CLAS・MADOCA対応、防水・防塵GNSS受信機『Cohac∞ Ten+』の9月下旬販売決定
※1 みちびき:準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システム
※2 CLAS:Centimeter Level Augmentation Serviceセンチメータ級測位補強サービス
※3 MADOCA:Multi-GNSS Advanced Orbit and Clock Augmentation高精度測位補強技術を用いたセンチメータ精度の測位方法
GNSS事業紹介:https://www.core.co.jp/service/gnss/
- Cohac∞ Ten+の特長
先行製品「Ten」にMADOCA測位機能などを追加したセンチメータ精度GNSS受信機「Cohac∞ Ten+」
①MADOCA測位機能により海洋やアジア・オセアニアでのセンチメータ精度の測位が可能
2022年9月30日より配信される新仕様MADOCAにも対応
②特許取得の測位モード「RTK⇔CLAS」「RTK⇔MADOCA」※4の自動切替機能により使用環境に最適な測位を自動で選択③防塵・防水対応により、船舶・建設現場での活用性の向上
※4 RTK : Real-Time Kinematic外部通信で入手した補正情報を使用してセンチメータ精度で位置を算出する測位方法。VRS:Virtual Reference Station方式も含む
メリット:CLAS対応、MADOCA対応、高レート測位、通信機能搭載、海外利用、山間部利用
活用分野:建設、船舶、測量、自動運転
[MADOCA測位機能によるGNSS受信機の利用範囲拡大]
本製品は、RTK・CLAS測位に対応した先行製品Tenに対して、新たにMADOCA測位に対応したセンチメータ精度GNSS受信機となります。「RTK」は通信を必要とし、一方「CLAS」は通信が不要ですが、日本国内使用になります。通信が不要で遠洋・アジア・オセアニア地域※5でも使用できる「MADOCA」に対応することで、本製品はTenのセンチメータ精度測位の利用範囲を拡大しました。
※5 みちびきからの信号を受信機できる地域
本製品は2022年09月30日から配信される本運用の仕様のMADOCA(新MADOCA)にも対応しています。新MADOCAを使用することで測位に使用できる衛星数が増加し、位置精度の安定性向上が期待されます(以下図参照)。
左図:時間経過に対する水平誤差の収束、右図:水平図(原点:真値、1800~3600sec)
[測位モード「RTK⇔CLAS」、「RTK⇔MADOCA」の自動切替による測位精度安定性向上]
本製品は、通常動作時は「RTK」、通信が不安定な場所では「CLAS」、もしくは「MADOCA」に自動的に切り替える機能を有しています。通信が不安定な山間部・海上のような環境でもシームレスに安定してセンチメータ精度を維持します (以下図参照)。
[防塵・防水]
本製品は防水・防塵のケースに格納されているため、船の上や建築現場での測量時も水しぶきや砂埃を気にせず使用できます。
利用促進が期待される分野
■株式会社コアについて
1969 年創業の東証プライム市場上場企業。マイコンを搭載した組込み機器が社会に登場した草創期から組込みソフトウェア開発事業を開始。独立系・全国にある拠点網を活かした ICT サービスを展開し、 “ソリューションメーカー“として顧客本位のサービスを幅広い業種、業務分野に提供しています。創業以来の事業である組込みソフトウェア開発で培った技術とノウハウを結実させ、豊富な人材と長年の業務で得た経験と実績で顧客と「新たな価値」を共創し、お客様の課題解決と理想の実現に取り組んでいます。
詳細については、https://www.core.co.jp をご覧ください。
■本製品に関するお問い合わせ先
株式会社コア GNSSソリューションビジネスセンター 営業統括部
TEL:044-989-5115 E-Mail:gc-sales”at”core.co.jp
※“at”を@に変換し、ご利用ください
すべての画像