物流機能を外部委託している中小企業の4割以上が、現在物流機能の内製化を検討しているか、過去に検討した経験がある!株式会社KURANDOが「物流機能内製化への意識と障壁に関する調査」を実施!

株式会社KURANDO(本社:東京都品川区、代表取締役:岡澤 一弘)は、物流機能を必要とする業種の中小企業の経営者(20代~60代の男女)を対象に「物流機能内製化への意識と障壁に関する調査」を実施しました。この調査から、物流機能を外部委託している中小企業が抱える、現在の物流外部委託における課題、物流機能の内製化を検討する理由やその障壁などが明らかになりました。
<背景>
物流の「2024年問題」や燃料費・人件費の高騰を受け、大手小売チェーンなどの大企業を中心に、物流機能を「内製化」し、コストコントロールとサプライチェーンの安定化を図る動きが見られます。一方で、国内企業の大多数を占める中小企業においては、リソースの違いから、大企業と同様に内製化へ舵を切れているかは不透明です。そこで、株式会社KURANDOは、物流機能を必要とする中小企業の経営者を対象に、「物流機能内製化への意識と障壁に関する調査」を実施しました。
<調査サマリー>
・物流機能を必要とする中小企業の45%が、戦略企画・設計、管理、オペレーションといった何らかの物流機能を外部委託している
・物流機能を外部委託している中小企業が抱える、現在の物流外部委託における主な課題は「コスト増大」や「柔軟性・対応力の不足」
・物流機能を外部委託している中小企業の4割以上が、物流機能の内製化を現在検討中か、過去に検討した経験がある
・物流機能の内製化を検討している、または、検討した理由のトップ3は、1位「コスト削減のため」、2位「リードタイム短縮・スピード向上のため」、3位「在庫管理や指示・統制強化のため」
・物流機能の内製化を進める上で、障壁と感じていることは主に「初期投資・運営コストの増大」や「専門人材の確保・育成の困難さ」
・物流機能を外部委託している中小企業の4割以上が、現状からの物流コスト上昇が「10%未満」の段階で、内製化を本格的に検討し始める
<調査概要>
調査期間:2025年11月28日~12月2日
調査方法:インターネット調査
調査対象:物流機能を必要とする業種の中小企業の経営者(20代~60代の男女)
調査人数:830名
モニター提供元:RCリサーチデータ
物流機能を必要とする中小企業の45%が、戦略企画・設計、管理、オペレーションといった何らかの物流機能を外部委託している
まず、「貴社の物流体制に最も当てはまるもの」を尋ねる設問への回答では、1位が「戦略企画・設計、管理、オペレーション全てを内製化」で55.0%、2位が「戦略企画・設計、管理、オペレーション全てを外部委託」で19.2%、3位が「戦略企画・設計、管理を内製化、オペレーションを外部委託」で16.3%、4位が「戦略企画・設計を内製化、管理、オペレーションを外部委託」で9.5%という結果になりました。「戦略企画・設計、管理、オペレーション全てを内製化」という回答が最も多かったものの、2位から4位までの回答を合計すると回答率45.0%となり、この結果から、物流機能を必要とする中小企業の45%が、戦略企画・設計、管理、オペレーションといった何らかの物流機能を外部委託していることが明らかになりました。

物流機能を外部委託している中小企業が抱える、現在の物流外部委託における主な課題は「コスト増大」や「柔軟性・対応力の不足」
次に、物流機能を外部委託している中小企業を対象に「現在の物流外部委託において、どのような課題を感じているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「コスト増大」で45.3%、2位が「特に課題は感じていない」で27.6%、3位が「柔軟性・対応力の不足」で25.5%という結果になりました。この結果から、物流機能を外部委託している中小企業が抱える、現在の物流外部委託における主な課題は「コスト増大」や「柔軟性・対応力の不足」である一方で、現状に「特に課題は感じていない」企業も一定数存在することが判明しました。

物流機能を外部委託している中小企業の4割以上が、物流機能の内製化を現在検討中か、過去に検討した経験がある
続いて、物流機能を外部委託している中小企業を対象に、「物流機能の内製化の検討状況」を尋ねる設問への回答では、1位が「未検討」で59.5%、2位が「検討中」で25.5%、3位が「過去に検討」で15.0%という結果になりました。「未検討」という回答が最も多かったものの、2位と3位の回答を合計すると回答率40.5%となり、この結果から、物流機能を外部委託している中小企業の4割以上が、物流機能の内製化を検討した経験があることが判明しました。

物流機能の内製化を検討している、または、検討した理由のトップ3は、1位「コスト削減のため」、2位「リードタイム短縮・スピード向上のため」、3位「在庫管理や指示・統制強化のため」
また、物流機能を外部委託しており、物流機能の内製化を検討したことがある中小企業を対象に「物流機能の内製化を検討する理由は何か」を尋ねる設問への回答では、1位が「コスト削減」で48.3%、2位が「リードタイム短縮・スピード向上」で38.4%、3位が「在庫管理や指示・統制強化」で33.8%という結果になりました。この結果から、物流機能の内製化を検討している、または、検討した理由で最も多いのは「コスト削減のため」であることがわかりました。

