海と人をつなげるための海洋教育ポータルサイト「オポポ(OPOPO)」を公開
「海と人とを学びでつなぐ」をテーマに、次世代の教育をデザインし提供する一般社団法人3710Lab(みなとラボ/代表理事 田口康大)は、日本財団の助成を受けて、海を楽しみ、考える人たちに向けた海洋教育ポータルサイト「オポポ(OPOPO)」を2024年3月4日に公開しました。
オポポとは?
オポポはあなたと海とをつなぐためにあります。正式名称は「Ocean Portal Port(オーシャン・ポータル・ポート)」。多様な人びとや海のさまざまが集まる玄関口としての「港」という意味を持っています。日常のコミュニケーションツールとして、ものづくりのアイデア探しとして、学校の授業や海洋教育の探究のヒントとして、あらゆる人のために開かれています。
コンテンツの一部をご紹介
オポポタグ
トップページを彩るイラストたちは“オポポタグ”と呼ばれます。このオポポタグは、イラストレーター・画家の山口洋佑さんが命を吹き込んだものです。それぞれが「海とたわむれる」「海洋資源」 「海でつながる世界」などの内容を代表しており、オポポタグから関連する記事を読むことができます。オポポタグは今後さらに視点を増やして展開していきます。
コラム、インタビュー
海にまつわるものが大好きなオポポの友だちにインタビューする「オポポフレンズ」。公開時には、5人の小学校〜高校生まのインタビューを掲載。それぞれの海との関わり方や海の魅力、海への想いに触れることができます。今後、海の謎をさぐっていくコラムや、多種多様な人々へのインタビュー記事など、さらに発展していきます。
オポポみくじ
あなたの今日の運勢を占います。背中を押してくれるような海の美しい言葉の投げかけや、古くから伝わる海の神様に叱咤激励されることも!? おみくじの中には1年に1回しか出ないような激レアも……!
オポポみくじを引いて1日をはじめてみませんか? 今日の運勢をSNSでシェアしあいましょう。
他にも、オポポには隠された楽しい仕掛けがたくさんあります。探してみてください。
オポポ公式インスタグラムやXでも随時お知らせを更新いたします。
オポポ 公式インスタグラム:https://www.instagram.com/opopo.jp/
オポポ 公式X:https://twitter.com/opopoJP
オポポの特徴
私たちはなんとなく「海」を知っていますが、いったいどれくらいのことを知り、そして知らないのでしょうか? オポポでは海のおもしろさを感じ、もっと海を知ってもらうために、3つの「つながり」を大事にしています。
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感じるつながり
海の生き物や産業はどのように海とつながり、お互いに関係し合っているのかを感じてみましょう。
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つくるつながり
何かと何かのつながり方はひとつではありません。自分ならではのつながりをつくってみましょう。
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海とのつながり
自分と海との間につながりが生まれてきたら、どんどん海について知っていきましょう。
どのように活用できるの?
オポポはむずかしくありません。好きなように学び、遊ぶことができます。その中でも例えば以下のような使い方ができます。
・海について調べ・学ぶ
オポポにはいくつもの扉が用意されています。海の仕組みや文化、産業などについて読み物を通して調べることができます。
・学校などでの学習
学校の総合的な学習の時間や探究活動における課題探し、調べ学習として活用できます。
・海の授業作りの資料
これから学校で海洋教育に取り組もうとしている先生方のために、モデル授業案や海洋教育の基本情報、海洋に関する最新情報を提供しています。授業の教材として活用できます。
海を楽しみ、考えるために
海は地球上の水の97.5%をたたえ、水の循環の大本として地球環境を支え、わたしたちの生活を支えています。海は多様な生物やエネルギー、鉱物などの資源を生み出す場でもあり、レジャーや癒しの場でもあります。
そんな海のことを、私たちはどれくらい知っているのでしょうか。そして、海の何を知るべきなのでしょうか。広くて大きい海の全体性に対して、私たちは時に海のさまざまを"点"で学ぶことが多く、つながりを十分に感じることができていないかもしれません。
オポポは、学ぶ内容がひとつの点だとしても、その点がつながって海や地球の全体性を感覚的に感じられるデザインになっています。さまざまな問題を抱えている海のことも、オポポは“楽しく学ぶ”ことを大切にしています。
海の教育を広めるために
海洋教育は「海と人との共生」を理念としています。地球環境を支えている海の役割について学び、海と人間との関係についての理解を深めながら、私たちがあらゆる生物とともに、海との共生の実現に向けて探究していくことが求められています。
地球環境の変化が激しいこれからの時代、海の教育は今後さらに必要とされます。国際的にも海洋教育の推進が目指されており、日本政府も2025年までに全国の市区町村にて海洋教育を実施することを目指すと宣言しました。
しかし、教育現場では、どのように海の教育を行えばいいのか、そのモデルが確立されていません。そこで、オポポでは、海洋教育のモデル授業案を提案しています。限られた授業時数の中で海洋教育を行いたいという方に向けた基本モデルと、海と人との関わりについて考えを深める探究モデルとの二つがあります。その他、各地で行われた海洋教育の実践レポートも発信していきます。海洋教育を実施する際の参考にしてもらいたいと願っています。
今後の展開と募集
オポポでは、今後以下の展開を計画しております。あわせて、オポポの活動を一緒に盛り上げてくださるスポンサーや、コラボレーション企画の募集を行います。ご関心ある企業や団体様からの企画提案もお受けしています。以下に記載しておりますお問い合せよりご連絡ください。
・海にかかわる取り組みや仕事、文化などの記事(コラム・インタビュー等)の充実を図っていきます。
・海にかかわるワークショップを実施していきます。海を楽しむための自然体験活動から海洋環境に配慮した製品作り、地域おこしまで、多様なワークショップを計画しています。
制作について
制作/企画運営:一般社団法人3710Lab(みなとラボ)
助成:日本財団
イラスト:山口洋佑(https://www.instagram.com/yosukeyamaguchi/)
デザイン:伊藤 裕(https://www.instagram.com/erykahforbidden/)
Webサイト制作:株式会社past(https://past.jp)
企画協力:及川壮也(https://www.instagram.com/soyaoikawa/)
3710Lab(みなとラボ)について
法人取得日:2016年10月27日
設立日:2015年4月1日
代表理事:田口 康大/兼任 東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター特任講師
2015年、海洋教育の実践的なプログラムを開発・実施・提供するプラットフォーム として設立。海洋や教育、デザインなどの専門家と協働し、海洋教育とデザインを融合した実践的なプログラムを実施。環境問題や社会課題、地域のコミュニティ課題に向きあっている。
https://www.instagram.com/3710lab
助成:日本財団について
ボートレースの売上金からの交付金を財源として、国境や分野を超えて様々な角度から社会課題解決をサポートしていく、日本最大の社会貢献財団。市民、企業、NPO、政府、国際機関などさまざまな立場の人々と連携し、年間約1,000団体に対する助成事業や日本財団自ら推進する支援事業(自主事業)を実施することで、国内外の社会課題の解決に挑戦する。海洋・船舶に関する問題の解決、福祉や教育の向上、大規模災害の影響を受けた地域への復興支援や災害対策支援、人道支援や人材育成を通じた国際貢献など多岐の分野にわたり活動を行う。https://www.nippon-foundation.or.jp/
お問い合わせ先
一般社団法人3710Lab
担当:田口
MAIL. info@3710lab.com
TEL. 03-6823-8307
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