若冲のあの象さんがぬいぐるみに! その名も「じゅかぞう」! 3年ぶりに特別展示される静岡県立美術館所蔵の伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》をモチーフにしたグッズを、ミュージアムショップにて発売
〜ぬいぐるみ、クリアファイル、マグカップ、手ぬぐいなど全6種を展開〜
静岡県立美術館(所在地:静岡県静岡市、館長:木下直之)では、2025年1月25日(土)~3月23日(日)にかけて「生誕140年記念 石崎光瑤」を開催しています。この関連作品として、静岡県立美術館所蔵の伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)《樹花鳥獣図屏風(じゅかちょうじゅうずびょうぶ)》が3年ぶりに特別展示(展示期間:2025年1月24日〜3月23日)されます。
これに際して、株式会社オークコーポレーション(本社:東京都渋谷区、代表:新牧章代)が運営する静岡県立美術館ミュージアムショップでは、《樹花鳥獣図屏風》をモチーフにしたぬいぐるみ、クリアファイル、手ぬぐい、マグカップ、ウッドポストカード、アートマグネットの全6種を発売します。なかなか展示機会のない《樹花鳥獣図屏風》ですが、ミュージアムグッズを手にすることでいつでも身近に作品を感じることができます。
伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》モチーフのミュージアムグッズ
静岡県立美術館が所蔵する伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》は、若冲ならではの独創性が如何なく発揮された作品です。「枡目描き(ますめがき)」と呼ばれる奇想天外な描法で描かれる動物と鳥の楽園は、江戸時代の絵画のイメージを覆す、新鮮な驚きに満ちています。間近に鑑賞すると、1cm四方の細かな方眼の集合で絵が成り立っていることがわかります。
右隻は白象を中心にした「獣尽くし」、左隻は鳳凰を中心にした「鳥尽くし」で、身近な生き物から外国の見たこともない生物、さらに想像上の生き物まで、吉祥性の強い鳥獣が水辺に群れ集う様子が描かれています。
現在、同描法で描かれた若冲の作品は、出光美術館の《鳥獣花木図屏風》、個人蔵の《白象群獣図》と、静岡県立美術館の《樹花鳥獣図屏風》の3点しか残されておらず、その希少性から展示の機会を多くのファンが待ち侘びています。
石崎光瑤が伊藤若冲の画業に魅了されていたことに因み、今回は3年ぶりに《樹花鳥獣図屏風》が展示されることになりました。静岡県立美術館ミュージアムショップでは、作品の特徴を捉えたオリジナルグッズ6点を新発売。多くの方に手に取っていただきやすく、日々の中で愛用していただけるようなアイテムを中心に開発しています。
●伊藤若冲の象さん「じゅかぞうーJUKAZOOー」ボールチェーンマスコット 1,500円(税込)
《樹花鳥獣図屏風》右隻の白象をぬいぐるみにして、ボールチェーンを付けたマスコットにしました。洒落の効いた「じゅかぞうーJUKAZOOー」の名付け親は、静岡県立美術館の職員さん。英語表記にはZOOの文字を入れて、鳥獣があふれる《樹花鳥獣図屏風》の雰囲気を海外の方にも連想してもらいやすい工夫が凝らされています。
平面に描かれたモチーフを立体にするのは難しいことなのですが、コロンとした絶妙な丸さがかわいい、唯一無二の象さんぬいぐるみになりました。足元にはビーズを入れて重心を四肢に置き、前のめりに倒れないよう調整しています。カバンなどの持ち物につけていつでも持ち歩けますし、チェーンを外してぬいぐるみとして、お部屋やデスクに置いていただくこともできます。手のひらにフィットする「じゅかぞう」の形と大きさ、手触りが、静岡県立美術館での作品との出会い、その感動を思い出すきっかけとなることを願っています。
●クリアファイル 600円(税込)
《樹花鳥獣図屏風》の右隻、左隻の特徴的な部分を拡大して、A4クリアファイルの両面に配しています。ミュージアムグッズの定番とも言えるクリアファイルですが、若冲の「枡目描き」を際立たせるために背景にメタリック仕様を採用。表側に細かなヌキの部分を作ることで、枡目の模様や水面の輝きが表現できるよう処理しています。《樹花鳥獣図屏風》の絢爛さが伝わる、特別なクリアファイルです。
●マグカップ 1,600円(税込)
《樹花鳥獣図屏風》の右隻の一部を側面にぐるりとデザインしたマグカップです。実際の作品よりやや明るい仕上がりですが、朝の食卓で使うことを想定して、暗さや黄味の出ないよう色味を配慮しました。大人の男性が持ってもゆとりのある持ち手は指が本体に触れにくく、熱さを感じにくい仕様です。
●浜松注染の手ぬぐい 1,320円(税込)
