コロナ禍で女性の約半数が「フィジカル的不安」を持ち、18-29歳で4人に1人が「死にたいと思ったことがある」と答えた憂慮すべき結果に。
~築地本願寺が「不安に関する意識調査」を実施~
2020年4月の政府による緊急事態宣言以降、新型コロナ感染拡大は収束せず、日常生活が大きく変化する中で、社会では不安を訴える声も多くなっています。
そこで、築地本願寺(宗務長 安永雄玄、東京都中央区築地3-15-1)では生活者がどんな不安を感じているのか実態を把握する調査※を実施しました。女性のほうが「不安感がある」と報道などで目にすることが多いのを裏付けるように、調査でもやはり女性の不安度が高いことや、女性は自分以外に家族など大切な人のことも心配している姿が浮き彫りになりました。
また18-29歳の約4人に1人が「死にたいと思ったことがある」と答えた憂慮すべき結果も出ています。築地本願寺では人間関係や日頃の生活の不安など、気になることを僧侶に相談できる「よろず僧談」などを行っています。誰かに相談したいとき、ぜひお声をおかけください。
※2020年11月実施 10-70代男女計3600名対象
そこで、築地本願寺(宗務長 安永雄玄、東京都中央区築地3-15-1)では生活者がどんな不安を感じているのか実態を把握する調査※を実施しました。女性のほうが「不安感がある」と報道などで目にすることが多いのを裏付けるように、調査でもやはり女性の不安度が高いことや、女性は自分以外に家族など大切な人のことも心配している姿が浮き彫りになりました。
また18-29歳の約4人に1人が「死にたいと思ったことがある」と答えた憂慮すべき結果も出ています。築地本願寺では人間関係や日頃の生活の不安など、気になることを僧侶に相談できる「よろず僧談」などを行っています。誰かに相談したいとき、ぜひお声をおかけください。
※2020年11月実施 10-70代男女計3600名対象
- 調査結果のポイント
・コロナ禍に対する不安度では、女性のほうが 男性よりも高く6点台中盤。
・女性の年代別で見ると50代が最も不安度が高く、70代が最も不安度が低い。
2、女性が不安に感じている内容の世代別の違い
・女性の過半数が、家族もしくは自分の「肉体的健康」に対する不安を抱いている。年代別に見ると、50代が、家族もしくは自分の「肉体的健康」に対する不安度が高い。
・20代は「人との出会い」「学びの機会」「スキルアップ」等に対する不安度が高い。
3、コロナ禍で変化した気持ちでは、ヤング層が深刻「死にたいと思った」
・「当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったと思った」が女性の絶対値1位で、約3人に2人が「あてはまる」と回答。
・ヤング層(18-29歳)の心配事は切実で、男女どちらも約4人に1人が「死にたい」と思ったことがある。
4、社会不安を形容詞で表現すると「危うい」がトップ
男女ともに「危うい」がトップにあがった。男性との違いで見ると、2位で女性は「怖い」、男性は「疑わしい」がランクイン。
5、漢字で表した来年への願い 一位「安」二位「明」三位「幸」
男女ともに5位までにランクインしている漢字は変わらない。6位以降で男性が「金」が入っているのに対し、女性は「穏」や「笑」がランクインしている。
- 調査結果を受けて
このたび実施いたしました調査結果を見て大変ショックを受けております。特に、女性がセンシティブであり、比較的若い方々が「死にたい」と思われていることは、お寺としても仏教者としても問題視しなければなりませんし、直ちに対応が迫られることだと深く感じております。
築地本願寺では、みなさまのお話を聞かせていただく「よろず僧談」や「僧侶相談」を実施しています。誰でも利用でき、1対1でお悩みなどをお話しいただくことで、その方に寄り添い、少しでも前向きになっていただきたいとの思いから始めましたので、ぜひご利用いただきたいと思います。また、若者が簡単に相談できるような新たな施策を早急に実施できるように準備も進めております。
今年は新型コロナウイルス感染症の感染防止対策により、年末年始に故郷に帰れない人なども多く、ますます孤独感を感じる人が増えるのではないかと懸念しています。
築地本願寺では、感染対策を行っておりますので、毎日参拝いただくことができます。またお勤めなど築地本願寺の様子を毎日LIVE配信もしています。苦しい時、つらい時には、どうぞお越しください。
築地本願寺 宗務長 安永 雄玄
- 【お悩み相談窓口のご紹介】
受付:毎日 午前9時~午後5時
築地本願寺によるお電話での窓口です。相談ごとや悩みごとがある方は、お気軽に
お電話ください。
●築地本願寺 よろず僧談
実施場所:築地本願寺 実施日:水曜日 午後1時30分~16時
人間関係や日頃の生活の不安など、気になるあれこれを僧侶に対面で相談することが
できます。要予約制ですので、築地本願寺HP https://tsukijihongwanji.jp より
お申込みください。
●東京ビハーラ 電話相談 ☎03-5565-3418
受付:月~金曜日(祝日除く)午後2時~5時
お一人で苦しみ悩むことや悲しく辛いこと、憤りなどをお持ちでしたら、どなたでも
