企業版SDGs調査、1位はトヨタ。アサヒ、旭化成などTOP100を発表!

SDGs認知・理解遅れるも企業評価に差。環境やスポーツ、公平取引など影響大

2020年3月25日
株式会社ブランド総合研究所

株式会社ブランド総合研究所は、このたび消費者やビジネスマン、投資家など計1万500人の回答を集めて、国内の有力企業210社のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査」を実施しました。
その結果、消費者からSDGsへの取り組みが最も高く評価された企業はトヨタ自動車となりました。同社の社会貢献(CSR)活動や科学技術、世界平和、法令順守などのESG活動が評価されたことが要因で、同社は投資意欲でも1位となりました。SDGs取組評価の2位以下にはアサヒビール、旭化成、サントリー、パナソニックが続きました。
各社の具体的なESG活動がSDGs取組の評価につながっている一方で、各社の取り組みを「知らない、わからない」と答える人が多く(SDGs自体の認知度も低い)、SDGsに関する情報をいかにステークホルダーに伝えていくかが今後の大きな課題であることが浮き彫りになりました。

<調査結果の概要>


◆1位はトヨタ。ESG評価も1位


トヨタ自動車は1割を超える10.3%から同社がSDGsに「本格的に取り組んでいる」と評価されたほか、16.7%が「少し取り組んでいる」と評価されている。社会貢献(CSR)活動のほか、科学技術、世界平和、法令順守の4つのESG活動の項目でも1位となり、ESG活動20項目の総合評価でも1位となった。

2位はアサヒビールで、20項目のESG活動のうち1位となったものはなかったが、公平な取引、働き方改革など多くの項目で高い評価を得ている。3位の旭化成はホームページなどでSDGsへの重要性を積極的に発信しているなどにより、特にSDGs認知者からの高い評価につながっているようだ。4位のサントリーは環境活動、社会貢献、文化・芸術活動の情報発信がいずれも1位。また、環境への取り組みの評価も1位となっており、SDGsを認知していない人も含めて幅広い層から高い評価を得ている。5位のパナソニックは「生活を豊かにしている」や「高齢者や障がい者にやさしい」などの評価が高いのが特徴で、こうしたSDGsへの高い評価が就職意欲(1位)、投資意欲(2位)などにつながっているようだ。
(21位以下は下に表を掲載)

 

◆SDGsの認知は進まず。210社平均では14%が評価


回答者のSDGsへの認知状況を聞いたところ、「SDGsの趣旨および詳細な内容について知っている」と答えた人は5.4%。「主な内容は知っている」は11.2%、「趣旨は知っている」は7.2%で、合計では23.9%が認知しているという結果だった。SDGsという「名称だけは知っている」15.1%を加えるとおよそ4割で、残りの6割以上は「知らなかった」と答えている。このことから、SDGsの認知および理解は、まだ十分には浸透していないようだ。
次に各社のSDGsへの取組について評価してもらったところ、「本格的に取り組んでいる」と答えた人は210社の平均で4.4%、「少し取り組んでいる」は10.1%で、各社の取り組みを評価しているのは計14.5%という結果になり、まだまだ理解・普及にはつながっていない状況が明らかになった。

◆企業のESG活動でSDGsに影響が大きいのは環境活動。スポーツや公平取引も影響大


SDGs取組評価の高い企業は、総じてESG活動評価も高い傾向にある。各社のESG活動(20項目)がSDGs評価にどのように影響しているのかを重回帰分析を使って解析してみた結果を右の表にまとめた。
最も影響が大きいのは「環境に配慮している」との評価で、他の項目より影響度が飛びぬけて大きく、SDGsの取組評価に環境への活動が大きく影響していることがわかる。
次いで「生活を豊かにしている」や「スポーツや文化活動に熱心」、「公平な取引を行っている」の順で影響があることがわかったが、一方で「世界平和に貢献している」、「国際化が進んでいる」、「宇宙開発を推進している」などの項目は影響がみられなかった。


