株式会社Gaudiyに制度設計の第一人者、坂井豊貴・慶大教授が経済設計顧問として就任。またスピリッツ連載で大人気漫画「アオアシ」取材・原案協力などの上野直彦氏がストーリーディレクターに就任した。
https://hp.gaudiy.com/
【会社概要】
株式会社Gaudiyは、ブロックチェーン技術が描く未来を信じ、「イノベーションの民主化」を理念に掲げる、ブロックチェーン企業である。(2018年5月設立)
Gaudiy inc.はブロックチェーン技術を活用した、自律分散型コミュニティプラットフォーム「Gaudiy」の開発や、他社間とのブロックチェーン技術の共同研究事業も手がけ、博報堂や毎日新聞、LIXILなどといった企業群との共同研究を実施中。
国内と海外を含めた多数の大手企業とブロックチェーンの共同研究を行い、既存アセットを活用した事業創出とトークンによる経済圏を拡大を強力に推進している。
【今発表の背景】
Gaudiyではプロダクトに共感する人々やユーザーが、共に価値を創造するための、自律分散的なトークンコミュニティプラットフォーム(DAO)の実現を目指している。
近年、ブロックチェーンを利用したDappsにおいてユーザーと事業者との間でこれまでに無い新しい関係性が生まれつつある。これまでは、あるユーザーがアプリケーションを利用すること自体によって発生する価値を事業者が独占していた。Dappsではその価値を積極的にユーザーに還元する仕組みが備わっている。こうしたユーザーが単に運営が提供するサービスを享受する消費者ではなく、同じエコシステムに関与するステークホルダーとして関与する土壌が生まれたことにより、自律的に新しい付加価値を提供してプロジェクトを「共創」する新しいムーブメントが世界中で巻き起こりつつある。
◆Dappsにおけるコミュニティの役割
Dappsにおいてコミュニティとは単にユーザー同士での交流する場を超えて、新しい価値を付加していく共創の場として機能している。しかし、プロジェクトの価値創造における重要な役割を果たすコミュニティでの活動に対して、その価値を適切に評価して還元する仕組みは整っていない。
◆ブロックチェーンアプリケーションGaudiy/DAOにおける経済設計の重要性
Gaudiyでは、ユーザーによる貢献活動に対して自律的に価値を還元する自律的コミュニティプラットフォームを作り上げ、最終的にはそのコミュニティを中央集権的な運営から脱却し、プロダクトのDAO(自律分散型組織)として成立させることを目標としている。
しかし、こうした自律分散的にコミュニティでの活動を評価して価値を還元する仕組みを作るにあたっていくつかの課題があるという。
- どうやって自律分散的に「良い行い」を測定する仕組みを構築するか
- どのようにコミュニティによって生まれた価値を保存するか
- 何を利用してコミュニティのメンバーに対して価値を適切に分配するか
こうした課題を解決するために、ユーザーの活動やトークンの価値をどのように測定してプライシングしていくかといった経済的な制度設計が必要となる。そして、理想的な状態を実現しうる設計を考案し、現実での実証を通じて実装を進めることが肝要である。
経済設計顧問として就任する坂井教授は、こうしたプロセス全般の設計と監修を担当する。坂井教授は制度設計(メカニズムデザイン)で国際的な業績をあげており、企業と連携した学知の実用にも通じている。今回はGaudiyの画期性に共感頂き、新しい経済設計と実装を共同で行うことになった。
◆DAOとマスアダプションに向けたストーリーテリング
また「自律分散的に運営されるプロジェクトのユーザーコミュニティ」という、これまでに全く類を見ない仕組みを普及させていくには、多くの障壁がある。
Gaudiyが実現するプロジェクトのDAOでは、ウォレットでのトークンの管理といったWEB 3.0におけるスタンダードから、「自律分散」という新しい思想に基づいて運用される組織のあり方まで、これまでに馴染みの無い概念が数多く登場する。
このような、これまでの常識とはかけ離れた仕組みについて理解と共感を得ることができて、初めてGaudiyの掲げる「イノベーションの民主化」を達成することができると言える。
そのためには、プロジェクトのDAOが持つ潜在的な可能性について、より多くの人が具体的にその仕組みの帰結や実際に享受できるメリットについて想像し実感してもらう上で物語(ストーリー)という形式で伝えることが効果的である。
そこで、新時代のプロジェクトの自律分散的なコミュニティについての認知と共感を集めるためのPRをストーリーを通じて推し進めていくために、累計300万部(紙と電子)を超える人気漫画『アオアシ』取材・原案協力をはじめ、ゲーム制作や映画脚本などクリエイターとして活躍している上野 直彦氏が株式会社Gaudiyのストーリーディレクターとして就任し、自律分散的なコミュニティについての周知を図る。
経済設計顧問 坂井 豊貴氏
【プロフィール】
慶應義塾大学経済学部教授。米国ロチェスター大学Ph.D.(Economics)。著書に『多数決を疑う』(岩波新書、高校教科書に掲載)、『マーケットデザイン』(ちくま新書)、『暗号通貨vs.国家』(SB新書)ほか。ゲーム理論を用いた制度設計(メカニズムデザイン)を専攻、株式会社デューデリ&ディールでは不動産オークションの設計実務に携わる。国際業績一覧はHP(https://toyotakasakai.jimdofree.com/)。
【コメント】
制度は社会のありように大きく影響します。たとえば韓国と北朝鮮は同じような民族と地理的条件をもちながら、様子は随分異なっているというように。Gaudiyは電子空間上に新たな社会を構築しようとしています。その社会が住みよいものとなるよう、制度設計の学知を投入したいと思っています。意思決定や価格設定の方式など考えねばならないことは多々ありますが、Gaudiyへの参加については何も難しいことは考えていません。ただシンプルに、石川裕也のきらめく才能とともに歩みたいと思っています。
ストーリーディレクター 上野 直彦氏
【プロフィール】
漫画原作者/スポーツライター
『アオアシ』(小学館)取材・原案協力。アオアシとはスピリッツ連載中の大人気漫画(累計300万部)マンガ大賞2017にノミネートされた。スポーツ漫画『川澄奈穂美物語』『嘉納治五郎』(小学館)など原作。『スポーツビジネスの未来2018-2027』(日経BP)監修・執筆など。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科・修士課程修了。同大スポーツビジネス研究所・招聘研究員
【コメント】
Gaudiyの世界観や“イノベーションの民主化”という思想に共感してします。
以前より漫画やアニメをはじめとする日本のコンテンツとブロックチェーンの親和性の高さを感じており、また今後のファンやコミュニティの形成にGaudiyは欠かせない存在となっていくと思います。コンテンツ業界とGaudiyとのコラボレーションを促進させるため、現在既に様々なプロジェクトを進めております。
年々グローバルでは経営やPMにおける「ストーリー」の重要性が高まっていますが、GaudiyやBlockchainの世界観は一般コンシュマーにはなかなか伝わりづらいので、「ストーリー」を起点に多くの人に魅力を届けるようなお手伝いが出来ればと考えています。
【株式会社Gaudiy 会社概要】
会社名:株式会社Gaudiy
代表者:代表取締役 石川裕也/共同代表:後藤卓哉
本社所在地: 東京都世田谷区代田
設立: 2018年5月2日
主な事業:共創プラットフォーム「Gaudiy」の運営・開発/ブロックチェーン技術活用におけるコンサルティング事業
URL: http://hp.gaudiy.com/
◆本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社 Gaudiy
E-mail:gaudiy.inc@gmail.com
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