訪れた人の属性・行動・感情をAIが解析してデータに「次世代エントランス監視システム」実証実験フェーズ1が終了
神戸市と連携、Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBEと協働
旭光電機株式会社(本社:神⼾市、代表取締役社⻑:和⽥ 貴志)は、神⼾市中⼩企業DXお助け隊事業の⼀環として、神⼾商⼯貿易センタービル(神⼾市中央区)において、次世代エントランス監視システムの社会実験を12⽉8⽇より開始し、フェーズ1を1月末に完了しました。
本実験では、来館者の属性(性別・年齢・服装)や行動、表情認識に基づく感情傾向をデータとして取得・解析できるシステムを構築し、フェーズ1としてその機能検証を完了しました。今後は、実装レベルでの運用を見据え、さらなる精度向上に取り組みます。なお、本実験は Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBE と協働し、⽣成AIを活⽤した動画分析テクノロジーで開発したシステムを用いて実施しており、2026年3月末まで継続します。

従来の画像認識技術では困難だったことも可能に!次世代エントランス監視システムの特徴
本システムは、エントランスに設置したカメラで取得した映像を生成AIで解析し、人流や行動パターンを把握する次世代型の見守り・分析システムです。従来のセンサーベースの監視と比べ、より詳細で柔軟なデータ取得が可能となります。また、従来の画像認識技術では困難だった「状況理解(コンテクストの把握)」を生成AIによって実現し、単なる人数カウントにとどまらず、訪れた人の属性(年齢・性別)、滞留や通過傾向、入退館判定、関心動作などの情報を多角的に解析できます。
エントランスデータが生み出す新たな施設運営の可能性(将来イメージ)
【通常日は発生しない“イベント時だけの待機列”を検出】
発生時刻・滞留量・導線偏りをデータで可視化
<リソース改善>ピークの来館集中をデータで把握し、人員の時間的シフト配置や事前受付運用へつなげることで、行列そのものを削減。清掃/警備/受付スタッフ配置をデータで最適化。
【キャンペーンポスター前だけ立ち止まり時間が3倍】
滞留、通過、⽴ち⽌まり等の⾏動パターン分類
<マーケティングの効果検証>来訪者の行動パターンから企画・導線改善。どこで立ち止まる?何の前で人が集まる?プロモーション効果をリアル空間で検証可能。
【入口付近で“通常と異なる行動パターン”を検知】
滞留・徘徊・逆走などの違和感行動をAIが検知
<防犯・セキュリティの高度化>人の動きを“数える”だけでなく、立ち止まり・徘徊・逆走などの違和感行動をAIが検知。異常兆候を早期に把握し、事件・事故の未然防止につなげます。
センサー×AIでエントランスを最適化。神戸三宮で社会実験を実施中!

システムの特徴
本システムは、エントランスに設置したカメラで取得した動画データを、最新の⽣成AI技術で解析し、⼈流の把握や⾏動パターンの分析を⾏う。従来のセンサーベースの監視システムと⽐較して、より詳細で柔軟な分析が可能となる。
実証実験の⽬的
①⽣成AI動画分析技術の実⽤性検証施設管理効率化への貢献
②度測定セキュリティ強化効果の確認
③中⼩企業におけるAI活⽤モデルの確⽴
実施場所‧期間
場所:神戸商工貿易センタービル1階エントランス
期間:2025年12月8日~2026年3月31日
協力:株式会社神戸商工貿易センター
「リソースの改善」「マーケティング効果の向上」「防犯対策」…様々な場での活躍を期待!
【システムの技術的特徴】
⽣成AI動画分析の活⽤
Microsoft AI活⽤: Microsoft Foundry (Azure OpenAI・Azure Content Understanding)を採⽤
⽇次データ解析: 前⽇24時間分の動画データを⾃動解析
多⾓的分析: ⼈数カウント、⾏動パターン、滞在時間等を同時解析
プライバシー配慮: 個⼈特定不可能な形でのデータ処理
解析項目
1.⼊退館管理 :エントランス通過⼈数の⾃動カウント
2.⾏動分析 :滞留、通過、⽴ち⽌まり等の⾏動パターン分類
3.時間帯分析 :ピーク時間帯の特定と混雑状況把握
4.異常検知 :通常と異なる⾏動パターンの検出
技術革新性
従来の画像認識技術では困難だった「状況理解」を、⽣成AI技術により実現。単純な⼈数カウントに加えて、性別、⼊退館判定、感情状態、カメラへの関⼼度などの多⾓的な情報をAIで⾃動解析する⾼度な分析システムを構築した。
監視結果の解析 一例


あらゆる現場の映像を、即座に活用できる社会へ
①大規模施設エントランス向け

大量映像から“必要な瞬間”を即検索。セキュリティを高度化
エントランスの監視映像をAIが解析し、「赤い服の人物」「大きな荷物」などの特徴情報を自動タグ付けします。管理者は自然言語検索により、該当人物や出来事の映像を瞬時に特定できます。検索時間の大幅短縮により、迅速な事実確認と確実な証拠提示を可能にします。
②病院・介護施設向け