お電話ください。1回最長50分間で、総勢25名のスタッフが日替わりで聴聞させていただきます。
浄土真宗本願寺派 築地本願寺について
築地本願寺は、京都の本願寺(西本願寺)を本山とする浄土真宗本願寺派の寺院です。古代仏教建築様式などを模した現在の本堂は1934年に落成。内観は浄土真宗寺院の伝統的な造りと、パイプオルガンやシャンデリア、正面扉上部にあるステンドグラス等の西洋文化も調和し、礼拝施設として心安らぐ空間となっています。2014年には、本堂や正門などが国の重要文化財に指定されています。
2017年、“開かれたお寺”をスローガンに、誰でも入りやすく、親しめるお寺を目指し、カフェ・ショップ・書店が入ったインフォメーションセンターを境内に新設しました。はなまつりや盆踊り、除夜の鐘など四季折々の行事を開催し、年間約300万人が集うお寺となっています。
※新型コロナウイルス感染症拡大予防対策により参拝状況が変更される可能性があります。ご参拝の際は事前に築地本願寺ホームページなどをご確認の上、お越しください。
- 【調査結果詳細】
Q これまでの「コロナ禍」において、ご自身の生活で不安を感じることがどの程度ありましたか。「不安で不安でしょうがない」を10点、「全く不安を感じていない」を0点として、最も近いものをお選びください。【男女別】
•女性の不安度は、10点を満点とした時、平均「6.49点」となった。
•男性と比較し、女性のほうが「約0.5点」不安度が高い結果に。
【女性年代別】
•女性年代別で見ると50代が最も不安度が高く、平均「6.66点」。
•一方で最も不安度が低いのは、70代で平均「6.34点」。
2、不安に感じている内容
Q これまでの「コロナ禍」において、具体的にどのような不安を感じましたか。以下の項目ごとにそれぞれ1つずつお選びください。
※とてもあてはまる+ややあてはまるのTop2Boxのスコアを掲出(5SD)
【男女別】
•絶対値で見ると、女性は、家族もしくは自分の「肉体的健康」に対する不安を過半数の人が抱いている。
•男性との比較で見ると、女性は「家族の肉体的健康」「大切な人、身近な人が死ぬかもしれない」不安度が高い。
【女性年代別】
•年代別で比較すると、 50代が、家族や自分の「肉体的健康」に対する不安度がやや高い。
•「友人とのつながり」「人との出会い」「学びの機会」「スキルアップ」等に対する不安度が20代で高い。
3、コロナ禍不安による気持ちの変化
Q あなたはコロナ禍の不安を受けて、日々の暮らしの中でどのような気持ちや思いが高まるようになりましたか。以下の項目ごとにそれぞれ1つずつお選びください。
※とてもあてはまる+ややあてはまるのTop2Boxのスコアを掲出(5SD)
【男女別】
•女性では「当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったと思った」が絶対値でトップで、およそ3人に2人が「あてはまる」としている。男性と比較しても最も差分が大きい。
•「精神的にゆとりを持ちたい」「笑うことや笑顔が大切」等も絶対値、男性との差分ともに高い結果に。
【女性年代別】
•女性で最も評価の高かった「当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったと思った」は、60代でやや高い傾向。
この項目はシニアのほうが評価が高い傾向にある。
•20代では「孤独を感じる」「死にたい」「人とのつながりをつくろうと思う」等が女性計と比較して高い結果に。
【男性年代別】
•女性で最も評価の高かった「当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったと思った」は、男性でも70代でやや高い傾向。
この項目はシニアのほうが評価が高い傾向にある。
•「死にたいと思うことがあった」は男性でも20代で24%と約4人に1人があてはまると回答。
4、社会不安の表現
Q あなたがコロナ禍で感じた 「社会に対する不安の感情」 に近いものを、以下の中から3つまでお選びください。
•社会不安の表現では男女ともに「危うい」がトップに。
•男性との違いで見ると、2位で女性は「怖い」、男性は「疑わしい」がランクインしている。
5、来年の願いを込めた漢字
Q コロナ禍を踏まえ、来年(2021年)に対するあなた自身の願いを漢字一文字で表すと何になりますか。漢字一文字と、その漢字を選んだ理由について教えてください。
•男女でそれほど大きな違いはなく、「安」や「明」が多く選ばれた。
•男女ともに5位までにランクインしている漢字は変わらないものの、6位以降は違いが見られ、男性が「金」が入っているのに対し女性は「穏」や「笑」がランクインしている。
【女性の漢字選択理由抜粋】
※これ以外の性別・年代別のグラフをご希望の方はお問い合わせください
[調査概要]
調査対象: ・男女18~79歳
・サンプル数 3600名(女性2400名、男性1200名)
・全国
調査時期:2020年11月
調査方法:インターネット調査
調査協力:株式会社マーケティングアンドアソシェイツ
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