物流機能の内製化を進める上で、障壁と感じていることは主に「初期投資・運営コストの増大」や「専門人材の確保・育成の困難さ」
次に、物流機能を外部委託しており、物流機能の内製化を検討したことがある中小企業を対象に「物流機能の内製化を進める上で、どのような障壁があると感じるか」を尋ねる設問への回答では、1位が同率で「初期投資・運営コストの増大」と「専門人材の確保・育成の困難さ」で47.0%、3位が「設備・インフラの確保・構築の課題」で43.7%という結果になりました。この結果から、物流機能の内製化を進める上で、障壁と感じていることは主に「初期投資・運営コストの増大」や「専門人材の確保・育成の困難さ」であることが明らかになりました。

物流機能を外部委託している中小企業の4割以上が、現状からの物流コスト上昇が「10%未満」の段階で、内製化を本格的に検討し始める
調査の最後、物流機能を外部委託している中小企業を対象に「物流機能の内製化を本格的に検討するきっかけとなる、現状からの物流コスト上昇率はどの程度か」を尋ねる設問への回答では、1位が「20%以上」で29.5%、2位が「10%以上20%未満」で27.1%、3位が同率で「5%未満」と「5%以上10%未満」で21.7%という結果になりました。「20%以上」という回答が最も多かったものの、「5%未満」と「5%以上10%未満」の回答を合計すると回答率43.4%となり、この結果から、物流機能を外部委託している中小企業の4割以上が、現状からの物流コスト上昇が「10%未満」の段階で、内製化を本格的に検討し始めることが判明しました。

まとめ
今回の調査により、物流機能を必要とする中小企業の45%が、戦略企画・設計、管理、オペレーションといった何らかの物流機能を外部委託しており、そうした企業が抱える現在の物流外部委託における主な課題は「コスト増大」や「柔軟性・対応力の不足」であることが明らかになりました。また、物流機能を外部委託している中小企業の4割以上が、物流機能の内製化を現在検討中か、過去に検討した経験があり、そうした企業が内製化を検討している、または、検討した理由のトップ3は、1位「コスト削減のため」、2位「リードタイム短縮・スピード向上のため」、3位「在庫管理や指示・統制強化のため」であることがわかりました。尚、物流機能の内製化を進める上で、障壁と感じていることは主に「初期投資・運営コストの増大」や「専門人材の確保・育成の困難さ」であり、物流機能を外部委託している中小企業の4割以上が、現状からの物流コスト上昇が「10%未満」の段階で、内製化を本格的に検討し始めることが判明しました。
本調査の結果から、物流機能を外部委託している中小企業の4割以上が、物流機能の内製化を現在検討中か、過去に検討した経験があり、そうした企業が物流機能の内製化を進める上で、障壁と感じていることは主に「初期投資・運営コストの増大」や「専門人材の確保・育成の困難さ」であることが明らかになりました。このような物流内製化の障壁に対し、株式会社KURANDOは、安価かつ簡単に導入できる物流DXツールで、データの収集・分析・可視化を通じて業務の透明化と効率化を実現します。「Logimeter」による生産性や収支の見える化、「Logiboard」による進捗やシフトの可視化、そして「Logiscope」による横断的なデータ分析とレポート作成機能が、専門人材に依存しない現場主導での的確な状況判断と改善活動を促進します。これにより、初期投資や運営コストを抑えながら、物流業務の全体最適化と労働力の最適化に貢献します。
調査実施会社

株式会社KURANDO
所在地:〒141-0033 東京都品川区西品川1-1-1 大崎ガーデンタワー9F トンネルTOKYO
代表取締役:岡澤 一弘
事業内容:倉庫内業務可視化プラットフォームの企画、開発、提供
URL:https://kurando.io
KURANDOのサービス
株式会社KURANDOは、物流センターの生産性向上と効率化を実現するための3つのツールを提供しています。
『Logimeter(ロジメーター)』
従来取得が困難であった、物流作業現場の生産性や収支を「簡単に」「ムリなく」「正確に」管理できるツールです。業種業態を問わず、あらゆる現場の数値を見える化します。
『Logiscope(ロジスコープ)』
KURANDOの各サービスや外部システムから得たデータを連携し、現場横断で集計・分析・報告が可能になります。権限のある全てのユーザーが閲覧でき、物流業務の透明化と全体最適化の実現に貢献します。
『Logiboard(ロジボード)』
取得したデータの有効活用機能が詰まったツールです。データの整地、集計、加工作業が不要になり、データを活かした現場判断に専念できます。
詳細は以下をご覧ください。
URL:https://kurando.io/service/
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