PFASの不含有を確認 空気製水器 BelleWater BW-1500W
空気製水器 BelleWater BW-1500Wが空気の結露により作り出した飲料水にPFAS(有機フッ素化合物)が含まれていないことを確認しました。
グリーンコアテック合同会社(本社:京都市上京区)は、空気中の水分から結露により水を生成しフィルターと除菌により安全でおいしい飲み水を作り出す空気製水器 BelleWater BW-1500Wの生成水にPFAS(有機フッ素化合物)【※1】が含まれていないことを確認しました。
近年関心が高まっているPFASは、人体に有害で分解されにくく、主に地下水や土壌から検出されており、大気中の拡散も報告【※2】されています。試験機関である食環境衛生研究所で本器から生成された水を検査したところ、代表的な有機フッ素化合物であるPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)の含有率が定量限界の0.0000025(mg/L)未満であることが確認されました。これは水質管理目標設定項目の暫定目標値の1/10以下の数値で、より安全な飲料水を提供できていると言えます。
PFASが含まれないポイント
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水道水や地下水を利用せず、空気中の水分から結露により水を生成するため、土壌からの混入の恐れがない
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空気フィルターに加えて搭載している4つの水フィルターの1つに、PFAS除去に適していると推奨されているROフィルター【※3】を採用
※1 PFASとは(環境省HPより抜粋):有機フッ素化合物の総称で1万種類以上の物質があるといわれています。PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、撥水剤や泡消火剤、フライパンの表面加工、フッ素樹脂の製造など幅広い用途で使用されてきました。環境中で分解されにくく、水や土壌などに蓄積される性質があるため、人体や環境への有害性が指摘されています。
https://www.env.go.jp/water/pfas.html
※2 ストックホルム大学の研究者らは学術誌『Environmental Science & Technology』に8月2日付けで掲載された論文にて、PFASは大気全体に広がっており、汚染されていない場所はないとする証拠を示しています。
https://www.businessinsider.jp/post-257893
※3 ROフィルターとは:RO(ReverseOsmosis)は「逆浸透現象」を意味し、海水などから淡水を得るために アメリカで開発された浄水装置の一つです。0.0001㎛の微細孔を持っている為に水中の不純物をほぼ除去し、NASAにも採用されている最高水準のフィルター性能を有しています。
以下環境省のHP 「8.4.2 高圧膜処理」項ではRO膜(ROフィルターと同義)の使用がPFASの除去に効果的と記載されています。
https://www.env.go.jp/content/000106027.pdf
PFAS試験の背景
現在、全国各地の地下水や水道水からPFASが検出されて安全な水の確保が難しくなってきています。またPFASは微細粒子で自然界で分解されにくい為に大気中にも拡散しており、世界中の大気に含まれていることが確認されています。昨年に空気製水器 BelleWater BW-1500Wを発売しましたが、その活動を通じてより安全な水のニーズの高さを認識しております。発売当初から以下の表のように水道水水質検査51項目とミネラルウォーター水質検査が全て合格していることを公開しているものの、PFAS除去性能に関しての問い合わせも増えていることから、追加の安全性確認として本試験を実施致しました。
水生成のプロセス
以下のように何重ものフィルターで不純物を除去し安全な水を作り出しています。
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空気中の微粒子などを高性能空気フィルターで除去
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空気を冷却機で冷やされた結露フィンにあてて結露を発生(冷たい水の入ったグラスに水滴が付くのと同じ原理)
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生成された水を4つの高性能水フィルター(3つ目にROフィルター使用)を通過させて微粒子を除去
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4つ目の水フィルターでミネラル分を追加しミネラルウォーターに近い味に調整
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第2タンクには紫外線殺菌灯が搭載されていて常に除菌
空気製水器の主なアプリケーション
多くは宅配水や浄水器の代わりとして購入されるケースが多いですが、オフィスやクリニック待合室などでの商用利用も進んでいます。離島などの水道のない場所での利用や断水時の防災用として購入される方も増えて来ています。
今後の展望
この空気製水器は空気から結露により水を作り出す機器ですが、水道に繋がっていない事から地下水や水源汚染などの影響を受けずに安全な水を得られる画期的な手段になります。本器は最大15ℓ水を作り出す事が可能ですが、今後は水質安全性は同等を確保しながら2倍の30ℓ製水可能で温水、冷水供給などの利便性を向上させた上位モデルの投入を年内に予定しております。
仕様
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型式:BW-1500W
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電源電圧:AC100V(50/60Hz)
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総消費電力:430W
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製水時消費電力:400W
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動作温度:15~40℃(10℃以下は動作停止)
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動作湿度:35~95%(25%以下は動作停止)
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製水能力:15ℓ/日(25℃90%) (温度湿度による1日の製水量グラフ参照)
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熱湯/冷水機能:無し(常温水)
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タンク容量:合計8ℓ(第1タンク:2ℓ、第2タンク:6ℓ)
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操作:タッチパネル
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外形寸法:W450×D440×H560mm
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冷媒:R134a
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その他機能:外部水浄水機能(6ℓ浄水毎に自動停止)
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付属品:水フィルター:4本、エアフィルター:1本、活性炭フィルター:1個、外部水取込キット:1式、取扱説明書:1部
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別売オプション:BW-WFS2(水フィルター2年分セット)、BW-AFC2(空気フィルター、活性炭フィルター2年分セット)
価格と販売店
販 売 元 : ヨドバシカメラ、エディオン、ジョーシンなどの家電量販店とモノタロウ、アスクル、アズワン、Amazonなど有名ECサイトで販売中
型 番 :BW-1500W
標準価格:209,000円(税抜価格190,000円)
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