【2023年3月25日出版】建設業におけるCCUS/CPDの活用ノウハウを書籍化。「CCUS/CPDの活用で建設業の人材不足解消と育成はできる!」出版のお知らせ

技能者の3人に1人が利用するCCUS(建設キャリアアップシステム)。人事管理や人材育成分野での具体的活用事例を紹介

国土交通省が推進するCCUS(建設キャリアアップシステム)と多くの地方自治体が公共工事の発注の際に業者選定のひとつの重要な要素として採用しているCPD制度(建設技術者の継続教育)を活用することで、中小建設業者が人手不足の解消と人材育成を成し遂げるための指南書が中央経済社から刊行されます。

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  • 出版の背景
 建設産業では国土交通省の主導のもと担い手の確保と育成に向けた取り組みとして、技能労働者の処遇改善や若者、女性の入職促進の取組強化等がなされてきました。その一部として、技能者ひとり一人の就業実績や資格を登録し、技能の公正な評価や工事の品質向上などにつなげるシステムであるCCUS(建設キャリアアップシステム)の原則義務化があります。建設産業に従事する技術者を対象にした継続教育制度であるCPDも経営事項審査や建設工事の入札などで取得単位を加点等評価の対象にすることにより普及の後押しが進められています。
 しかしながら中小建設事業者にとってCCUSやCPDは、導入や運用に手間や費用負担の課題があるがために、俯瞰すると建設産業全体にとって必要なシステムであると理解は進みつつも、手放しで歓迎されているとは言い難い状態が続いています。
 更に、日本は多くの業界で人手不足が深刻な課題となっています。建設業も例外ではありません。優秀な人材をより多く確保し事業を成長させることを目的に、令和4年度は多くの企業で賃上げが行われました。厚生労働省「賃金引上げ等の実態に関する調査:結果の概要」によると、令和4年中における賃金の改定の実施状況は、「1人平均賃金を 引き上げた・引き上げる」企業の割合が85.7%(前年80.7%)でした。 産業別にみると、「1人平均賃金を引き上げた・引き上げる」では、「建設業」は95.4%(同87.8%)という高い水準になっています。建設業で賃上げが行われる理由には、人手の確保の他に、賃上げによって公共工事の入札が有利になるという点があります。人材と仕事の両面を確保するために建設業界で多くの企業が賃上げを実施しましたが、狙った効果が得られている企業はごく一部です。
 先に述べたCCUS・CPDの導入負担や運用負担、ICT活用等に起因する現場管理の高度化、材料費や人件費の高騰に起因する利益の圧迫が絡み合い建設業は非常に疲弊しています。
  • 私たちの想い
  これらの複合的な課題を解決するためには、中小建設事業者の人事管理分野を補強することが効果的であると考えました。なぜなら、従来建設業では、中小企業であっても非常に高いレベルの品質管理・安全管理を維持している組織が珍しくありません。一方、人事管理分野は脆弱で、経営者が現場管理の片手間に行っている例も目につきます。
 そこで、中小建設業の重大な関心ごと「人材の採用、定着、育成」にCCUS・CPDを活用することが有効であるという新たな切り口から、組織力の向上に繋げてもらうことを目的にわかりやすい指南書を出版することとなりました。
 CCUS・CPDは取組み状況が建設事業者の客観的評価に直結することから、事業者にとって非常に身近です。業界の構造的な問題である担い手確保と処遇改善を成すためには、中小建設事業者が主体的にCCUS・CPDに関わり続けていく姿勢が欠かせません。CCUS・CPDの活用事例を紹介し、中小建設事業者にCCUS・CPDに対する前向きな視点を持っていただくことが本書の目的です。
  • 書籍のポイント 
CCUS実施主体である一般財団法人建設業振興基金 建設キャリアアップシステム事業本部責任者との対談収録
CCUSを構築する際にモデルとした先行国の制度や飲食店での割引サービスをはじめとするCCUS登録で得られるメリットの紹介等、CCUSをより身近に感じられるエピソードを11ページにわたり掲載。
CCUS・CPDを活用した差別化戦略がわかる
CCUS・CPDを活用し、組織の成長力を加速させた実例を紹介。50年100年先も繁栄する建設事業者であるための未来志向の人事戦略を示します。
人材確保・人材育成の具体的な取り組みポイントがわかる
すぐに使える自社サイトや求人票でのアピール方法を紹介。労働時間削減施策や人事評価制度など社内の既存の制度や業務フローにCCUS・CPDを融合させる具体的なステップを分かりやすく説明します。
  • 目次
序章
早く取り組まないと損をする?CCUS(建設キャリアアップシステム)とCPD(建設技術者の継続教育)とは?
第1章
ほとんどの建設業者は人手不足で人材育成ができず、多くの建設業者には人材が定着しない?
第2章
建設業こそ“差別化”ふぁ重要。「一歩先を行く」建設業者と「のほほん」建設業者の違い
第3章
建設業において一番の解決すべき課題。それは人材の問題です
第4章
CCUS・CPDを用いた差別化戦略
第5章
建設業で働く人材を育成するためには CCUS・CPDを育成ツールとして活用
第6章
建設業で働く人材を定着させるためには CCUS・CPDを定着ツールとして活用
第7章
建設業における女性と若年労働者の活用を本気で考えてみる
 
  • 著者

 

あおいコンサルタント株式会社 代表取締役
社会保険労務士・行政書士事務所東海マネジメント 所長
山本昌幸

社会保険労務士・行政書士として建設業者を中心に30年に渡り活動。
ISO9001・14001・45001主任審査員として、建設業者を中心に延べ23年、1400回以上の審査実績。ISO主任審査員の知識・経験を活かし、建設業者が4か月でISO9001・14001を認証取得する仕組みを策定し200社以上に導入指導。机上の空論ではなく、経営者に寄り添い、経営者の立場に立った指導やアウトプットを責務とする。
活動拠点(本店)を愛知建設業会館の7階に据え20年超。全12冊の人事評価制度、残業削減、生産性向上、ISO関連の商業出版実績。1963年生。
  • 商品概要
タイトル:CCUS/CPDの活用で 建設業の人材不足解消と育成はできる!


定価  :3,080円(本体2,800円+税10%)
発売日   :2023年3月25日(土)
判型  :A5判/224ページ
ISBN-10 : ‎ 450245561X
ISBN-13 ‏: ‎ 978-4502455612
発行所 :株式会社中央経済社

 

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会社概要

URL
https://rodojikan.com/watashitatinosyokai.html
業種
サービス業
本社所在地
愛知県名古屋市中区栄3-28-21 建設業会館7階
電話番号
052-269-3755
代表者名
山本昌幸
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1997年01月