廃棄野菜・果物由来のアップサイクル原料を活用したバイオスターチプラスチック素材を開発

― MUIC Kansaiでの企業マッチングを契機に実現文具・生活雑貨からノベルティ・受託成形まで、幅広い用途への展開を目指す ―

mizuiro株式会社

不易糊工業株式会社(本社:大阪府八尾市竹渕東2丁目62番地、代表取締役 社長:鈴木勝也)とmizuiro株式会社(本社:東京都中央区新川2-13-11 内田ビル3F、代表取締役 社長:木村尚子)は、このたび両社の協業により、デンプンを主原料とするバイオスターチプラスチック素材を共同開発いたしました。

本共同開発は、オープンイノベーション拠点「MUIC Kansai」における企業マッチングを契機として実現したものです。

本素材は、文具・事務用品、生活雑貨・日用品、ノベルティ、BtoBの受託成形品など、幅広いプラスチック製品への採用を想定した汎用成形材料です。

バイオマス素材を50%以上配合し、従来のポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)を使用した製品と比較して、LCA(ライフサイクルアセスメント)に基づく試算で二酸化炭素排出量を約34%削減するデータが得られています。石油由来樹脂への依存を低減し、脱炭素社会の実現に貢献する新素材です。

さらに本素材には、これまで廃棄されてきた野菜・果物の残さを活用したアップサイクル原料を配合しています。未利用資源を新たな素材の一部として活用することで、廃棄物の有効活用と資源循環につなげ、環境負荷の低減を目指しています。

両社は本素材を単一製品向けの特殊材料ではなく、用途を横断して展開できる「素材プラットフォーム」と位置づけ、今後さまざまな製品への採用・用途開発を進めていきます。

 共同開発の背景 ― MUIC Kansaiでの企業マッチングから実現 

今回の共同開発は、MUIC Kansaiにおける企業マッチングをきっかけにスタートしました。

MUIC Kansaiは、万博レガシーの社会実装プラットフォームへの発展を目指した会員制のオープンイノベーション拠点です。「観光・インバウンド」「環境」「健康」「食」「エンタメ」などをテーマに、企業や人に新たな結びつきをもたらし、社会課題解決に向けた事業創出に取り組んでいます。

その取り組みの中で、廃棄野菜・果物などの未利用資源を新たな価値へ転換するアップサイクル製品・素材の開発に取り組むmizuiro株式会社と、長年にわたり接着剤や文具・材料の開発・製造技術を培ってきた不易糊工業株式会社がマッチングしました。

両社それぞれの技術や知見を掛け合わせることで、廃棄野菜・果物由来のアップサイクル原料と、デンプンを主原料とするバイオスターチプラスチックを組み合わせた、新たな環境配慮型素材の共同開発へと発展しました。

異なる分野の企業がオープンイノベーションを通じて出会い、それぞれの強みを持ち寄ることで、未利用資源の活用と石油由来樹脂への依存低減という二つの視点から、環境負荷の低減を目指しています。

 本素材の特長

 1.CO₂排出量を約34%削減 

PP・PE等を使用した従来製品と比べ、LCAに基づく試算で二酸化炭素排出量を約34%削減するデータが得られています。

 2.バイオマス素材を50%以上配合 

植物由来のバイオマス素材を50%以上配合することで、石油由来樹脂への依存を低減します。

 3.廃棄野菜・果物由来のアップサイクル原料を活用 

これまで廃棄されてきた野菜・果物の残さをアップサイクル原料として配合。未利用資源を素材の一部として活用することで、廃棄物の有効活用と資源循環につなげます。

 4.幅広い成形品に展開できる汎用性 

特定の用途に限定されない汎用成形材料として設計。射出成形・ブロー成形での成形実績があり、容器やキャップ類をはじめ、文具、生活雑貨、ノベルティなど、多様な製品形状への展開が可能です。

 想定用途 

本素材は、日常的に使用される身近な製品を中心に、さまざまな領域での採用を想定しています。

 文具・事務用品 

糊容器やキャップ、ケース類など、文具・事務用品への活用。

 生活雑貨・日用品 

容器、トイレタリー用品、収納用品など、生活のなかで日常的に使用される製品への活用。

 ノベルティ・企業オリジナル製品 

企業ノベルティやオリジナル製品など、環境配慮や資源循環を製品の付加価値として訴求したい企業への活用。

 BtoBにおける製品・用途開発 

企業が保有する未利用資源との組み合わせや、用途・形状に応じた製品開発など、企業との共創による新たな活用方法についても検討していきます。

 今後の展開 

不易糊工業株式会社とmizuiro株式会社は、本素材を文具・事務用品、生活雑貨・日用品、化粧品関連、ノベルティなど、幅広い分野に向けて提案してまいります。

また、本素材を活用した製品づくりに取り組む企業・パートナーを広く募集し、各社のニーズに応じた用途開発や成形方法の検討を進めていきます。

さらに、企業や地域で発生する野菜・果物などの未利用資源を活用した素材開発についても、企業との共創を通じて可能性を広げていきます。

MUIC Kansaiでの企業マッチングから生まれた今回の共同開発を一つのモデルケースとして、企業それぞれが持つ技術や未利用資源を掛け合わせ、新たな価値へと転換する取り組みを広げていきます。

両社は今後も、持続可能な素材開発を通じて、資源循環と脱炭素を両立する循環型社会の実現に取り組んでまいります。

 会社概要   

不易糊工業株式会社          

所在地:大阪府八尾市竹渕東2丁目62番地
代表取締役 社長:鈴木勝也

事業内容:接着剤・文具・材料の製造販売ほか

 

mizuiro株式会社    

所在地:東京都中央区新川2-13-11 内田ビル3F
代表取締役 社長:木村尚子
事業内容:廃棄される野菜や果物などの未利用資源を活用した、アップサイクル製品・素材の企画・開発・販売。

 MUIC Kansaiについて 

一般社団法人関西イノベーションセンター

・所在地:大阪府大阪市中央区伏見町三丁目6番3号

・代表者:堀 直樹(理事長)

・事業内容:MUFG及び三菱UFJ銀行が設立。万博レガシーを社会実装すべく、環境や健康などの分野で社会課題解決に繋がる新事業創出を目指す。大企業やスタートアップ、大学が参画し、資金支援から事業化まで伴走支援し、イノベーション創出及び関西経済の活性化を目指す。

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会社概要

mizuiro株式会社

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URL
https://mizuiroinc.com/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区新川 二丁目13番11号
電話番号
03-5537-7562
代表者名
木村尚子
上場
未上場
資本金
2600万円
設立
2014年09月