和歌山県上富田町にて、ミドルシニア向けサイクルツーリズム×セカンドキャリアツアーの展開を開始
人生100年時代を生きる気づきを得る機会を創出
本ツアーは、観光庁による「令和4年度 看板商品創出事業」として開発されました。白浜や熊野をはじめとする和歌山県南部エリアが保有する観光資源の体験に、キャリアに関する学びを加えることにより、首都圏の40代50代ミドルシニア世代が、人生100年時代を生きる気づきを得る機会を創出いたします。
参加者は、羽田空港(東京都)から約1時間でアクセスできる、南紀白浜空港(和歌山県白浜町)との空の便を活用し、都会の日常から離れた環境で、白浜・上富田地域の約30kmをEバイクにて走行しながら、地元の若手起業家や自治体との交流を図り、「甦りの地」熊野古道での道普請を体験します。自然溢れる非日常空間の中でリフレッシュしながら新しい刺激を受けることで、日常とは異なる視点から今後のキャリアを創出し、経験豊富なミドルシニア世代のアンラーニング・リスキリングの促進を実現いたします。
▼「ミドルシニア向けサイクルツーリズム×セカンドキャリアツアー」プロモーション動画
労働力人口の5割を超えるミドルシニア層の新たなキャリア形成には、インプットだけでなく、体験・実践により、次の行動変容が促進されることが確認されています。本ツアーの展開により、日頃時間の取れない多忙なミドルシニア層に、人生100年時代のキャリアを考える最初の機会を提供し、ミドルシニアの豊かな経験を社会で活かす取組みを、更に拡げてまいります。
開発の背景:ミドルシニア層のセカンドキャリアに関する関心の高まり
45歳以上の労働力人口が5割を越え、大手企業社員の3人に1人が50代という時代を迎えています。人口減少が進む社会において、ミドルシニア層はこれからの社会を支える担い手の一つとして、21年4月の高年齢者雇用安定法の改正や、大手企業の副業推進など、国としても後押しが進んでいます。しかし、実際に働くミドルシニア層は、「就社」し、キャリア形成を会社に委ねることが良しとされるキャリア観の中で、戸惑いを抱え、アクションに踏み出せていません。50代・60代で転職・フリーランス・起業する割合はわずか8%(※1)、副業をしている方は10%に満たない一方で、副業をしたいがやれていない方は5割を超えています。(※2)ミドルシニア層の豊富な経験スキルを、社会で十分に活用出来ていない現状と言えます。
当社は、2020年より、主として都市部大手企業に在籍するミドルシニアの皆様に、キャリア講座と越境学習を組み合わせたセカンドキャリア支援プログラムを提供してまいりました。参加者の多くは「自分の経験は潰しがきかない」「社内での経験しかない自分が社外で役に立てるのか」「副業は自分とは遠いものに感じる」といった思い込みや不安を抱えており、「セカンドキャリアの最初の一歩」は非常に重たいことを実感しています。
しかし、当社プログラム受講者の約7割が、最終的にはプロボノや副業、資格取得、更には地方移住や転職・独立など、新たなアクションに踏み出し、継続されていることから、「セカンドキャリアの最初の一歩」は非常に重たくとも、その一歩を踏み出せば、二歩目、三歩目は自然に進むことが分かってきました。
こうした「セカンドキャリアの最初の一歩の重たさ」を目の当たりにしている当社の知見を、和歌山県の観光資源、また、パートナーである紀州くちくまの未来創造機構が運営する上富田サイクルステーション「KMICH」がもつサイクルツーリズム事業の知見と組み合わせることにより、新しい形での最初の一歩を提供いたします。
「KMICH」は、当社の越境学習プログラム受入先でもあり、実際にプログラム参加者が、当ツアーの企画開発に参画しています。
▼越境学習プログラム受入インタビュー(KMICH代表 瀬戸陽子氏)
https://dialogueforeveryone.com/2023/04/internship-interview-kmich/
※1 ランサーズ2020「フリーランス実態調査」、総務省2020「労働力調査」より当社算出
※2内閣府(2021)新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査
上富田サイクルステーション「KMICH(クミッチ)」について
「国土交通省 令和4年度自転車活用推進功績者表彰」を受賞し、分解せずに電車にそのまま自転車が積み込めるサービスが高い評価を受けたJR西日本「きのくに線サイクルトレイン」。自転車を持ち込みやすいプラットホームの「JR朝来駅」から徒歩3分、2020年よりEバイク(電動アシスト付きマウンテンバイク)のレンタルを行っています。レンタルウェアや小物も充実しており、和歌山県南部のサイクリングへの玄関口として、レンタルEバイクの乗り捨ても受付けています。また、地域をよく知るスタッフがおすすめのルートやお店なども紹介し、サイクリストの交流の場としての機能も充実しています。
KMICH WEBサイト:https://kmich.jp/
■参画団体概要
【一般社団法人紀州くちくまの未来創造機構】
代表理事:浦 聖治
所在地:和歌山県西牟婁郡上富田町朝来 2538 上富田町産業振興・文化交流館内
事業内容: 紀州くちくまの熱中小学校の運営及び上富田サイクルステーション「KMICH(クミッチ)」をはじめとする地方創生に資する事業のスタートアップ支援を展開
【Dialogue for Everyone株式会社】
「コンフォートゾーンを越える」「思いもよらない展開を楽しむ」「年齢の枠を外し心のままに生きる」をパーパスに掲げ、都市部40代〜50代ミドルシニア社員を対象に、地方企業へのインターンシップ等の越境学習やキャリア講座等のプログラム提供を通じて、人生100年時代に、誰もが年齢にかかわりなく輝けるセカンドキャリア構築を支援しています。
プログラムの概要はこちら
法人向け:https://dialogueforeveryone.com/service_enterprise/
個人向け:https://dialogueforeveryone.com/service_individual/
会社名:Dialogue for Everyone株式会社
所在地:東京都目黒区目黒1-3-23-411
設立 :2020年3月24日
代表者:代表取締役 大桃綾子
事業内容:セカンドキャリア支援プログラムの企画・運営
URL:https://dialogueforeveryone.com
オウンドメディア:https://2ndcareer.net/
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