AI面接サービス「PreferredAI Talent Scouter」、候補者分析を深化させる「レポート生成機能」「6つの評価指標」の提供開始
AI面接がデータドリブンな戦略的人事を支援
株式会社Preferred Networks(本社:東京都千代田区、代表取締役 最高経営責任者:西川徹、以下、PFN)は、当社が開発・提供する、生成AIを活用した面接サービスPreferredAI™ Talent Scouter(プリファードエーアイ・タレントスカウター)において、採用の精度を向上させる新機能として、レポート生成機能、および新たに6つの評価指標の提供を開始しました。

■ 新機能追加の背景
採用プロセスにAIを活用するニーズは近年で高まっており、AI面接に期待する効果として、省力化と同時に評価の客観性を高め、採用の精度を向上していくことが求められています。
しかし、従来のAIを用いた選考サービスでは、評価結果のスコア表示は可能であるものの、その根拠が不明確であったり、各求職者の回答内容と評価の関連性が詳細に把握しにくいという声が聞かれ、妥当性の検証が難しいという課題がありました。
また、AIを用いた評価の多くはスキル評価の要素が多く、人物面の評価については行われていないか、行われていてもその実現方法が適切でなく、妥当な評価が難しいという声も多く聞かれました。
その課題に対応するために、この度、評価の根拠を提示する「レポート生成機能」と、人物面をより多角的に評価する「6つの評価指標」の提供を開始しました。
■ 新機能の特長
レポート生成機能
面接全体の評価結果をまとめた総評レポートを生成。これにより各求職者の面接結果の概要を迅速に確認することができます。
また、各面接シナリオにおける評価指標ごとの評価理由をAIがまとめて提示します。
例)「貢献意欲」指標項目では、貢献意欲がある発話として加点対象になった発言と減点対象になった発言を理由とともに提示。


人物特性や協調能力を評価するための6つの指標項目
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貢献意欲
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何かに取り組む際、回答内容が他者へ貢献をしようという姿勢が確認されるか(他者の課題を解く内容であるか等)
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EQ(心の知能指数)
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相手の反応を見て、回答内容や説明方法を変更したり、意見を調整することができているか
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挑戦度
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現状の実力から見た目標の難易度とそれに対する取り組み内容、どの程度成果を創出してきたか
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主体性
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何かに取り組む際、発案や取り組みの決定が自分発信であるか
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好奇心
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自身が興味関心を持った未知の事柄について、自ら情報を収集するなどの行動を起こしているか
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活動規模
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活動を進める際、どの程度の人数や距離が離れている組織の人と協力して活動を推進できるか
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■ 今後の展開
今後は、職種ごとに必要とされる指標(営業職における顧客から課題を引き出す能力、技術職における専門知識など)の拡張を進めていきます。
また、面接に用いるシナリオや評価指標の自動生成・調整を行うAIエージェント機能の開発を現在進めており、順次提供予定です。
加えて、AI面接以降の面接担当者に向けた申し送り事項をレポートとして提供する機能の開発など、選考フロー全体の最適化を推進していきます。
PreferredAI Talent Scouterについて
PreferredAI Talent Scouterは、AIアバターとの面接を通じて求職者の適性評価を支援するサービスです。従来の選考方法では評価が難しかった求職者の潜在能力、コミュニケーション能力、問題解決能力、ビジネス理解力などを多角的に評価することが可能です。これにより選考プロセスの効率化、優秀な人材の確保、面接官の負担軽減、求職者体験の向上などを支援します。
PreferredAIについて
PreferredAIは、生成AI技術を駆使し、多様なビジネス課題の解決を支援するプロダクト・サービス群です。AIによる採用候補者の適性評価をはじめ、テキストデータ分析、業務自動化など、想定ユースケースごとに最適化されたソリューションを提供。企業のデジタル革新を加速し、新たな価値創出に貢献します。
Preferred Networks(PFN)は、現実世界を計算可能にするというミッションを掲げています。PFNは、生成AI基盤モデルからスーパーコンピュータ、チップ(半導体)まで、AI技術のバリューチェーンを垂直統合することで、ソフトウェアとハードウェアを高度に融合したソリューション・製品を開発し、様々な産業領域で事業化しています。現在、電力効率の高いAIプロセッサーMN-Core™シリーズ、AI向けクラウドサービスPFCP™、国産大規模言語モデルPLaMo™などを開発・提供しています。2014年創業。
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