レクシスネクシス、世界の科学技術の未来をリードするイノベーティブな企業を選出「Innovation Momentum 2023: The Global Top 100」発表

‐現在の社会課題に対する画期的なソリューションを開発し、さらなる飛躍のための知的財産の基盤を築いている企業や業界を評価
‐昨年のTop100社に日本企業は日東電工株式会社1社のみ、今年は株式会社村田製作所、日東電工株式会社その他4社がランクイン
LexisNexis Intellectual Property Solutions (本社:米国、CEO:Andrew Matuch (アンドリュー・マトゥーク))は、本日、「Innovation Momentum 2023: The Global Top 100」のレポートを発表しました。本レポートは、過去2年間の特許ポートフォリオの強さの変化の分析に基づき、世界で最もダイナミックなイノベーターが科学技術の進歩にどのように貢献しているかを図式化したものです。

【産業分野別のTop100のイノベーター企業数】


Innovation Momentum:The Global Top 100は、過去2年間の技術開発のペース速度と進化を明確にし、複雑な知的財産権に関する新しい分析を提供しています。企業は、自社の特許技術に関するイノベーションの成果を同業他社と比較し、公平な視点で最先端技術への投資を評価することで、インサイトを得ることができます。本レポートでは、特許価値の変化を測る独自の手法で、技術価値(Technology Relevance)の増分とその動きの方向性を算出し、企業の技術開発力の勢いを分析しています。また、Top 100社は、企業のポートフォリオ内の特許ファミリーの価値を評価し、小規模でも高品質のポートフォリオを持つ特許権者や、保有する特許が広範囲で長期間に亘って維持されている特許権者に得点を加算して算出しています。

Findings 1. グローバルなトレンドが加速し、イノベーションの新しい波を起こしている
本レポートでは、イノベーションの進展に関するベンチマークを提供するだけでなく、多様で迅速なイノベーションのケーススタディとして、3つの産業や企業について深く掘り下げています。
  • 今年、化学・素材産業が上位にランクインした理由の一つには、他の産業の基礎となる重要な役割を担っていることを反映しています。この業界で最も強力な特許ポートフォリオを持つ2社は、異なる方法でイノベーションの勢いを示しています。LG Chemが全体的に大きなポートフォリオサイズを誇る一方で、BASFは合理的なポートフォリオの中で特許の価値の高さを際立たせています。
  • 消費財産業では、たばこ企業のランクインが圧倒的に多い結果となりました。消費者の習慣や規制当局が従来のたばこの使用に反対する動きを強めるなか、フィリップ モリス インターナショナルなどの企業にとって、電子たばこ製品によるイノベーションは企業が存続するための重要な課題となっています。
  •  Top100社にランクインした医療技術系企業は、急速に進む高齢化社会のニーズに対応するため、いずれも特許ポートフォリオの規模を拡大しました。医療機器メーカーのMedtronic (メドトロニック) は、本レポートの医療技術部門で最大かつ最強のポートフォリオを有しており、糖尿病の遠隔モニタリングシステムから低侵襲手術(Minimally Invasive Surgery)の支援ロボットシステムまでを可能にする技術を開発しています。

Findings 2.医薬品とITがリードする、スピード感のあるイノベーション
医薬品、IT、化学・素材、エレクトロニクス、半導体の 5 業界が、新たな課題に挑む企業として Top100社 にランクインしています。
  •  医薬品業界は、産業分野別のランキングを見ると、COVID-19 の長期化と世界の総人口における高齢化により、新たな治療法への需要が高まっており、昨年発表したInnovation Momentum 2022に引き続きトップにランクインしています。
  •  IT業界は、パンデミックによって加速されたデジタル技術の導入に伴い、多様な企業が参入し、2位となりました。
  • 半導体業界は、最近の供給ボトルネックへの対応や、電気自動車に搭載されるチップなど、気候変動などの地球規模の課題解決に不可欠な技術の開発など、多方面にわたって技術革新を進めていることでランクインしています。

Findings 3.イノベーションにおいて地域による差は顕著であり、新規参入企業は新たな視点をもたらす
本レポートでは、一部の分野におけるイノベーションが、特定の国や地域に集中していることが示されています。
  • 米国はTop100社の中で、他のどの国よりも多くランクインしており、特にITや医療技術で高い評価を得ています。一方、中国と韓国は、エレクトロニクスと化学・素材産業において、従来からの強みを発揮しています。
  • 昨年のTop100の国別分析と比較すると、日本は2022年の1件に対して6件と最も増加し、中国は昨年の18件に対して13件と最も減少しています。
  • 今年のTop100社には、様々な地域や分野から27の企業が新たにランクインしており、今日のイノベーションの多様性を物語っています。新規企業のなかでも特に技術開発の勢いが顕著に表れていたのが、スウェーデンのVälinge Innovation(バーリンゲ・イノベーション社)です。同社は、化学物質および材料のカテゴリーで最も高い特許価値を有していますが、硬質フローリング技術の開発の一方でその技術をメーカーにライセンスしています。イノベーションが技術とビジネスモデルの両方を大きく変えています。

        Innovation Momentum:The Global Top 100の全ページダウンロードは、
        https://www.lexisnexisip.jp/innovation-report-2023/をご覧ください。

<LexisNexis🄬 PatentSight🄬について >
本ソリューションは、世界中の特許庁から得られる特許文献データを編集し、1.5億を超える特許文書を備えた全文特許データを英語にして保有しています。国際的な専門家チームが、企業構造、M&A、スピンオフ、社名変更、特許売買取引、さらに自社独自の調査に基づき、最新かつ正確な特許権利者情報を名寄せし、データーベース化しています。高精度なデータクオリティをもとに、学術的に開発された独自の手法であるPatent Asset Index*を使用して特許を評価することが可能です。この手法は、価値の高い特許と重要度の低い特許を区別し、より良い情報に基づいたビジネス判断を可能にするソリューションとして全世界350社以上のお客様に利用されています。                              * Patent Asset Index:企業または技術分野全体の革新的な強さを表す指標。

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会社概要

URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区西新橋1-18-6 クロスオフィス内幸町7F
電話番号
03-4405-3481
代表者名
齋藤昭宏
上場
未上場
資本金
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設立
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