公立劇場初！りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館と株式会社D4cアカデミーは、データサイエンスを用いた利用者・会員データの分析を実施しました

会員の退会確率予測モデルを構築し、データに基づいた施策立案をサポート

新潟市を拠点とする公立劇場・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館が主催する公演・事業を多くの方に楽しんでいただくため、同館から委託を受けて株式会社D4cアカデミーのデータサイエンティストが会員データの分析を行いました。2020年度にデータ分析を開始し、2022年4月に最終的な分析結果がまとまりました。データサエインスの手法を用いたマーケティングが公立劇場に導入されるのは日本初となります。また、今後りゅーとぴあの職員自らがデータ分析を行えるよう、データサイエンス教育も開始しています。

データ分析の研修事業及アドバイザリーサービスを展開する株式会社D4cアカデミー（東京都港区）は、2020年度から利用者増加を目的として、りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館から委託を受けてデータ分析支援を行い、2022年4月に分析結果を報告しました。
 

 

りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館

今回の分析では、まず、チケットシステムとExcelでバラバラに管理されているデータの紐づけを行い、購買行動を分析できる形にしました。次に、RFM分析、クラスター分析、決定木分析などを用いて、利用者の特徴を明らかにしました。現在、りゅーとぴあでは分析から得られた示唆を元に今後より多くの方に音楽・舞台芸術を楽しんでいただくための施策を検討するとともに、今後データ分析を内製化するために、職員に対するデータサイエンス教育を実施しています。今回の分析および教育の概要は下記の通りです。

 

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分析目的
りゅーとぴあの利用者の性質を明らかにし、利用者を増加させるための示唆を得ることを目的とする。


使用データ　※個人情報は個人情報保護法及び同法ガイドライン等に則り適切に取り扱っております。

• 登録会員データ及びチケット購買データ
• 登録会員への満足度アンケートデータ

今回の分析から得られたこと（一部抜粋）
※今回の分析結果は個人情報を統計処理することによって得られた統計情報であって、特定の個人を識別することができる「個人情報」ではありません。

• 新潟県の年齢構成比と比べると、40歳以下の利用者が少なく、50代以上が主な支持層となっている。
• 数理モデル（決定木分析）を用いることで、退会確率の予測が可能である。
• 参加型事業への関わりが会員の継続に影響している可能性がある。

職員への教育内容
株式会社D4cアカデミーが提供する「データサイエンスアカデミー」を受講、データ分析の手法と進め方（プログラミングを含む）を3ヶ月間に渡ってオンラインで学習しています。
https://data-science-academy.org/
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りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館
新潟県新潟市中央区の白山公園にある、コンサートホール・劇場・能楽堂を有する文化施設。新潟市が設置し、公益財団法人新潟市芸術文化振興財団が指定管理者となっている。音楽・演劇・舞踊・古典芸能等の公演やワークショップ等が行われているほか、信濃川沿いに建つ開放的な建築と庭園は新潟市民の憩いの場として親しまれている。

https://www.ryutopia.or.jp/

株式会社D4cアカデミー
東京・広尾に本社を置き、データサイエンスに特化した研修事業及びデータ分析アドバイザリーサービスを展開。2018年10月からデータ分析者育成スクール・データサインサイエンスアカデミー（ https://data-science-academy.org/ )を運営するほか、法人に対してデータ分析やDXに関する研修、分析支援サービスを提供している。
https://d4c-academy.org/

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社D4cアカデミー
電話：[phone] （​受付時間＝9:00～17:30　土日祝除く）
メールアドレス：[e-mail]