大正初期に「浴衣染め」から始まった浜松注染。肌に優しいやわらかさで、水ぼかしによる揺らぎのある表現が特徴です。はっきりとした精細な印象の《樹花鳥獣図屏風》の右隻のモチーフを、淡い花の赤色から木々の緑色へと移ろうグラデーションに染め上げました。若冲の描く独創の世界を楽しめる、一味異なる若冲グッズです。
●ウッドポストカード&アートマグネット 各800円(税込)
独自開発したプリント技術を用いて、原画に近いリアルな凹凸をつけた立体感のあるウッドポストカードとアートマグネットです。《樹花鳥獣図屏風》右隻・左隻の「枡目描き」を忠実に再現するため、高精細なデータから読み取った小さなドットのように見える枡目の一つ一つに高さを出し、手作業で凹凸アレンジを加えて立体的に仕上げてあります。右隻と左隻で色彩のコントラストを変えて、よりそれぞれのモチーフの持つ印象を際立たせる工夫も凝らしています。
ウッドポストカードは飾っても楽しめますし、もちろん郵送も可能。宛名面に油性ボールペンまたは油性ペンで書き込めます。アートマグネットは美濃焼タイルに加工を施してあり、しっかりとした厚みと質感が魅力です。
なお、同じく展示機会の少ない横山大観《群青富士》のウッドポストカードも、併せて製作しました。
静岡県立美術館ミュージアムショップ
住所 :〒422-8002 静岡県静岡市駿河区谷田53-2
静岡県立美術館内 *観覧料なしで利用可能
電話 :054-262-1960
営業時間:10:00〜17:30(美術館に準じます)
休店日 :静岡県立美術館休館日に準じます
企画展「生誕140年記念 石崎光瑤」展と収蔵品展について
■企画展「生誕140年記念 石崎光瑤」 会期:2025年1月25日(土)~3月23日(日)
石崎光瑤(1884~1947)は、鮮やかな色彩で華麗な花鳥画を数多く残した近代京都の日本画家です。富山に生まれた光瑤は、19歳で京都に出て、竹内栖鳳に入門。1916年から翌年にかけてインドを旅し、帰国後、その成果として描いた熱帯花鳥をテーマとする屏風により、文展・帝展で2年連続の特選を受賞、注目を集めました。光瑤は、早くから奇想の絵師として知られる伊藤若冲に関心を持ち、若冲の代表作を発見し、雑誌に紹介、制作にも活かしました。
「生誕140年記念 石崎光瑤」展では、光瑤の故郷にある南砺市立福光美術館(富山県)のコレクションを中心に、初期から晩年までの代表作を一挙公開し、光瑤の画業の全貌を紹介します。
■収蔵品展/石崎光瑤展関連展示
石崎光瑤に多大な刺激を与えた伊藤若冲。その作品を陳列する展示を二部構成で行います。第1部では、光瑤がインドを訪れた経験を自作へ昇華させたことを踏まえ、海外からの影響が反映された日本の絵画に注目します。第2部では光瑤が得意とした花鳥画をテーマとし、江戸時代の作品を中心にご覧いただきます。
「第1部 異国への眼差し」 会期:2025年1月4日(土)~2月16日(日)
主な展示物:狩野永納《蘭亭曲水図屏風》、司馬江漢《駿州薩陀山富士遠望図》
「第2部 絢爛たる花鳥画」 会期:2025年2月18(火)〜4月6日(日)
主な展示物:狩野探幽《白鷴図》、長沢蘆雪《牡丹孔雀図》
※伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》の特別展示は、2025年1月24日(金)〜3月23日(日)です。ご注意ください。
静岡県立美術館
住所 :〒422-8002 静岡県静岡市駿河区谷田53-2
電話 :054-263-5755
開館時間:10:00〜17:30(入館は〜17:00)
休館日 :毎週月曜日(祝日・振替休日にあたる場合は翌日)、年末年始、その他展示替え期間
入館料 :ロダン館・収蔵品展:大人300円、大学生以下および70歳以上は無料
URL :https://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp
企画展「生誕140年記念 石崎光瑤」
入館料 :当日券大人1,400円、70歳以上700円、大学生以下無料
*企画展入場の方は、ロダン館・収蔵品展もあわせてご覧いただけます
URL :https://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/detail/114
オークコーポレーションについて(運営事業者)
全国の博物館、美術館、動物園、水族館等の展示施設で、ミュージアムショップ及びカフェ30店舗の企画・運営に携わっています。各展示施設のコンセプトに基づいたオリジナル商品の開発や卸売業、店舗運営コンサルティング業も手掛けています。
株式会社オークコーポレーション
本社所在地:〒151-0073 東京都渋谷区笹塚一丁目62-3 アルス笹塚1階
代表取締役:新牧 章代
設立 :1987 年
資本金 :2,000 万円
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