無花果もえぎフリースクール、無償化の範囲を拡張。中学3年生・小学6年生は午後の利用も無償に。
NPO法人無花果を含む、無花果グループ(所在地:岡山県岡山市 代表取締役:中藤寛人、以下「当社」)が運営する無花果もえぎフリースクールは中学3年生・小学6年生を対象とした無償化制度を開始します。
■ 背景
2023年10月04日に発表をされた文部科学省の最新の統計(*1)によると、生活リズムが乱れやすい状況であったこと、学校生活において様々な制限がある中でうまく交友関係が築けない状況であったこと等、コロナ禍による生活環境の変化を一つの要因とし、不登校の児童生徒の人数が過去最多となりました。小中学生の不登校数は前年度から22.1%増え、全国で299,048人です。
不登校児童生徒の増加に伴い、通信制高校を選択する生徒が増えています。しかし、公的支援は乏しく、経済的な理由で進学を断念する方もいます。
無花果もえぎフリースクールや無花果高等学園の運営をおこなう中では、満足いただいているお声を多数いただく一方で、費用の面でスクールの利用を断念する声も聞いてきました。
この状況を考慮しこれまで「午前プランの無償制度」を導入しておりましたが、この度より中学3年生・小学6年生を対象として「午後プランの無償制度」も開始いたします。
費用という不安要素のひとつを取り除くことで、今やりたいことや将来の自分の姿について、安心してじっくり考えていただくことを目的としています。また、無花果もえぎフリースクールで他の生徒やスタッフと関わることで、将来への選択肢の幅が広がることも期待できます。この度は無償化の範囲を広げる決断をしましたが、今後とも子どもたちに「“よい教育”をとどける」ことを続けてまいります。
なお、無花果もえぎフリースクールに通いながら、高卒資格が取れる無花果高等学園の入学予約をしていただくことも可能です。
(※1)令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
https://www.mext.go.jp/content/20231004-mxt_jidou01-100002753_1.pdf
■ フリースクール利用費無償化 詳細
【対象者】:中学3年生・小学6年生
【申込方法】:こちらの公式LINEからお問合せください。お問合せいただいた後、公式LINEからご返信をいたします。
【追記事項】
・この度無償となるのは、週1日午後プランの料金となります。
・週2回以上の利用をご希望の場合は、お問い合わせの際にお伝えください。
・現時点では岡山キャンパスのみ適応される制度となります。
また、9/14(土)18:00~無花果もえぎフリースクールオンライン説明会を開催いたします。この度の無償化制度について詳しく聞いてみたい方やフリースクールもえぎに興味を持ってくださっている方はぜひご参加ください。
■ 無花果グループ 代表メッセージ
無花果グループ 代表
中藤寛人
無花果ではこれまで午前中無償で活動を行っていましたが、その無償の範囲を広げる決断をしました。
小学6年生、中学3年生という学年は、それぞれの学校種での最後の1年となる学年です。
「その1年間が、目の前の子にとっての素敵な1年になると嬉しいな。」
この想いのもと、無償化制度を拡張します。
思い出は学校の中だけで生まれなくていいし、無花果に来たことをきっかけに学校で思い出をつくる道を選ぶのだってもちろん素敵。
この制度が、必要としている方々にとどくと嬉しいなと心から感じています。
■ 無花果グループについて
無花果グループでは、無花果株式会社とNPO法人無花果の二つの形態で、「教育の本質(”よい教育”)を体現し、温かくとどける。」ための活動を行なっています。
無花果もえぎ フリースクール
子どもたちに学校以外の居場所をつくるフリースクールです。小学校 1 年生から高校 3 年生を対象に、子どもたちが自分たちのペースで「やりたい」ことを見つけ、実現するための場所を提供しています。また、フリースクールで学びの機会を一部無償で提供しながら、受けた相談をもとに適切な機関に繋ぐソーシャルワークとしての相談業務も行っております。
電話番号:070-8446-7663
担当:水金 弘貴(みずかね こうき)
無花果高等学園
無花果高等学園は、週1日以上の通学とレポート学習により、高校卒業資格が取得できる通信制サポ ート校(学習等支援施設)です。2022年4月に岡山県岡山市にて岡山キャンパスが、2022年9月に岡山県津山市にて津山キャンパスがスタートしました。「一人でも、みんなでも」「好きでも、嫌いでも」「あっても、なくても」の3つのコンセプトを大切に、生徒の希望する今や未来の実現に向けてコースを提供しています。
■「無花果」に込めた想い
「無花果」は「花の無い果実」と書くように、外からは花が見えません。でも実は、その内部では花が咲き誇っています。当社は、この花の咲く様子が、大人には見えない場所に独自性や創造力を秘めている子どもたちと同じであると考え「無花果」と名付けました。
私たちは、目に見える結果や才能の有無で、人を判断してしまいがちです。けれど、表面に見えていないだけで、誰しもが大きな可能性を持っているのだと信じています。「無花果」は、地方における教育について考え続け、内面に咲き誇っている子どもたちの可能性を信じるプロジェクトです。
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