BIM/CIMコミュニケーションシステム「TREND-CORE(トレンドコア)」の最新版を、2021年12月14日(火)リリース
令和5年度のBIM/CIM原則適用に向け、段階的に整備される要領・基準等にも確実に対応!
今回リリースする最新版では、「3次元モデル成果物作成要領(案)」への対応でBIM/CIM運⽤⽀援の強化を図るとともに、i-Construction(※2)における「ICT構造物工」と「ICT法面工」への対応強化で、BIM/CIMやi-Construction指定発注工事への対応を図りながら、業務と工事双方の効率化を支援してまいります。
(※1)Building/Construction Information Modeling, Managementの略で、建築・建設ライフサイクル全体でモデルに蓄積された情報を活⽤するワークフローの概念。
(※2)ICTの全⾯的な活⽤で、建設⽣産システム全体の⽣産性向上を図り、魅⼒ある建設現場を目指す取組み。
【最新版の概要】
- 3次元モデル表記標準に代わる「3次元モデル成果物作成要領(案)」に対応
- i-Constructionの「ICT構造物工」への対応を効率化する、関連製品との連携強化
- 法枠計画支援プログラム(オプション)の強化
- LandXMLフォーマット関連の強化
- VRデバイス対応機種の拡充
【リリース日】
2021年12月14日(火)
【価格】
¥600,000~(税抜)
【新機能詳細】
●3次元モデル表記標準に代わる「3次元モデル成果物作成要領(案)」に対応
角度がついた構造物モデルにおける、3DA(アノテーション)モデル(※)の作成機能を強化しました。
(※)3次元 CAD を⽤いて作成した 3 次元形状を表す形状モデルに、本標準で規定する構造特性(寸法・注記、数量等)と モデル管理情報を加えて作成したデジタル情報。
成果出力において、新たにBIM/CIMモデル等電納品要領(案)及び同解説の令和3年3月版に対応しました。また令和2年3月版と使い分けた運用にも対応可能です。
●i-Constructionの「ICT構造物工」への対応を効率化する、関連製品との連携強化
施工後の点群と合成した出来形評価を実現するために、3Dモデルと三面図を弊社の3D点群処理システム「TREND-POINT」に連携させることが可能(※)になります。
(※)「TREND-POINT」側は、今冬リリース予定の次バージョンからの対応となります。
弊社の現場計測アプリ「FIELD-TERRACE」用のデータとして、3Dモデル(TIN)と構造物センターなどの線形要素をワンアクションで出力、連携させることが可能になりました。
●法枠計画支援プログラム(オプション)の強化
法枠工の中詰めについて、場所によって異なる工種の設定が可能になりました。
法枠工の外枠が施工範囲内に収まるように自動配置される機能を追加しました。
その他、法枠編集における各種機能を強化しております。
●LandXMLフォーマット関連の強化
「LandXML1.2に準じた3次元設計データ交換標準(案)」(J-LandXML Ver.1.4)に対応(※)しました。
(※)J-LandXML Ver.1.4におけるOCF検定(LandXMLに準じた3次元設計データ対応検定)は、2022年2月認証取得予定です。
また、LandXMLの出力形式の設定項目を追加し、ICT建機ソフトウェアでの読込みエラーを低減します。
●VRデバイス対応機種の拡充
「TREND-CORE VR」に対応するヘッドマウントディスプレイ機器について、新たにHTC社の「VIVE Focus3」および「VIVE Pro2」に対応しました。
※HTC VIVEの詳細につきましては、HTC社公式サイト(https://www.htc.com/jp/)をご確認ください。
●その他
これまで、製品名の表記について、CIMコミュニケーションシステム「TREND-CORE」としておりましたが、本バージョン以降は、BIM/CIMコミュニケーションシステム「TREND-CORE」と、一部変更いたします。
◎各画像に使用されているデータ提供元:*は株式会社鏡原組(沖縄県)、それ以外はカナツ技建工業株式会社(島根県)
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