ではないのですが、大学でSDGsについて勉強していてLGBTについても知識があったそうです。複数内々定を持っていましたが、弊社を選んでくれました。」
そう語るのは、エス・エー・エスで労務・採用を担当する小野寺むつきさん。小野寺さんがアウト・ジャパンのイベントでLGBTについて学んだことをきっかけに、まずは自身が担当する新卒採用と労務に関わることから始めようと、LGBTアライの取り組みを始められました。また、採用に関しては特にSEの採用が厳しい状況です。LGBTアライを表明している企業はまだ少ないので、LGBTアライを表明することで他社との差別化にもなるのではと考えたといいます。
LGBTアライを表明するために行ったこと
・合同企業説明会などでレインボーフラッグを置く
・レインボーのバッジを身に着ける
・就活サイトでLGBTアライであることを明記する
・アンケートの性別欄に『その他』を加える
▲実際に使用しているアンケート
アンケートの性別欄に「その他」が入っていることに対して「感動した」という意見もあったそう。
性別欄に男女だけでなく「その他」を加えたのは、男女で表せない性の方への配慮。「その他」を加えることが、LGBTアライであることのメッセージにもなります。
LGBTアライを表明するためにも正しい知識を得ることが大切
エス・エー・エスがLGBTアライを表明するようになったのは「採用活動でメリットになるから」だけではもちろんありません。同社の企業理念の中には「全メンバーの生活水準の向上を図る」という言葉があります。小野寺さんは「全メンバーにはもちろんLGBT当事者も含まれています。ですが、弊社では社内イベントに家族や恋人を連れてくるのも自由なのですが、これまで同性のパートナーが参加された事例はなく、もしかしたら『連れていきたいけれど無理だろうな…』と考えている人がいるかもしれない」と感じたといいます。そして「LGBTアライであることは発信しないと伝わらない」と考え、発信するためにはまずは正しい理解を得なければ、と経営陣と一緒にLGBTについて学んでいきました。
以上のような事例を、インタビュー記事中にて詳しくお話頂いています。記事は下記URLよりご覧いただけます。
インタビュー「LGBT配慮で採用難のSE職採用に成功。ポイントは性別欄の「その他」」
http://www.outjapan.co.jp/lgbtinterview/5.html
LGBT社内施策の具体的な方法を学べるセミナーも開催
LGBTアライの表明は、性別欄の選択肢に「その他」を加えるといった、ちょっとしたことからでも始められます。その他にどのような方法があるのか、企業で行われている様々な取り組みを紹介する「LGBT社内施策セミナーを開催します。
当日は企業で働くLGBT当事者の方にもゲストスピーカーとして参加頂き、「当事者の生の声」をお話頂きます。
▼イベント概要
日時 8月27日(月)14:00~17:00
会場 株式会社アウト・ジャパンセミナールーム
東京都千代田区九段南3丁目3−6麹町ビル7階(市ヶ谷駅より徒歩約10分)
対象 LGBTに関する社内施策等にご興味のある企業の経営トップの方、ご担当者
参加費:無料
定員:15名
詳細&お申込み:http://www.outjapan.co.jp/event/11.html
株式会社アウト・ジャパンについて
本社:〒102-0074 東京都千代田区九段南3丁目3−6麹町ビル5階
代表者:代表取締役社長 小泉伸太郎
設立:2015年7月
資本金:2,000万円
Tel:03-3238-5228
MAIL:info@outjapan.co.jp
URL:http://www.outjapan.co.jp/
事業内容:LGBT研修・コンサルティング、LGBTマーケティング
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