ドロップレット用微生物検出試薬「On-chip MiMe-Stain Green/Red」10月1日発売決定
ドロップレットの中で微生物増殖を検出する試薬を製品化
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の委託事業である「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発事業(バイオものづくりプロジェクト)」において、NEDO, 国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)および株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズ(以下、オンチップ・バイオテクノロジーズ)と共同で、微生物の膜成分を蛍光で染色することでWater-in-oil ドロップレット(以下、ドロップレット)内部の微生物を検出し、分取可能な技術を世界で初めて開発しました。その成果※を活用し、オンチップ・バイオテクノロジーズは、On-chip MiMe-Stain Green(緑色蛍光)/Red(赤色蛍光)の2種類の試薬を製品化しました。この試薬は、細胞膜に結合して蛍光を発する革新的な蛍光試薬でドロップレット内の微生物増殖をモニターできます。ドロップレット作成直前に本製品を水層に混ぜるだけで簡単に利用可能で、細胞への毒性がないためドロップレット内の長期培養にもご利用頂けます。
※知財情報
特開2024-018130 「微生物増殖検出方法、微生物取得方法、微生物増殖検出用キット、微
生物取得用キット及び色素の微生物増殖レポーターとしての使用」(公開日 2024年02月08日)
NEDO, 産総研のプレスリリース/技術詳細は以下を参照下さい
産総研
バイオものづくりを支える微生物探索のための基盤技術を開発
-ドロップレットの中で微生物増殖を検出する試薬を製品化-
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2024/pr20240926/pr20240926.html
NEDO
世界初、ドロップレット内部の微生物を検出、分取可能な技術を開発しました
-バイオものづくりを支える微生物資源探索を加速-
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101781.html
【https://on-chip.co.jp/news/post-8384/】
■会社概要
◇会社名:株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズ
設立:2005年
所在地:東京都小金井市中町2‐16‐17
代表取締役所長:小林雅之
資本金:3.25億円(2024年9月現在)
従業員数:33人
主な製品
On-chip Droplet Selector(2021年10月~)
ドロップレットを高速で分離し自動でプレーティングする装置です。100万個のドロップレットを数時間で処理することができます。当社独自の技術により世界で初めて汎用装置として製品化に成功しました。
On-chip Droplet Generator(2015年10月~)
マイクロ流路チップを使いサイズが均一なドロップレットを作成する装置です。複数種類の流路チップを使用しかつ圧力を可変させることができるため、微生物、細胞などの封じ込めるターゲットに応じた最適なドロップレットを生成することができます。
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