シニアならではのコンビニ利用実態とは? ~「ちょうどよいサイズ感」と「品質」がシニアの心をつかむ~

生活者総合ライフスタイル調査システム『CORE』より


株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント(所在地:東京都新宿区、代表取締役:五十嵐 幹)は、2014年10月に18~79歳の首都圏の一般生活者を対象に「生活者総合ライフスタイル調査システム『CORE』」を実施いたしました。
『CORE』は1982年から32年間にわたり毎年実施している自主調査であり、生活意識態度を多岐にわたり継続して聴取しています。
今回はその中から「コンビニエンスストアの利用」に関するデータをご紹介いたします。
“「若い人が使うお店」から「世代を超えて利用できるお店」へとシフト”
■ シニア男性の2人に1人、シニア女性の4人に1人がコンビニを週1回以上利用。
  • 全世代を通じて、コンビニエンスストア(以下、コンビニ)の利用頻度は男性が高い傾向。
  • シニア世代(65~79才)のコンビニ利用頻度は、男女ともに他の年代と比べると低いものの、
    シニア男性で週1回以上コンビニを利用する人の割合は約半数を占める。また、シニア女性での割合は全体の3割弱となっている。

<普段のコンビニエンスストアの利用頻度(年代別)><普段のコンビニエンスストアの利用頻度(年代別)>

“シニア世代におけるコンビニの使い方のキーワードは… 「急」と「少量」”
■若い世代は「近くにある」「すぐに飲食するものを買う」がコンビニ利用の大きな理由。
 シニア世代は「急いでいるとき」「少量の買い物をするとき」にも利用しているのが特徴的。

  • コンビニの利用理由・利用シーンでは、各世代ともに「近くにある」「すぐに飲食できる物の購入」が上位に挙げられる。
  • シニア世代では男女ともに「足りない物を急場しのぎで買う時」「急いで買い物を済ませたい時」「ほんの数品/少量を買う時」が他の世代と比べて高く、シニア女性は特にその傾向が顕著となっている。

<コンビニエンスストア利用理由・利用シーン><コンビニエンスストア利用理由・利用シーン>


“シニアに広がる ちょうどよさと信頼感”
■シニア世代にとって、コンビニは「適量で価格が手頃」「分かりやすい売り場」「品質管理/商品鮮度が良い」イメージ。

  • コンビニの印象・イメージでは、各世代ともに「必要量だけ購入できる」が上位に挙げられているが、シニア世代では特に割合が高く、男女ともに他の世代と比べて10ポイント以上も高い。
  • その他、シニア世代は他の世代ではあまり割合の高くない「品質管理がしっかりしている」「商品鮮度が良い/新しい」「商品の価格帯が手頃」などの項目で高く、コンビニに対して信頼できる印象・イメージを持っている様子がうかがえる。

<コンビニエンスストアの印象・イメージ><コンビニエンスストアの印象・イメージ>


R&D発 生活者インサイト
◇ 都市部で「高齢化」「単身化」への対応で“あったらいいね”から“無くては困る”存在に
今では、惣菜や生鮮食品、PB商品の充実や宅配サービスなど各種サービスの取扱所としてシニアにとってもコンビニは便利な存在となっているようです。今後都市部で進む単身高齢者の増加に伴いシニアにとってコンビニも無くてはならない“社会インフラ”としての重要な役割を担っていくでしょう。

◇ コンビニがコミュニケーションスポットに
弊社で実施しているアクティブシニアコミュニティ“iDOBATA KAIGI”では、“トイレも貸してもらえる”、“イートインスペースでスタンドコーヒーを飲みながらおしゃべり”といった声が多く聞かれます。コンビニで待ち合わせをして出掛ける、帰宅前にちょっとコンビニでおしゃべりといった活用をしているようです。都市部のシニアにとってコンビニがコミュニケーションのスポットになっていることがうかがえます。

◇ 若い人の「ヒト声」がシニアの財布の紐をゆるめる
シニアにとってコンビニはちょっと足りないモノを買いに行くから、新しい発見の場にもなっています。“若い店員さんに「おいしいですよ」と勧められてつい(買ってしまう)”、“最近人気のスイーツはどれ?”といったように店員さんとのコミュニケーションがシニアの購買意欲をくすぐっているようです。スーパーよりコンビニの方が買い物をしていて気分がいいといった声も聞かれます。価格訴求だけない一声のコミュニケーションがコンビニの成功のポイントかもしれません。


■生活者総合ライフスタイル調査システム『CORE』■
●調査エリア    首都圏40km圏
●調査手法    訪問留置調査(一部郵送調査併用)
●調査対象    18~79歳男女個人
●サンプル設計    3000サンプル(回収ベース)
●調査時期    毎年1回 10月 実施
※『CORE』は、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントの登録商標です。

■シニア・リアルコミュニティ 『iDOBATA KAIGI』■
 ~ グループ・インタビューでは見えない世界 ~
●調査手法    コミュニティ・ソリューション・アプローチ
●調査対象    首都圏在住の65~75歳男女 ※詳細条件についてはお問合せください
●サンプル設計    各回は5名(男女別々に開催)
●調査時期    毎月1回~2回のペースで実施
※『iDOBATA KAIGI』は、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントの登録商標です。

■会社概要■
会社名: 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
所在地: 〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2
代表者: 代表取締役社長 五十嵐 幹
資本金: 30,000千円
設立 : 1968年1月17日
URL: http://www.rad.co.jp
事業内容:マーケティング・リサーチの企画設計、実施及びコンサルテーション
経営・マーケティング活動の評価及びコンサルテーション

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本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
<例>「(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントが実施した調査によると・・・」

■本資料に関するお問い合わせ先■
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント セールスプランニング部(大竹)
TEL:03-6859-2281    e-mail:radnews@rad.co.jp

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会社概要

URL
http://www.rad.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
電話番号
03-6859-2280
代表者名
松田 武久
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1968年01月