bestat、3D.CoreとNVIDIA Omniverseの連携を開始

3Dアセット生成を簡素化し、仮想空間での検証と現実空間への実装を高頻度で実現するデジタルツインの活用を加速

bestat株式会社

bestat株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:松田 尚子、以下「bestat」)は、企業のデジタルツイン活用促進のため、その構築の簡易化を目的に3D.CoreのNVIDIA Omniverse™(オムニバース)との連携を開始しました。デジタルツイン構築のハードルであった3Dデータの作成を容易に行い、NVIDIA Omniverse へシームレスに連携・展開が可能になります。

これにより、リアルでは難しいシミュレーションや分析を仮想空間で実行し、その結果を現実空間に反映する改善活動や検証を高頻度で行うことが可能になります。

◾️3D.CoreとNVIDIA Omniverse の連携により、高頻度での同期を可能にし、デジタルツイン開発を加速

NVIDIA Omniverseは開発者が産業用およびロボット用の既存ソフトウェア ツールとシミュレーション ワークフローに OpenUSD、NVIDIA RTX レンダリング技術、生成フィジカル AI を統合できるようにする API、SDK、サービスのプラットフォームです。ユーザーが保有するさまざまなデータ(IoT・AI・3D・AR/VR・Robotics)を取り込むことで、物理的な現実空間を仮想空間上に構築できます。仮想空間において分析やシミュレーションにより将来的に起こりうる変化を予測し、得られた結果を現実世界に反映することで、製品・サービスの改良などに役立てられます。そのため、仮想空間はできるだけ現実空間をリアルに再現しており、かつ高頻度で現実空間と同期できることが理想ですが、そのためには仮想空間用の精緻で膨大な3Dデータを素早く生成することが必要になります。

3D.Coreは、このような精緻で膨大な3Dデータ生成を無理なく素早く実現するサービスです。NVIDIA Omniverseで開発されたシミュレーション アプリケーションに、3D.Coreが自動処理した3Dデータを活用することで、より正確に素早く現実空間が再現され、デジタルツインとしてより高い価値を発揮することができるようになります。

今回の連携は、企業様に、このような理想的なデジタルツイン構築をよりスムーズに行って頂くために行いました。3D.Coreで作成したデータをNVIDIA Omniverse で開発されたアプリケーション内から呼び出してすぐに展開できることで、現実空間再現を、より短時間でスムーズに実現できるようになり、実態に即したシミュレーションや分析の精度が向上します。

◾️【活用事例】マクニカ社 Food Agri Tech Incubation Baseとの連携 

3D.CoreとNVIDIA Omniverse の初の連携事例として、マクニカ社のFood Agri Tech Incubation Baseにおける“真妻わさび”栽培に活用されました。

植物工場内の環境制御による生育の最適化を実現するために、植物工場の各設備や”真妻わさび”をbestatのAI×3D化技術を通じて、精緻な3Dデータとして生成。マクニカ社にて、その3DデータをNVIDIA Omniverseに取り込み、実際に40ftコンテナや水耕栽培棚、さらに複数の大きさの真妻わさびの根茎や葉について、短期間かつ高精度で3Dデータを生成することに成功しました。

◾️bestat 『3D.Core』の活用効果について

近年、製造業や建設業など幅広い分野で注目を集めているデジタルツインですが、現実空間を仮想空間に再現する3D環境の構築には膨大な時間がかかるため、多くの企業が導入に課題を感じているのが現状です。bestatの『3D.Core』はこれらの課題を解決し、以下のメリットを提供します。

工数のかかる3Dデータ生成を独自のAIアルゴリズムで自動化し、省コストに高精度を実現

従来は、多くの時間と労力を要した3Dデータ生成を独自のアルゴリズムでAIによって代替します。他のアルゴリズムに比べ、3Dデータの「破れ」「歪み」「不正確な表面の凹凸」が極端に少なく、またその精度は最大約99%を誇ります。このような高品質な3Dデータをスピーディに生成することが可能になり、高精度なデータ生成と作業工数削減の両方を実現できます。