24時間見守りを高度化。事故対応と業務効率を両立
施設内の映像をAIが常時解析し、転倒や徘徊などのインシデントを自動検知・記録します。スタッフは「昨夜の転倒は?」といった自然な問いかけで、該当場面の映像を即時確認できます。プライバシーに配慮した匿名処理を施しながら、事故対応の迅速化とケア品質の向上を支援します。
③モノづくり工場向け

生産ラインを“検索できるデータ”へ。原因分析を加速
本システムは、生産ラインの映像をAIが解析し、「停止」「作業遅延」などの出来事を自動で記録・索引化します。管理者は「昨日のチョコ停の原因は?」といった問いに対し、該当時間の映像を即座に検索・確認することが可能です。これにより、生産プロセスの可視化、ボトルネックの特定、再発防止策の迅速な立案を実現します。
今後の展開・期待効果
短期的効果
施設管理効率化:⼈流データに基づく最適な運営計画策定
セキュリティ向上:AI分析による異常⾏動の早期検知
コスト削減:⼈的監視業務の⾃動化‧効率化
中期的展開
他施設への展開:ショッピングセンター、オフィスビル等への応⽤
サービス事業化:AIエントランス監視システムの製品化
技術⾼度化:より精密な⾏動予測‧異常検知機能の開発
地域経済への貢献
雇用創出:AI・DX人材の育成、採用拡大
技術集積:神戸市内AI関連企業の技術向上
モデルケース:他の中小企業のDX推進事例として活用
実施体制
【各機関の役割】
・旭光電機株式会社
プロジェクト主管‧システム開発‧実証実験実施
・ Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBE
AI技術提供‧技術指導‧システム検証⽀援
・神戸市(経済観光局工業課)
行政連携
・株式会社神戸商工貿易センター
実証実験場所提供
【プロジェクト体制】
・プロジェクト責任者:永井克典(旭光電機株式会社)
・技術監修: Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBE
プライバシー・セキュリティ対策
プライバシー保護
個⼈特定不可:顔や個⼈識別情報の記録‧保存は⼀切⾏わない
データ匿名化:分析データは統計情報のみを抽出
適正管理:データの暗号化、アクセス制限等を厳格実施
法令遵守
個⼈情報保護法:同法に基づく適切なデータ取り扱い
利⽤⽬的明⽰:実証実験の⽬的‧範囲を明確化し掲⽰
同意取得:施設利⽤者への周知‧同意確保
神⼾市中⼩企業DXお助け隊について
制度概要
神⼾市中⼩企業DXお助け隊は、市内中⼩企業のDX推進を⽀援する伴⾛型⽀援事業です。専⾨アドバイザーが課題整理から導⼊⽀援までを⼀貫してサポートします。
地元中⼩企業によるラボ活⽤事例
今回の旭光電機の取り組みは、同事業の⼀環として実施されており、Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBE とのスプリント開発の伴走支援により実現した。同ラボの運営法人となる一般社団法人AI Co-Innovation Labs KOBE活用推進協議会の賛助会員として、Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBEを利⽤し、今回の事例のように最先端AI技術を活⽤したDXプロジェクトを実現した。地元中⼩企業がグローバル企業の技術リソースを直接利⽤できる貴重な機会として、同ラボの積極的な活⽤が期待される。
旭光電機株式会社 代表取締役:和田貴志

当社は、自動ドアをはじめ高い信頼性が求められる領域で培ったセンシング技術を強みに、いま“守りのDX(現場の効率化)”と“攻めのDX(新たな価値創出)”を両輪で推進しています。
今回の次世代エントランス監視システムでは、生成AIにより従来難しかった状況理解を実現し、施設運用・防犯・マーケティングの改善に資するデータを提供します。フェーズ1で得た知見をもとに精度をさらに高め、現場で安心して使える仕組みとして展開していきます。
参考URL
・神⼾市中⼩企業DXお助け隊事業概要
https://kobe-dxotasuketai.jp/about/
・Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBE について
https://aiotlabs.microsoft.com/ja/
・一般社団法人AI Co-Innovation Labs KOBE活用推進協議会
https://www.ailabskobe-pc.or.jp/
※ Microsoft、Azureは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。商標の文言を追加させていただきました。
会社概要

会社名 :旭光電機株式会社
代表者 :代表取締役 和田貴志
所在地 :兵庫県神戸市兵庫区荒田町1丁目2番4号
設立 :1952年11月
事業内容 :各種センサー / コントローラー及び各種制御装置の開発・設計・製造
TEL :078-515-8601 (代表)
FAX :078-515-8602
HP :hhttps://www.kyokko.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
