海運事業大手の日本郵船、東大松尾研発スタートアップのPolaris.AIと船舶管理に関するRAGアプリケーションの開発を推進
〜 10万ページを超える船舶管理に関する大量のドキュメントの検索の効率化へ〜
東京大学松尾研発スタートアップのPolaris.AI株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:徳永 優也、以下「Polaris.AI」)は日本郵船株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:曽我 貴也、以下「日本郵船」)に、船舶管理に関する大量ドキュメントから効率的に検索・回答生成するRAG*アプリケーション開発の支援を行い、業務の効率化を推進したことをお知らせいたします。
*Retrieval Augmented Generation : 検索拡張生成
登録したドキュメントに対し、生成AIを活用することで、情報検索ができる仕組み

プロジェクト概要
日本郵船は、船舶管理に関する大量ドキュメントを効率的に検索し、回答を生成するRAGアプリケーション開発プロジェクトの中で、RAGの回答精度向上とUI/UX改善についてPolaris.AIを開発パートナーに選択しました。
RAGの回答精度向上に向けて、データの加工方法や回答の採点方法の見直し、最適なAI技術・アルゴリズム選定からテストの実施まで行い、当初60%ほどだった回答精度を80%以上に向上させることに成功しました。
また、現場での実用性を高めるためのUI/UX改善として、表示速度改善や検索時の船舶選択機能、参照元の明示など現場で使われるAIを意識した開発を行いました。
Polaris.AIを開発パートナーに選んだ理由
日本郵船は、生成AIの知見を持っている会社を検討しましたが、以下の3つの点を評価しPolaris.AIを採用しました。
<Polaris.AI 採用の決め手>
(1)生成AIへの知見の深さ
他社が基本的な技術活用の提案にとどまる中、Polaris.AIはRAGの回答精度向上において、専門性の高い技術的知見を踏まえた提案内容を提示したこと。
(2)開発の内製化への対応
機密性の高いデータを扱うため、開発環境を日本郵船内で構築する必要がある中で、他社はは自社のクラウド基盤へのデータ移行を勧める提案が多いの対し、Polaris.AIは内製化に関して、柔軟な対応が可能だったこと。
(3)経営陣の熱意
Polaris.AIのメンバーの技術への深い理解と熱意を強く感じ、会社全体で取り組んでいるという熱量を感じたこと。
日本郵船株式会社からのコメント
海務グループ グループ長代理 山田 省吾
“船の取扱説明書”に相当する完成図書と呼ばれる書類一式は数百冊あり、本船のオペレーション、分解整備の際の手順などを調べる際に必ず熟読する非常に重要な書類です。この膨大なページ数の中から調べたい項目に容易にたどり着く方法が無いか以前から考えていました。そこでグループ会社の株式会社NYK Business SystemsとPolaris AIさんの協力を得て昨年から開発を始めさせていただきました。あまり一般的でない海事関連の用語にはご苦労をおかけしていると思いますが、その中でもスピード感を持って開発に取り組んでいただき、回答精度の向上にも努めて頂いています。図面には文字以外にも、表、グラフ、ダイアグラムなどより複雑な情報がありますが、Polaris AIさんの技術力で一つ一つ解決していって頂けると期待しております。
導入インタビュー記事
Polaris.AIの事例紹介ページにて、本導入事例のインタビューを公開しております。導入の背景、プロジェクト、今後の展望の詳細につきましては、以下をご参照ください。
■導入事例■
【日本郵船様】船舶管理に関するRAGアプリケーションの開発により業務の効率化を実現
https://polarisai.co.jp/case/case008
<Polaris.AI株式会社について>
Polaris.AIは、「適切な課題を最適な技術で解決する」というミッションのもと、AIや機械学習を中心とする最先端テクノロジーを活用して企業の課題を解決する松尾研発のAIスタートアップです。 製造業、アパレル、放送局、ヘルスケア、物流など、幅広い業界の企業様に向けて、AIの導入検討から開発、実装、運用に至るまで、包括的なソリューションをご提供しています。

会社名:Polaris.AI 株式会社(ポラリス エーアイ)
本社所在地:東京都文京区
代表者:代表取締役 徳永優也
設立:2023年5月
企業サイト:https://polarisai.co.jp/
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