障がいのある人の文字・絵をフォントやパターンにする「シブヤフォント」が取り組む「ご当地フォント」が「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」を受賞!
同賞に加え、内閣府 日本オープンイノベーション大賞、ソーシャルプロダクツ・アワード2021、IAUD国際デザイン賞、グッドデザイン賞、読売福祉文化賞、桑沢学園賞など累計8つのアワードを受賞
受賞活動名:
障がい者とデザイナーの共創データ「ご当地フォント」
受賞部門:
SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞【芸術・スポーツの部】
受賞者:
一般社団法人シブヤフォント
受賞活動内容(申請時):
障がい者が通所する就労継続支援B型事業所の工賃の全国平均約16,000円・月、経済的な自立を目指すには工賃を向上させる必要がある。しかし、通所している障がい者の障害の重度化や高齢化が大きな課題となっており、作業の生産性を上げる工賃向上が難しい現状にある。また同事業所は、近隣のコミュニティとつながる機会も少なく、地域社会における障害のある人の孤立化を誘因している。
これらを背景に、当社では障がい者とデザインを学ぶ学生とで共創したアートワークをデータ化(フォント・パターン)し、同データの利用料の一部を福祉に還元する渋谷区事業「シブヤフォント」を運営している。アートワークであれば、障害種、障害の度合い、年齢問わず関わることができ、工賃向上に貢献できる。
昨年度は30社以上の商品採用が広がり、400万を福祉還元した。また、デザイナー(学生)が障がい者支援事業所に訪問するなど、障がい当事者との直接のふれあいも生まれ、デザイナー自身にとっても、社会性のあるデザイン活動を継続的に生み出していく意識と姿勢を作り出している。加えて、フォント・パターンが採用された商品が近隣で販売されることによって近隣のコミュニティとの繋がりも生まれ、広がっている。
このようなソーシャルムーブメントを広げるべく、2022年度より「シブヤフォント」の仕組みを全国に広げる「ご当地フォント」をスタートさせ、現在、東京都(渋谷区・江戸川区)、大分県、広島県、富山県、滋賀県のデータラインナップが揃い、2023年度は、さらに全国11地区の参加を見込んでいる。
「シブヤフォント」「ご当地フォント」は、自治体が公認するなど産・官・学・福のマルチステークホルダーによる共助の仕組みでもある。工賃向上に加え、福祉と地域をつなげ、多様性理解、地域活性化、ひいてはまちづくりにも資するものである。
受賞紹介ウェブサイト:
【芸術・スポーツの部】渋谷×福祉で生まれた個性派デザインを全国に シブヤフォント
https://www.asahi.com/sdgs/article/15011429
ご当地フォント公式ウェブサイト:
シブヤフォント公式ウェブサイト:
シブヤフォント受賞のアワード
同賞に加え、内閣府 日本オープンイノベーション大賞、ソーシャルプロダクツ・アワード2021、IAUD国際デザイン賞、グッドデザイン賞、読売福祉文化賞、桑沢学園賞など累計8つのアワードを受賞しました。
(1)2019年 グッドデザイン賞
受賞紹介ページ:https://www.g-mark.org/award/describe/49720
(2)2019年 桑沢学園賞
受賞紹介ページ:https://www.kds.ac.jp/others/20190206news/
(3)2020年 東急グループ環境・社会貢献賞受賞
受賞紹介ページ:https://tokyu.disclosure.site/ja/182/
(4)2020年 IAUD国際デザイン賞2020 金賞 共創デザイン部門
受賞紹介ページ:https://www.iaud.net/award/14839/#go-03
(5)2021年 「ソーシャルプロダクツ・アワード」最高位 大賞
受賞紹介ページ:https://www.apsp.or.jp/product/spa2021_y001/
(6)2022年 内閣府「日本オープン イノベーション大賞」選考委員会特別賞
受賞紹介ページ:https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/prize/4kai_jusho_ichiran.pdf
(7)2022年 読売福祉文化賞
受賞紹介ページ:https://www.yomiuri-hikari.or.jp/bunkasyou/bunkasyoutowa/bunkasyoukako/20-3.html
(8)2023年 SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞 *本リリース
受賞紹介ページ:https://www.asahi.com/sdgs/article/15011429
*シブヤフォントが採用された「渋谷区の新庁舎のサイン計画」においても「日本サインディスプレイ賞」銅賞を受賞しています。
シブヤフォントについて
渋谷区内にくらし・はたらく障がいがある人と「専門学校桑沢デザイン研究所」の学生がタッグを組み、フォントやパターンデータを制作、それらを渋谷区公認のパブリックデータ「シブヤフォント」として誰でも利用できるよう公式サイトで公開しています。売上の一部は渋谷区内の障がい者就労支援事業所に還元しています。“共に制作する” ”気軽に使える” ”商品に採用する”という誰でも参加できるデータの特性を活かして、渋谷区のダイバーシティ&インクルージョンの理念を広げています。
連携している障がい者就労支援事業所:くるるえびす、ストライドクラブ、TENTONE、はぁとぴあ原宿、福祉作業所おかし屋ぱれっと/工房ぱれっと、福祉作業所ふれんど、ホープ就労支援センター渋谷 アトリエ福花、のぞみ作業所、ワークささはた、ワークセンターひかわ、むつみ工房
協力:専門学校桑沢デザイン研究所
主催:渋谷区
企画運営:一般社団法人シブヤフォント
ファクト情報(2023年8月時点までの累計):
障がいがあるアーティスト数:170人
学生数:63人
障がい者就労支援事業所:11施設
データ数:525種(フォント 62種、パターン 463種)
採用企業数:80社
採用商品数:推定400種
採用商品の総売上:推定 2億円以上
TV出演:NHK総合「首都圏ネットワーク」「NHK WORLD JAPAN」、NHK Eテレ「ハートネットTV」4ヶ月密着ドキュメンタリー、TBS「地球を笑顔にするWEEK」、フジテレビ「 Live NEWS α 」、テレビ朝日「有吉クイズ」秋山竜次(ロバート)ロケ他
一般社団法人シブヤフォント公式ウェブサイト:https://www.shibuyafont.jp
シブヤフォントオンライン説明
シブヤフォントや、その商用利用について、また「シブヤフォント」の原画とパターンを鑑賞する人財育成、チームビルディングの対話型アート研修などについて、当社代表と担当者より、オンラインでご案内しています。
ご当地フォントのご参加について
当社では、毎年、ご当地フォントに参加いただけるチームを募集しております。2024年4月頃、シブヤフォントの公式facebook、ご当地フォント公式ウェブサイトに募集内容を告知予定です。また、当社共同代表 磯村歩による「ご当地フォントの参加方法について」の動画(下:Youtube)を公開しております。ぜひご覧ください。
シブヤフォント公式facebook:
https://www.facebook.com/shibuyafont/
ご当地フォント公式ウェブサイト お知らせ:
https://www.gotouchifont.jp/news/
上Youtube:とやまフォントの事例 1/2
上Youtube:とやまフォントの事例 2/2
本件に関する報道関係者からのお問合せ先
一般社団法人シブヤフォント
問い合わせフォーム:https://app.jibun-apps.jp/form/4605a8f3-4983-4f6d-9641-8933f8a8b797/new
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