ニッコクトラスト、政府機関食堂でケージフリーエッグを使用へ
~ 内閣府もケージフリーに!~
(2021年8月11日)アニマルウェルフェアの観点から平飼い卵の普及促進を目指すザ・ヒューメインリーグ・ジャパンは、総合給食大手の株式会社ニッコクトラスト(本社:東京都中央区、TEL 03-6861-4451(代)http://www.nikkokutrust.com/)が提供する、内閣府食堂での卵の使用が、昨日8月10日より100%ケージフリーになったことを確認いたしました。卵の使用が100%ケージフリーエッグになるのは、日本の政府機関の食堂として初めてです。模範例として今後、他の行政機関にもケージフリーエッグの使用が広まることが期待されます。
ニッコクトラストは部分的とはいえ、ケージフリー鶏卵の調達コードを出す初めての日系フードコントラクト企業になります。国内ではこれに先駆けて、外資系フードコントラクト大手のコンパスグループ・ジャパン株式会社(旧社名 西洋フード・コンパスグループ株式会社)が、2025年までにケージフリー鶏卵100%調達の公約を出しています。また、食品卸大手のメトロキャッシュアンドキャリージャパン株式会社も、2027年までに殻付き卵については100%ケージフリーを達成する公約をだしており(液卵は2030年まで)、今後、外食産業での採卵鶏のケージフリー化が進んでいくことが予測されます。
ニッコクトラスト営業支援事業部 営業管理部 部長の塚平高裕氏は、ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンのインタビューに、「当社では、ベジタリアン食やビーガン食の販売が年間10万を突破し(2020年4月~2021年3月期)、全社を挙げて時代に即した商品開発を進めています。SDG’Sの観点からも、今後もこの家畜擁護やケージフリーの潮流が進むと考えられ、未来を見据える企業として当然の選択という考えのもと、積極的に取り組んでいます。」と述べ、内閣府食堂でのケージフリーエッグ100%調達の方針を明らかにしました。
内閣府食堂のケージフリーエッグの採用で、約280羽の鶏がケージから解放されることになります。延べ日数にすると67500羽余が1年に1日、ケージから解放されて羽を広げることができる計算になります。内閣府食堂のケージフリーエッグの供給元と飼育方法については、下記参考資料をご覧ください。
日本では現在、50社以上が採卵鶏のケージフリー宣言を出していますが(ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン調べ)、日本では採卵鶏のケージフリー問題への対応にまだまだ課題があります。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンは、これからもケージフリー卵がサプライチェーンに増えるように、企業と話し合いを続け、協働をしていきます。
【ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン】
ザ·ヒューメイン·リーグ·ジャパンは2017年4月1日発足以来、日本、アジア、そして世界に影響力をもつ大手食品製造企業、ホスピタリティ企業、外食企業、フードコントラクト企業などを対象に、一羽でも多くめん鶏をケージから解放するために「平飼い卵調達」をご検討いただく活動を続けています。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンの活動は皆さまからのご支援があり続いております。ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンのfacebookをフォローし、引き続きご支援をお願いいたします。また下記のウェブサイトでも活動の内容をご確認いただけます。
公式サイト : https://thehumaneleague.jp
Facebook : https://www.facebook.com/humaneleaguejapan
Instagram : https://www.instagram.com/humaneleaguejapan
担当 藤田:070-8361-8621 mfujita@thehumaneleague.org
上原:080ー4722-2005 muehara@thehumaneleague.org
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<参考資料>
有限会社丸一養鶏場について
所在地:埼玉県大里郡寄居町大字赤浜2832番地
電話:048-582-1135
ウェブサイト:http://maru1.com/
代表者:代表取締役 一柳憲隆
2015年に創業から100年、2020年には会社設立50周年を迎える。
『自らつくり、自ら育て、自らお届けする』をモットーに、初生雛から健康に育てる『自家育雛育成』、厳選した飼料原料を仕入れて製造する『自家配合飼料』、農場に直結したパッキング工場で製品をつくる『GPセンター』を持つ。
科学的根拠を用いた衛生管理手法『農場HACCP認証』と『GPセンターHACCP認証』、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる『JGAP家畜・畜産物認証』を国内で初めて全て取得した採卵養鶏場です。
<アニマルウェルフェア、ケージフリー>
アニマルウェルフェアに基づき、にわとりの健康を通じて人の健康に貢献します。
休息時に止まり木で休む休息エリア、新鮮な水と資料が与えられる給仕給水エリア、落ち着いた自然な状態で産卵する産卵エリア、砂浴び行動ができる床下運動エリアなど、広い空間を自由気ままに動き回り、「鶏本来の行動欲求」をすべて満たせる「にわとりにやさしい」農場です。また、鶏の健康上、日光を浴びることは重要であると考え、一部ウィンターガーデン(屋外運動エリア)を設置し、エイビアリーでありながら、放牧とほぼかわらない家畜福祉を実現します。
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