“コンクリート関連CO2削減”座談会開催でRRCS、Carbon poolを打ち出し本格始動。

「カーボンニュートラル社会を実現するための実装」プレゼン、座談会の様子を公開。RRCSがカーボンニュートラルに向けて第一歩を踏み出す。

一般社団法人 生コン・残コンソリューション技術研究会(RRCS)が、CO2削減技術の普及を目的として開催した各技術の紹介や座談会の様子を公開。Carbon Poolを打ち出し、更に本格的に動き出したRRCSが目指す方向とは。団体概要はこちらから https://rrcs-association.or.jp/index.html

 

 



3月18日に都内で「カーボンニュートラル社会を実現する為の実装」の座談会を開催し、環境省、ゼネコン、生コンクリート、商社等60名が参加しました。環境省・中井徳太郎環境事務次官のビデオレターを封切に、野口代表理事および環境省 地球温暖化対策事業室 室長・加藤様の講演、各社の環境に配慮したコンクリートや技術のプレゼンテーション及び、理事、プレゼンターを含めた主要メンバーでの座談会も行われた。その模様がRRCSのホームページで本日より配信開始。

また、RRCSはコンクリートはCO2を吸収・固定化することに着目し、"Carbon Pool"を商標登録申請したことを発表。2050年カーボンニュートラルに向けて、大きなターニングポイントになるであろう2030年までは、あと9年。RRCSが先導を切って建設業界のCO2削減化に切り込んでいく。


座談会の主なトピック:

 【環境に優しいコンクリ―トに求められるのは低コスト?】
どうしても施主の立場からはコスト重視になるのが事実。コストを誰が負担するのかが問題視される中で、開発側は環境にいいからコストが高くても良いというのではなく、コストがあまり上がらない技術やCO2の削減効果をクレジットという形で価値に繋げることも出来るので、副次的なオプションが増えてくるところがCO2吸収コンクリートの面白いところ、と話した。

 

【ネットゼロ宣言、セメントを使わないコンクリートは本当に可能か?」
セメントに代わるつなぎの材料は本当にできるのか?これからの2030年、2050年という近い未来、セメントも変わっていくだろうとの見解。セメントゼロコンクリート等、今の技術はあくまで変化をしていく過程での技術開発であり、低CO2で尚且つCO2をたくさん吸着できるコンクリートなど、未来に向けて出来ることから一歩ずつ動くことが大事という反面、セメントはたくさんの産業廃棄物を処理しながら作られているので、バランスよく、うまく使っていく意識を持つことが大事。勝手に研究するのではなく、生コン工場にかかるコストも考えたり、国とも連携しながら進めていってほしいという本音も。


【新しい技術のコンクリートはどういう道筋で汎用させていけるのか】
考え方を変えていかなければいけないのでは動かない。たくさんの規制がある中で、何をどう変えていけばいいのか考えどころであるのは事実。また、ライフサイクルコストを考え、通常のコンクリートよりも強度が高く、長く使える、高耐久であるという風に出来れば、耐久性がある分、コストも上がりますといったように、物事のバランスが取れるだろうという見解。

【2025年・大阪万博に向けての活動】
規制緩和の中で、協組、工組で湾岸地域の生コン工場にて低CO2を推進、目指していこうという動きがある様子。例として、低CO2をブランド化していく、プレミア感が出れば、取り入れたい企業も増えてくるのではないか?等、今までとは少し違った使い道・選択しも考えると良い方向に向かうのではという考えも。

【リサイクルをする上で考えなければいけないこと】
コンクリート構造物がない地域で道路を作ろうとしたとき、路盤材に再生砕石を使おうとすると遠いところから運んでこないといけなくなる。方向転換したことで求められるものが変わった時に困る人が出てくることも危惧されるだろう。貴重な資源を使っていることを意識して、コンクリートのカーボンニュートラルに向けて、活動していきたい。


業界を巻き込んで動きを止めないRRCS。カーボンニュートラル、ホットな情報がたっぷりのプレゼン・座談会、ぜひご覧くださいませ。


プレゼンの様子はこちら↓

 


座談会はこちら↓

 




【一般社団法人 生コン・残コンソリューション技術研究会について】
代表理事野口教授を中心に業界のトップアカデミアや経験豊富な方々を理事に迎え、広く建設業界の皆様と共に、セメント・生コンに関する新しい技術や、残コン・戻りコンの問題に真正面から向き合い、問題解決に必要な制度化・規格化・技術開発について産官学それぞれの立場から考え、ソリューションを見つけ出す為に昨年10月に発足された団体。

代表理事: 野口 貴文 
東京大学大学院工学系研究科教授。専門は建築材料学・建築防火工学。これまで再生骨材などを含めコンクリートに関するJISやJASS5など多くの規格・基準類の策定に携わっている。
 
所在地:東京都港区赤坂6-10-42 パシフィックパレス赤坂401号室
設立:令和2年9月24日
URL:https://rrcs-association.or.jp/index.html
 

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