コロナで変化した『組織感情』の分析結果を発表。働き方改革、リモートワークが『組織感情』に与えた影響とは
「人と組織の変革を支援するコンサルティング会社 株式会社ジェイフィール」
人と組織の変革を支援するコンサルティング会社株式会社ジェイフィール(社長:高橋克徳 本社所在地:東京都渋谷区 以下ジェイフィール)はコロナ前(2018.12~2020.3)とコロナ禍(2020.4~2021.7)で変化した『組織感情診断』の分析結果を発表しました。
組織感情診断とは】
組織感情とは、職場全体に広がっている感情、ムード、空気感のことです。診断では実際にマップに基づいて作成された53問の各感情について職場のメンバー(管理職含む)全員に回答いただき、周囲の人たちがその感情を感じている、持っていると思う人の割合がどのくらいかによって、組織感情の広がりを数値化しています。
組織感情診断は、4つの感情領域のバランスを見ていきます。組織感情はイキイキだけが高ければよいのではなく、イキイキ、あたたかのバランスが重要になります。
コミュニケーションの減少は組織の感情にどのような変化をもたらしたのか。以下分析結果を発表します。
【調査概要】
■調査期間:
コロナ禍= 2020.4~2021.7
コロナ前= 2018.12~2020.3
合計:約3年間
■調査職場数:
コロナ禍:222職場
コロナ前:477職場
合計:699職場
※職場とは、課、係、グループなどの総称。
■調査企業:
大手鉄鋼メーカー、大手車両メーカー、大手インフラ系システム会社、大手化学薬品メーカーなど、
大企業が中心。
■組織感情診断の7つのレベル:
―分析結果1―
コロナ前後の「組織感情」 7つのレベルを比較
―分析結果2―
コロナ前後の自分感情と組織感情のギャップを分析
※感情のギャップとは:
自分の感情と組織に感じている雰囲気やムード(組織感情)との差のこと。
ギャップが多いほど、感情交流が円滑ではないことを表す。
―分析結果3―
快感情職場、不快感情職場別の自己効力感の変化を分析
―分析結果4―
コロナ前後の感情崩壊ライン(あってはならない感情)の変化を快感情系職場と不快感情系職場で比較分析
―本調査からの示唆―
■不快感情系職場に起こった変化■
■快感情系職場に起こった変化■
■総評■
・『組織感情』簡易診断はコチラ
https://www.j-feel.jp/note/l3rajpzbc
・本調査の詳細
https://www.j-feel.jp/note/wtatcv_ts
・上記アンケートについて、各種コンサルティング・マネージャー・新人教育研修に関するお問い合わせはこちら
https://ma.j-feel.jp/inquiry.html
■株式会社ジェイフィール
https://www.j-feel.jp/
「組織感情」はジェイフィールの登録商標です。
組織感情とは、職場全体に広がっている感情、ムード、空気感のことです。診断では実際にマップに基づいて作成された53問の各感情について職場のメンバー(管理職含む)全員に回答いただき、周囲の人たちがその感情を感じている、持っていると思う人の割合がどのくらいかによって、組織感情の広がりを数値化しています。
組織感情診断は、4つの感情領域のバランスを見ていきます。組織感情はイキイキだけが高ければよいのではなく、イキイキ、あたたかのバランスが重要になります。
コロナ禍をきっかけに職場でのコミュニケーションに大きな変化が生じてきています。以前のようにみんなで集まれない、お互いに近づけない、リモートワークも増えてきている・・・結果、職場内でのコミュニケーション自体が激減しているという声を多く聞くようになりました。
コミュニケーションの減少は組織の感情にどのような変化をもたらしたのか。以下分析結果を発表します。
【調査概要】
■調査期間:
コロナ禍= 2020.4~2021.7
コロナ前= 2018.12~2020.3
合計:約3年間
■調査職場数:
コロナ禍:222職場
コロナ前:477職場
合計:699職場
※職場とは、課、係、グループなどの総称。
■調査企業:
大手鉄鋼メーカー、大手車両メーカー、大手インフラ系システム会社、大手化学薬品メーカーなど、
大企業が中心。
■組織感情診断の7つのレベル:
―分析結果1―
コロナ前後の「組織感情」 7つのレベルを比較
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―分析結果2―
コロナ前後の自分感情と組織感情のギャップを分析
※感情のギャップとは:
自分の感情と組織に感じている雰囲気やムード(組織感情)との差のこと。
ギャップが多いほど、感情交流が円滑ではないことを表す。
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―分析結果3―
快感情職場、不快感情職場別の自己効力感の変化を分析
快感情系職場:
不快感情系職場:
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―分析結果4―
コロナ前後の感情崩壊ライン(あってはならない感情)の変化を快感情系職場と不快感情系職場で比較分析
快感情系職場:
不快感情系職場:
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―本調査からの示唆―
■不快感情系職場に起こった変化■
- 不快感情の交流減少が、組織感情の全体的な改善を生んだ。
- コロナ禍でリモートワークが進み、物理的に距離感が生まれ、不快な感情の交流が減ったため組織感情が改善傾向を示したものと思われる。
- また、自分が感じる効力感についても、個々人を委縮させ自信を失わせるようなフィードバックが減少したことによって、全体的に高まったと想定できる。
■快感情系職場に起こった変化■
- 組織的な快感情は維持されているが、自分の引きこもり感情が増加傾向にあり、気持ちの距離感を感じ始めている。
- 快感情系職場ではそもそも関係の土台がしっかりしており、コロナ禍でも感情交流を維持してきたのではない かと推測される。しかし、自分の気持ちを隠そう、お互いに踏み込まないという引きこもり感情は増加傾向を示しており、気持ちの距離感を感じている人たちが徐々に増えていく可能性を示している。
■総評■
- 本分析結果から全体には快適な職場に向かいつつあるが、手応え感、効力感が高まる職場には向かっていないことが伺えた。
- コロナ禍で心理的かつ物理的に適度な距離感が生まれたことで、不快な感情交流が減り、快適な職場が増加傾向にあると言えるだろう。しかし、適度な距離感ゆえに、深い関わりが生まれにくく、互いに踏み込みづらくなっている。その結果、相互に学び合うことや変化を生む動き、新しいもの生み出す動きが取りづらくなっているのではないだろうか。また、良いフィードバックを返し合うという動きも減少し、効力感が高まりづらくなっている可能性がある。
- withコロナの時代、以前のように毎日同僚と顔を合わせる日々がもうやって来ない事を考えると、人事部やそれに準ずる組織が率先して「協力と支援の関係づくり」、「協創と創発の関係づくり」を行っていく必要があるのではないだろうか。
・『組織感情』簡易診断はコチラ
https://www.j-feel.jp/note/l3rajpzbc
・本調査の詳細
https://www.j-feel.jp/note/wtatcv_ts
・上記アンケートについて、各種コンサルティング・マネージャー・新人教育研修に関するお問い合わせはこちら
https://ma.j-feel.jp/inquiry.html
■株式会社ジェイフィール
https://www.j-feel.jp/
個人に感情があるように組織全体に波及した感情、気分を「組織感情」と定義し、「組織感情をマネジメント」する企業向け研修を約250社、延べ10,000人に実施。ベストセラー「不機嫌な職場」(講談社現代新書(1926))を始め、「ワクワクする職場をつくる」(実業之日本社)など、組織活性に関する書籍を多数出版。「仕事が面白い、職場が楽しい、会社が好きだ」と本気で思える人たちが増え、その人たちの知恵や想いが連鎖し、社会全体に波及していくことを目指して活動中。
「組織感情」はジェイフィールの登録商標です。
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