53.9%の地方建設業が「施工管理技士の自社採用」に課題 施工管理技士の不足で、「案件の受注体制」など経営課題に直結する悩みも
〜日本語能力が高く、若手の「外国人施工管理技士」に約4割が興味〜
大学で専門的な知識を学んだ“日本語が話せる高度人財”であるベトナム人エンジニアの採用を支援するサービス「チョクトリ」(https://chokutori.com/)を運営する株式会社One Terrace(本社:東京都千代田区・代表取締役:石中達也)は、従業員数300名以下の建設業の代表取締役・取締役102名を対象に、「施工管理技士」採用に関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
- 調査サマリー
- 調査概要
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年6月21日〜同年6月22日
有効回答:従業員数300名以下の建設業の代表取締役・取締役102名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
- 64.7%の経営者が「施工管理技士」の採用意向あり
・積極的に採用していきたい:27.5%
・採用していきたい:37.3%・あまり採用したくない:9.8%
・全く採用したくない:11.8%
・わからない/答えられない:13.7%
- 採用意向はある一方で、53.9%が自社での「施工管理技士」の採用は難しいと回答
・非常にそう思う:15.7%
・ややそう思う:38.2%
・あまりそう思わない:25.5%
・全くそう思わない:12.7%
・わからない/答えられない:7.8%
- 採用が難しい理由、「各企業で施工管理技士の需要が増加しており、取り合いになっている」が40.0%で最多
・各企業で施工管理技士の需要が増加しており、取り合いになっている:40.0%
・採用市場に施工管理技士人材がいないから:38.2%
・施工管理技士の高齢化が進んでいるから:29.1%
・日本の施工管理技士人材が減少しているから:23.6%
・採用ノウハウが不足しているから:18.2%
・都心部へ優秀な人材が流出しているから:16.4%
・その他:5.5%
・わからない/答えられない:10.9%
- 「資格保持している方が居ない」や「他業種より給与が安い」なども採用が難しい理由の声
<自由回答・一部抜粋>
・59歳:なかなか資格保持してる方が居ない。
・54歳:他業種より給与が安い。
・64歳:給与の問題。
・48歳:報酬が払えない。
・63歳:業界自体の人材確保が難しい。
・58歳:会社の規模が小さい。
・55歳:建設産業に従事する就労人口自体が減少している。
- 過半数の企業で、「施工管理技士」が不足している状況
・十分にいる:9.8%
・やや十分にいる:23.5%
・やや不足している:28.4%
・不足している:22.5%
・わからない/答えられない:15.7%
- 約4割の経営者が、「施工管理技士」の業務内容を兼任
・自分が兼任:42.3%
・他のメンバーが兼任:44.2%
・外部事業者:9.6%
・フリーランス:1.9%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:1.9%
- 施工管理技士不足による課題、約6割が「案件を受注する体制がない」と回答
・案件を受注する体制がない:57.7%
・詳細な指示ができない:34.6%
・建設費用がかさむ:19.2%
・品質が下がる:19.2%
・納期が遅れる:9.6%
・その他:0.0%
・特にない:9.6%
・わからない/答えられない:0.0%
- 施工管理技士不足による課題、「現場を複数取れない」や「公共工事を受注できない」などの声
<自由回答・一部抜粋>
・58歳:現場を複数取れない。
・40歳:公共工事を受注できない。
・55歳:受注件数を増やすことができない。
・63歳:工程管理が徹底されない。
・63歳:自分の仕事量が多く、諸々の作業が遅れがちである。
・65歳:受注後の、充分な現場管理体制が(現場監督不足で)取れない。
・49歳:全体的な人手不足。
- 約4割が、日本語能力が高い若手の「外国人施工管理技士」の採用に興味あり
・非常に興味がある:2.0%
・やや興味がある:33.3%
・あまり興味はない:35.3%
・全く興味はない:21.6%
・わからない/答えられない:7.8%
- 若手の「外国人施工管理技士」に期待すること、「勤勉な労働」や「コミュニケーション力」などの声
<自由回答・一部抜粋>
・50歳:勤勉な労働。
・65歳:コミュニケーション力がある事に期待する。
・59歳:日本語が出来てコミュニケーションも取れる方なら問題なし。
・35歳:真面目。
・55歳:日本人と同レベルの能力。
・40歳:日本人と同等のアウトプット。
・49歳:やる気とヴァイタリティ。
- まとめ
まず、64.7%の経営者が、施工管理技士の採用意向があることがわかりました。その一方で、53.9%が自社での施工管理技士の採用は難しいと感じており、その理由として、「各企業で施工管理技士の需要が増加しており、取り合いになってる」が40.0%で最多となり、その他には、「資格保持している方が居ない」や「他業種より給与が安い」などの声が挙がりました。
続いて、過半数の企業で、施工管理技士が不足していることも明らかとなり、約4割の経営者が、施工管理技士の業務内容を兼任していることもわかりました。施工管理技士の不足により、約6割が「案件を受注する体制がない」という課題が発生。その他にも「現場を複数取れない」や「公共工事を受注できない」などといった課題も挙がりました。
最後に、約4割の経営者が、日本語能力が高い若手の「外国人施工管理技士」の採用に興味を示しており、外国人施工管理技士に期待することとして、「勤勉な労働」や「コミュニケーション力」などの声が挙がりました。
今回の調査では、高齢化や人材競合の激化などによって、施工管理技士の採用意向はあるが、難しいという現状が明らかになりました。また、施工管理技士不足により、経営者が施工管理技士を兼任していることや案件を受注する体制ができないなど経営課題にも直結している状態を改善する一つの打ち手として、日本語能力が高い若手の「外国人施工管理技士」の採用を取り入れてみることを検討してみてはいかがでしょうか。
- 高度外国人材紹介事業「チョクトリ」について
チョクトリとは、”日本語が話せる”×”専門的なスキルを取得”したベトナムや韓国、ミャンマーの技術エンジニアを海外から直接紹介するサービスです。
デジタル化だけでは、日本のモノづくり技術を後世に継承していくことはできません。より良い製品・技術を生み出すためには、必ず”人”が必要です。ですが、日本人のみならず外国人留学生の中から、技術エンジニアを採用することは年々難しくなってきています。だからこそ当社は、技術エンジニアを海外から直接紹介しています。
https://chokutori.com
- 会社概要
また、採用ブランディングからSNSを活用した採用手法の運用や、日本語教育機関向けの学生管理システム「WSDB」を開発、外国人留学生の在籍や出席管理だけでなく、入国管理局への在留資格認定証明書取次申請に係る公的書類を各入国管理局の仕様に沿って作成できるようにするなど、手続きや管理の大幅な簡略化を実現しています。
これからも世界と繋ぎ、地方企業の採用支援とDX推進を行なっていきたいと考えております。
会社名 株式会社One Terrace(ワンテラス)
代表者 代表取締役 石中達也
設 立 2017年4月7日
資本金 6,925万円
所在地 東京都千代田区岩本町1-9-2
有料職業紹介:許可番号12-ユ―309282
登録支援許可番号:申請番号 19登東労三-000517
URL https://oneterrace.jp/
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