音声AIアシスタント「スタンドLM」 訪問看護向け機能を強化。日々の会話からSOAPを自動作成し記録時間を大幅削減。月次報告書や看護サマリーの出力にも対応。
訪問ごとに会話をAIが解析し、看護記録を自動生成。医療現場で必須のSOAP形式に完全対応。医師・関係者向け報告書もワンタップで出力可能に。

株式会社ENBASE(本社:東京都中央区、代表取締役:無尽 洋平)は、展開する音声AIアシスタント「スタンドLM」において、訪問看護業務向けの新機能を大幅に強化したことをお知らせいたします。
AIが看護師と患者の会話を解析し、SOAP形式で日々の看護記録を自動作成することで、記録作業時間を大幅に削減。さらに、訪問看護報告書や看護サマリーの出力にも対応しました。
■背景:記録負担の軽減が喫緊の課題に
ENBASEはこれまで、複数の訪問看護事業所に継続的に足を運び、現場の看護師・管理者の方々と対話を重ねてきました。
その中で、訪問看護の現場では一人の看護師が複数の利用者を担当し、限られた時間の中で訪問記録・報告書・計画書を作成する必要があること、そしてこれらの作業が多くの残業を生む要因になっていることが浮き彫りとなりました。
特に、SOAP形式(※)による記録が求められるため、訪問の合間や終了後に手入力で作業を行うケースが多く、記録作業が残業の主因となっています。
また、定期的に作成する「訪問看護報告書」や患者の入退院時に作成する「看護サマリー」など、記録・報告業務が看護師の大きな負担となっていました。
※SOAP形式:Subject(主観的情報)/Object(客観的情報)/Assessment(評価)/Plan(計画)の4項目で構成される、医療・看護の標準的記録方式。
■新機能の概要
スタンドLMでは、スマートフォンで取得した音声をAIが自動で解析し、レポート化します。
今回の機能強化により、以下の業務をAIにより自動化できるようになりました。
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看護記録の自動生成(SOAP形式)
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定期的な訪問看護報告書の作成支援(β版)
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入退院時の看護サマリーの自動出力(β版)

単なる効率化にとどまらず、「訪問看護計画書」や「これまでの看護記録」をAIが自動で参照することで、人間では見落とす部分も拾い上げるなど、高精度も担保しています。記録/報告業務の大部分をAIが支援することで、看護師はよりケアそのものに集中でき、人手不足の中でも看護師・利用者双方の満足度を担保したサービス提供が可能となります。
■今後の展望
ENBASEでは複数の訪問看護事業所と密に連携し、現場に寄り添って常時稼働するAIとして、スタンドLMの機能拡張を続けています。
連携先の皆様からは、「看護師の接遇評価・教育支援」「インシデント(カスハラ・トラブル)のリアルタイム共有」など、さまざまなご意見・ご要望をいただいております。
業務の効率化や平準化にとどまらず、利用者満足度や人材定着にも寄与する「ケアサービスに欠かせないアシスタントAI」へと、スタンドLMを磨き上げてまいります。
■「スタンドLM」について

スタンドLMは、ケア現場の会話をAIが聞き取り、レポートを自動生成。利用者情報や計画書等の背景情報も加味して、ケア内容の提案や報告書の自動作成までを支援します。スマートフォンアプリから簡単に録音・解析でき、ハラスメント/トラブル検知にも対応します。
▼詳しくは以下のサービスサイトもご覧ください。
■株式会社ENBASE 会社概要
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代表取締役 無尽 洋平
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設立 2022年7月
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所在地 東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル
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弊社は、「コミュニケーションとテクノロジーで希望を持てる社会をつくる」をパーパスに掲げるスタートアップです。
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