クーパービジョンのコンタクトレンズは「プラスチックニュートラル」へ
海洋プラスチックの課題に取り組むプラスチックバンクとの提携により、サステナビリティへの取り組みを拡大
クーパービジョンが、日本で販売・流通する全てのコンタクトレンズ¹、空ケース、外箱に含まれるプラスチックの重量分のクレジットをプラスチックバンクに支払うことで、プラスチックバンクが同量の海洋プラスチックを回収し再資源化する仕組みです² ³。
沿岸地域で暮らすプラスチックバンクの回収者は、回収量に応じて「デジタルクーポン(報酬)」を受け取ります。「デジタルクーポン」は食料品、調理用燃料、学校の授業料、健康保険などにあてることで、生活の向上に役立てています。
「多くの企業と同様に、クーパービジョンも『サステナビリティをめぐる旅』を続けています。すでに私たちは、持続可能な製造と運営における実績を築いて参りました。」と、クーパービジョン・ジャパン株式会社 代表取締役社長の井上が語ります。「プラスチックはコンタクトレンズを滅菌し安全に包装する上で重要な役割を担っています。医療機器メーカーである私たちにとってそのプラスチックをどのように扱うかは重要です。日本で展開する当社の全ての製品を「プラスチックニュートラル」なコンタクトレンズ⁴にすること。それは、サステナビリティに対するクーパービジョンの包括的なアプローチに革新的な要素を加え、「海のため、そしてすべての人のために」前向きなインパクトを与えると考えています。」
プラスチックバンクの創業者のデイビッド・キャズは次のように述べています。「この提携は、より良い変化のために行動を起こしたいと願う、すべてのアイケアプロフェッショナルとコンタクトレンズユーザーのためにあるのです。クーパービジョンとプラスチックバンクは地球環境の改善のために誰もが関わることができるプラットフォームを作り上げています。」
2022年の調査によると、日本のコンタクトレンズユーザーの多くは、サステナビリティや「プラスチックニュートラル」 に関心を持っており⁵、約90%のユーザーが、「海洋プラスチックごみは解決すべき問題である。」と考えています⁶。
2021年にアメリカで初めて「プラスチックニュートラル」への取り組みが開始してから、クーパービジョンは、すでに世界中で環境や社会への大きな影響を及ぼしています。
・これまでにペットボトル1.3億本以上⁷の海洋プラスチックごみを回収しています(2023年3月現在)。
・インドネシア、エジプト、フィリピンなど388か所の沿岸地域の回収者が活動しています(2023年3月現在)。
・クーパービジョンとプラスチックバンクの提携は、現在コンタクトレンズ業界の中では最大規模の「プラスチックニュートラル」への取り組みです。今回、日本が加わることで28か国に拡大しています(2023年3月現在)。
「我々はサステナビリティの課題解決を図るだけでなく、新たな機会創出を見出すために努力し続けています。プラスチックを見直すことで、この地球の海を守り、廃棄物を資源に変えることができるのです。」と、クーパーカンパニーの代表取締役副社長のダン・マックブライドが続けます。「持続可能性を達成するための唯一の解決策は存在しないため、多面的にプラスチック使用の管理をする必要があります。これにはゴールもありませんので、コンタクトレンズに関わる全ての人たちと共に取り組んでいければと思います。」
クーパービジョンの「プラスチックニュートラル」のストーリーを、1分で
クーパービジョンの「プラスチックニュートラル」への取り組みについて詳しくはこちらから
https://coopervision.jp/plasticneutral
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1 コンタクトレンズとは、日本においてクーパービジョンが販売・流通する製品を指します。
2 プラスチックニュートラルは、プラスチックバンクからクレジットを購入することで成立します。1クレジットは、水路に流入する可能性のあるプラスチック1キログラムを回収することを意味します。クーパービジョンは、コンタクトレンズを受注した際に、プラスチックの重量に相当するクレジットを一定期間ごとに購入しています。コンタクトレンズのプラスチック使用量は、空ケース、レンズ、パッケージに使用されるラミネート、接着剤や溶剤(インクなど)のプラスチックの重量で決まります。
3 プラスチックニュートラルとは、企業や個人が、使用した分と同じ量のプラスチックをリサイクルに回すことで、プラスチック排出量の実質ゼロを目指す考え方です。
4 プラスチックニュートラルなコンタクトレンズとは、環境に配慮したレンズ素材で作られたコンタクトレンズを指すものではありません。
5,6 クーパービジョン調べ(2022年)、16~65歳の消費者618人へサステナビリティに関する調査。マクロミルケアネット社(2022年10月)
7 プラスチックバンクは1キロあたりペットボトル50本で換算しています。
https://plastic-neutral.coopervision.com/eng
プラスチックバンクについて
PlasticBank(プラスチックバンク)は、海洋プラスチックに歯止めをかけるために活動するパートナー(Ocean Stewards)をサポートしています。エシカルな収集地域では、プラスチックを生活向上に役立てています。追跡可能な収集量や確保された収入、レポートの確認など取引情報はブロックチェーンで保護されたプラットフォームで記録されます。回収された材料は、製品やパッケージに再利用するためのSocial Plasticに加工されます。
PlasticBank™、Social Plastic™、Alchemy™は、The Plastic Bank Recycling Corporationの商標です。詳しくは、 https://plasticbank.com/
クーパービジョンについて
クーパービジョンは、世界中でコンタクトレンズ事業を展開している、世界第2位¹のコンタクトレンズメーカーです。米国カリフォルニア州のサンラモンに本社を構え、プエルトリコ、米国、イギリスに主要生産拠点を置き、世界130か国以上²でコンタクトレンズの販売を行っています。2019年、2020年に続き2021年も3年連続で、米国の生産拠点がFortune’s Best Large Workplaces(働きがいのある会社)の一つに選出され、『フォーチュン』誌に掲載されました。
日本では、2005年からクーパービジョン・ジャパン株式会社としてコンタクトレンズ事業を開始し、1日使い捨てタイプ、 2週間交換タイプをはじめ、乱視用レンズや遠近両用レンズなどの特殊レンズなど、多くのコンタクトレンズユーザーの方にご使用いただいております。「見る」という日々の経験がもっと素敵なものになるために、アイケアプロフェッショナルとユーザーの信頼関係づくりのお役に立つこと。この「思い」を実現するために、クーパービジョンでは皆様のニーズにお応えする、より良い製品とサービスの開発に取り組んでいます。
1 クーパービジョン・ジャパン調べ
2 2020年米国クーパービジョン社内資料
クーパーカンパニーについて
CooperCompanies(「Cooper」)は、NYSE(NYSE:COO)に上場している世界的医療機器企業です。Cooperは、CooperVision社とCooperSurgical社の2つの事業部門を通じて運営されています。CooperVision社は、コンタクトレンズ装用者向けに幅広い製品を開発し、医療関係者の皆様に重点的なサポートを提供することを約束することで、ビジョンケアに関する斬新な発想を提供します。CooperSurgical社は、医療機器と不妊およびゲノミクスに重点を置いた多様な製品およびサービスのポートフォリオを通して、女性、乳幼児、家族の健康増進に取り組んでいます。カリフォルニア州サンラモンに本社を置くCooperは、12,000人を超える従業員を有し、130ヵ国余りで製品を販売しています。
詳細については、https://www.coopercos.com/をご覧ください。
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