<ヒトと3D.Coreの生成時間の比較(例)>

※対象によって、それぞれの必要時間は異なります

※3D.Coreを利用しつつ、ヒトによる細部モデリングとテクスチャ調整を加える場合があります

目的、用途に合わせて様々な機器で取得した撮影データから3D環境構築が可能に

iPhoneだけではなく、360度カメラ、3Dスキャナ、ドローンなど目的、用途別に最適な機器を選び、撮影データ(画像、動画、点群など)をアップロードするだけで、誰でも簡単に自社のレンダリング環境に最適化された(軽量化など)3Dメッシュデータを自動生成することができます。
様々な撮影機器に対応することで、ユーザーの状況に合わせ、効率よく必要なタイミングで簡単に3D環境の構築を実現します。

USDデータ出力にも対応し、NVIDIA Omniverseとスムーズに連携

IoTやAI、3D、AR/VR、ロボティクスといったユーザーが保有する多様なデータと統合し、デジタルツインの活用をさらに促進します。

◾️関係各社のコメント

NVIDIA

エヌビディア合同会社

シミュレーション テクノロジ/ Omniverse戦略的アライアンス マネージャー 梅澤 孝司 氏

NVIDIA Omniverseは、世界の主要な産業において、設計から製造、運営に至るまで、産業のデジタル化の変革を後押ししています。3D. CoreをNVIDIA Omniverseに統合することで、bestat様は顧客が3Dデータ生成にかける時間と手間を解消し、緻密でより正確なシミュレーションにいち早く取り組むことを可能にするでしょう。日本のものづくりをはじめ、さまざまな分野でのデジタルツインの活用が促進されることが期待されます。

株式会社マクニカ

株式会社マクニカ クラビス カンパニー

第1技術統括部 技術第4部 部長 野本裕輔 氏

私たちマクニカは、bestat社の「3D.Core」との連携により、デジタルツイン構築の可能性が飛躍的に向上することを確信しています。私たちのFood Agri Tech Incubation Baseにおける「真妻わさび」栽培プロジェクトでの活用にて、3D.Coreが提供するデータによって、植物工場内の3Dデータ化を迅速に実現することを確認できました。今後は農業分野に限らず様々な産業におけるデジタルツインビジネスへの活用を加速させ、新たな価値を創造することを目指してまいります。

bestat株式会社

代表取締役 松田 尚子

デジタルツインは、構築した仮想空間上でシミュレーションを実行し、得られた結果(データ)を現実空間に反映するものです。構築した仮想空間が正確に現実空間を再現する「再現度」が高ければ高いほど、得られた結果の精度も高くなります 。仮想空間が精緻で、現実空間とタイムラグ少なく行き来できることが、理想的なデジタルツインです。

逆に、デジタルツインでありながら仮想空間での再現度が低く、現実世界と乖離していれば、その分得られた結果の精度も下がってしまいます。現実世界は常に移り変わるため、仮装空間を構築するまでに時間がかかると構築時と現実世界に差異が生じ、シミュレーションに支障を来すことすらあります。

この度のNVIDIA Omniverseとの連携により、ご利用企業様のより理想的なデジタルツイン構築をご支援して参ります。

◾️bestat株式会社について

会社名 :bestat株式会社

代表 :代表取締役 松田 尚子 

設立 :2018年

所在地 :〒113-0033 東京都文京区本郷6丁目25−14

事業内容 :

・3Dデータの自動生成・管理・活用クラウドサービス『3D.Core』の提供

・3Dデータ処理API提供

・デジタルツイン構築

URL :https://bestat-data.com/

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会社概要

bestat株式会社

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URL
https://www.bestat-data.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都文京区本郷6-25-14
電話番号
03-5801-0970
代表者名
松田尚子
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年06月