◆SDGs取組は投資意欲や好感度を高める効果


有力企業210社の中で、SDGsへの取組評価が高い100社(TOP100)とそうではない110社を比較したところ、各社の好感度はTOP100平均では24.2点だったのに対し、それ以外では9.8点と2倍以上もの差があった。特にTOP100の平均では「とても好感が持てる」と答えた人が13.5%だったのに対し、それ以外では5.5%と大きな差になっている。
また、投資意欲でもTOP100平均では19.8点に対し、それ以外では13.5点。特に「いま投資している」と答えた人の割合はTOP100では1.8%に対し、それ以外では1.6%とあまり差がなかったが、「投資を検討している」についてはTOP100では14.5%に対し、それ以外では9.5%だった。

◆SDGsへの取り組みの評価が高いTOP100社

 


 
 
詳しくは「SDGs調査」特設サイト ( https://news.tiiki.jp/sdgs をご覧ください

<調査概要>

企業版SDGs調査2020は、調査では、国内の主力企業のSDGsへの取り組みや、ESG活動に対し、一般消費者やビジネスマン、投資家、SDGsに興味を持っている層などのステークホルダーによる評価を行い、それを数値化する調査として、2020年3月にインターネットで調査を実施した。
調査対象は業界ごとに売上規模の大きい企業およびSDGsへの取り組みが盛んな企業210社。調査対象者は調査モニターの中から年代、性別が均等になるように回収した。

調査方法 :インターネット調査
調査対象:業界ごとに売上規模の大きい企業およびSDGsへの取り組みが盛んな企業を中心にブランド総合研究所が独自に210社を選定
回答者:登録調査モニター(20歳以上)から、年代、性別を均等に回収
回収数:10,500人(各企業は500人)
有効回答数:9,561人(不完全回答および信頼性の乏しい回答を除いた)
調査時期 :2020年3月5日~11日
調査項目:
・企業評価指標:認知度、好感度、利用経験、投資意欲、就職意欲
・企業情報の接触:商品、株式、環境、スポーツ等(12項目)
・情報入手経路:TV、新聞、Web、環境・IR報告書等(13項目)
・SDGs評価指標:各社のSDGsへの取り組みの評価(5段階)
・ESG活動評価:環境、地域、CSR、雇用、女性、法順守等(20項目)
・ESG関連行動:投資経験、SDGs認知
・回答者属性:居住地、年代、性別、婚姻、子供の有無、職業、世帯年収、住居
・自由意見:各社の企業活動に関する自由意見

<調査報告書>
・「企業版SDGs調査2020」
総合報告書+個別レポート(対象企業+競合2社):350,000円(税別)
・上記の他に「地域版SDGs調査2019」、「市版SDGs調査2020」の報告書もあります
詳しくは以下のページをご覧ください
・結果速報 : https://news.tiiki.jp/articles/4474
・調査方法等: https://news.tiiki.jp/articles/4456

<ブランド総合研究所の会社概要>
「都道府県・魅力度ランキング」などとして全国で注目されている「地域ブランド調査」を毎年実施している、調査とコンサルティングの専門企業です。環境活動やSDGsに関連した調査や戦略立案なども実施しています。また、英国ギネスワールドレコーズの公式パートナーとしてギネス世界記録への挑戦サポートも行っています。
なお、代表取締役社長の田中章雄は元日経BP社コンサルティング調査部長として「ブランド・ジャパン」や「環境ブランド調査」、「Webブランド調査」など様々な大規模調査を企画・構築したのちにブランド総合研究所を立ち上げて、地域ブランドのほか商品ブランド、企業ブランドの戦略立案、コンサルティングなどを行っています。

本社: 東京都港区虎ノ門1-8-5(〒105-0001)
代表者:代表取締役 田中章雄
資本金:2500万円
設立: 2005年11月

<問合せ先(メディアおよび読者とも)>
株式会社ブランド総合研究所 (担当.森)
Tel. 03-3539-3011(代) Fax.03-3539-3013
E-mail: sdgs[AT]tiiki.jp

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