プラスチック資源を循環させるPOOL事業を、東京都全域に拡大
東京都の「革新的技術・ビジネスモデル推進プロジェクト」にも採択され、資源循環プラットフォームを活用した持続可能なプラスチック資源循環を実現する「POOL PROJECT TOKYO」を開始
レコテック株式会社(以下「レコテック」)は、商業施設から発生するプラスチックの回収・リサイクルを東京都全域に拡大する「POOL PROJECT TOKYO」を開始しました。本事業は東京都の「プラスチック資源循環に向けた革新的リサイクル技術・ビジネスモデル推進プロジェクト」にも採択され、東京都と共同して使い捨てプラスチックの削減、プラスチックの資源循環を促進していきます。
図1:プロジェクト全体スキームと参画企業
図2:プラスチック資源を “POOL”する企業・ブランド
- POOL PROJECT TOKYO:プロジェクト概要
東京都内の商業施設から発生した廃プラスチックを効率的に回収し、高度マテリアルリサイクルを行います。再生されたプラスチックは、発生元から輸送・減容・加工などの全ての過程でのトレーサビリティがとれたPCR材 “POOL樹脂” として製造業者へ販売されます。
2. PCR材 “POOL樹脂” のブランディング
本プロジェクトでは、安定的な品質で、トレーサビリティがとれたPCR材 “POOL樹脂” のブランディングやそれを活用した製品開発を図ります。
3. ケミカルリサイクルの検証
汚れが付着している、また分別の難しいプラスチックは、一部ケミカルリサイクルのテストを行い、汚れ具合や分別の精度による物流・保管を含めたリサイクル工程や成果物の検証を行います。
図3:資源循環プラットフォーム “POOL”のトレーサビリティイメージ
- 背景
日本でも、2022年4月からプラスチック資源循環促進法の施行が予定され、プラスチック製品の環境配慮設計から使用の合理化、回収やリサイクルの効率化に向け具体的な対応や情報開示が企業に求められるようになります。
- レコテックの取り組み
また、資源循環プラットフォームを活用したトレーサビリティの確保に必要な要件や、更なるリサイクルチェーンの効率化手法を確認し、これらを踏まえて2021年11月には、プラスチック資源を持続的に循環させるために必要な、[品質] [コスト] [調達量] [トレーサビリティ] の情報を安定的に提供できる資源循環プラットフォームを “POOL” としてローンチしました。
- 今後の展開
レコテックはPOOL PROJECT TOKYO を足がけに、来年度以降は回収拠点を全国へ拡大し、ベトナムなどアジアへの事業展開も視野に入れ、2023年には年間約2万トンの廃プラスチックを回収し高度リサイクルする体制を目指します。また、資源の製造段階での材料情報を ”POOL” で管理し、サプライチェーンの上流からトレーサビリティを含めた品質管理や効率化に関するシステム開発を加速させます。
- 企業情報
・代表 |野崎 衛
・設立 |2007年5月
・事業内容|廃棄物対策コンサルティング、環境機器・プラント導入支援
・URL |https://www.recotech.co.jp/
【本件に関するお問合せ先】
レコテック株式会社 担当:坂内
メールアドレス:info@recotech.co.jp
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