日本精化、核酸および医薬品製造プロセスで台湾企業とビジネス連携
日本精化株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役執行役員社長：矢野 浩史）リピッド事業本部は、台湾国内有数の遺伝子シーケンシング企業である基龍米克斯生物科技股份有限公司（Genomics BioSci & Tech Co., Ltd.）、および当社のグループ会社である日隆精化國際股份有限公司（ZILLION FINE CHEMICALS INTERNATIONAL CO., LTD.）と協力し、台湾における核酸および医薬品製造プロセスに関するビジネス連携の覚書（MOU）を締結しました。
提携先企業概要：
基龍米克斯生物科技股份有限公司（Genomics BioSci & Tech Co., Ltd.）は、2001年に台湾で設立された、ゲノム研究と精密医療ソリューションのリーディングカンパニーです。創業者の周徳陽博士は、ノーベル賞受賞者フレデリック・サンガー博士の門下生であり、同社は国際イネゲノム解読プロジェクトに参加し、台湾のゲノム分野における国際的な地位確立に貢献しました。現在、Genomicsは次世代シーケンス、バイオインフォマティクス、プロテオミクス、核酸・ペプチド合成など幅広いサービスを提供。臨床遺伝検査、出生前診断、がんリスク管理、さらに遺伝子・細胞治療のCDMOソリューションにも対応しています。学術機関や産業界との強力な連携を通じ、個別化医療の推進と創薬開発の加速に取り組んでいます。
公式サイト：www.genomics.com.tw
提携に至った背景
台湾における核酸医薬市場の規模はまだ小さく、脂質ナノ粒子（LNP）とオリゴヌクレオチド製造の市場規模は今後拡大していくと考えられています。
Genomicsは、オリゴヌクレオチドおよび核酸製造に関するプラットフォームの所有が強味であり、当社の医薬品用LNPの製造技術、日隆精化國際の台湾における市場ネットワークを組み合わせ、研究・分析・製造のワンストップソリューションを共同で構築することで、満たされていない医療ニーズに対応し、革新的医薬品の開発を加速し、より多くの患者に利益をもたらすことを目標としています。
提携の今後の展開
今後、3社は核酸および医薬品製造プロセスにおける国際協力を推進し、台湾と日本の研究開発力と産業力を結集して、世界市場への参入を目指します。
今後のスケジュールとしては、Genomics社主催セミナーでの講演や展示会などのイベントへの共同参加等を予定しております。
日本精化株式会社
本社所在地：大阪府大阪市中央区備後町2丁目4番9号 日本精化ビル10F
代表者名：矢野 浩史
上場：東証プライム
資本金：59億3322万円
設立：1918年02月
事業内容：
・精密化学品の製造販売
・香粧品の製造販売
・工業用化学品の製造販売
・不動産の賃貸
URL：https://www.nipponseika.co.jp/
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