首都圏在住10代~60代に聞く!「今、アツい東京の街」ランキング
~ 性年代別で見る、東京の街の魅力と特徴とは? ~
株式会社メトロアドエージェンシー(本社:東京都港区、代表取締役社長 川田 博之)は、首都圏在住者900名を対象に、東京の街の魅力に関する調査を実施しました。
今、人々が熱を持って訪れる街(ワクワクする街・刺激的な街)ー ”今、アツい東京の街” はどこなのか、またその街をアツいと感じる理由を確認したところ、
東京の街における魅力の捉え方には、性年代によって異なる傾向があることが明らかになりました。
詳細は下記のリンクからもご確認いただけます。
https://www.metro-ad.co.jp/column/detail/id_520.html
はじめに
活発に人が行き交う都市―東京。
ひとつの都市でありながらも、ビジネス街からサブカルチャーの集まるエリアまで、さまざまな個性を持った街の集合体であることが東京の特色の一つです。
あなたがよく行く東京の街はどこですか?その理由は何でしょうか。
また、あなたが好きな街はどこですか?そこは、よく行く街と一緒でしょうか。
「好きな街」は、お気に入りの店があったり、行くとなんとなくワクワクしたり…。
思い浮かんだ街には、あなた特有の思い入れ、つまり、情緒的価値があるはずです。
今回の調査では、“ワクワクする” “好き” といった目に見えない情緒的価値にフォーカスし、東京の街の魅力を探っていきます。
生活者が今、魅力を感じている東京の街はどこなのか。その街のどんな要素に魅力を感じているのか ―「今、あなたが熱を持って訪れている街(訪れるとワクワクする・刺激を受ける街)」=「アツい街」と定義し、首都圏在住10~60代にとっての「今、アツい東京の街」を調査しました。
調査の方法
調査対象者は、1都3県在住の15~69歳 かつ 直近1カ月以内首都圏電鉄利用者 ※1。
インターネットリサーチにより、以下3点を中心に聴取しました。
① 今、アツい東京の街(自由回答 ※2):思い浮かんだ街を3つまで
② ①の街をアツいと感じる理由(自由記述)
③ 訪問頻度の高い街(自由回答 ※2):思い浮かんだ街を3つまで
①今、アツい東京の街 および ③訪問頻度の高い街については、最大3つの回答に対し1位の街=3pt、2位の街=2pt、3位の街=1ptとスコアを付け、ランキング化しています。
※1 直近1カ月以内首都圏電鉄利用者=東京の街へおでかけする習慣のある層 と設定。
※2選択式でなく、自由回答式とすることで、各人が普段思い浮かべている街をありのままに収集。
ここからは、実際の調査結果をご紹介していきます。
性年代ごとに見る「今、アツい東京の街」ランキング・訪問頻度の高い街ランキングや、各街をアツいと感じる理由について生活者のリアルな声も掲載しております。
“首都圏生活者にとっての東京の今” を知るヒントとなる情報がつまっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
※以後、「今、アツい東京の街」⇒「アツい街」と略記。
アツい街&訪問頻度の高い街、どちらもTOP3は「渋谷」「新宿」「池袋」が独占
10~60代全体の総合ランキングでは、今アツい街・訪問頻度の高い街ともに渋谷・新宿・池袋が上位3位を独占する形となりました。
3つの街はいずれもターミナル駅があり、訪問頻度が高いことは想像ができますが、アツい街としても人々に強く認識されているのは少し意外な結果でした。
渋谷・新宿・池袋はどれも東京を代表する繁華街であり、商業施設を含む様々なお店が軒を連ねていることから、アツいと感じる人が多かったと推測されます。
以下では、3つの街に関する結果を詳しく見ていきます。
渋谷=特に10代にとってアツい街
…アツい街1位 訪問頻度の高い街3位
渋谷は、他世代と比べて特に10代が「アツい」と感じる街。渋谷といえば若者の街という印象もありますが、若者の中でも高校生や大学生(10代)を中心に愛される街のようです。
また、訪問頻度と比較してアツいと感じる人が多いのも特徴。アツい理由を見ると「再開発」「最新トレンド」といったワードが多くあることからも、渋谷は「流行の発信地として進化し続ける、久しぶりに訪れても刺激的な街」なのでしょう。
◆渋谷を今アツい街と感じる理由 ※一部抜粋
“東京って感じがするから”(10代女性)
“トレンドの最先端を行く街だと思うから”(20代女性)
“再開発で盛り上がっていると感じる”(40代男性)
“若者がたくさんいて楽しい”(60代女性)
新宿=便利でよく行くアツい街
…アツい街2位 訪問頻度の高い街1位
新宿は、世代を問わずアツいと感じる街。またアツい街でありながら、訪問頻度のスコアがNo.1でした。アツいと感じる理由を見ると、「新しいお店・施設」「何でも揃っている」といった施設の充実度に関する言及が多いことから、便利な街・新宿という印象があると考えられます。
▷新宿を今アツい街と感じる理由 ※一部抜粋
“買い物しやすい街だから”(50代男性)
“目的なく行っても何か見つけることが多い”(50代女性)
“少し危険な大人の街って感じが良い”(10代男性)
池袋=アニメ・カルチャーがアツい街
…アツい街3位 訪問頻度の高い街2位
池袋は、世代間のばらつきはありながらも全世代を通してアツいと感じる街。特徴的なのはその理由で、「アニメ」というワードを挙げる人が多く存在しました。アニメイト本店がありミニシアターが点在するなど「カルチャーがアツい街・池袋」と言えそうです。
◆池袋を今アツい街と感じる理由 ※一部抜粋
“アニメに関するスポットがあるから”(10代女性)
“マイナーな映画が多くかかっている”(50代男性)
“出口によって雰囲気が違うのも面白い”(30代女性)
10代にとってアツい街、男性は「秋葉原」「六本木」 女性は「新大久保」「表参道」が上位に
10代のみのランキングを見てみると、男性では3位に秋葉原・5位に六本木、女性では4位に新大久保・5位に表参道がランクインしました。
新大久保は韓国コスメ店が多いなど、若年女性に人気のイメージがありますが、秋葉原・六本木・表参道が10代のアツい街としてランクインしてきたのは意外な結果でした。
アツいと感じる理由から、その背景を探っていきます。
10代男性
アツい街3位は秋葉原。その理由を見てみると、他性年代に比べ「アニメ・文化」の側面からアツいと感じている人が多いことが伺えました。
◆秋葉原を今アツい街と感じる理由 ※一部抜粋
▪10代男性
“色々なアニメの文化がある”
“欲しいものがある”
“オタクにとっては居心地が良いから”
▪その他性年代
“外国人が多く活気があるから”(40代女性)
“賑やか、新しいもんがある”(40代男性)
そして六本木が、訪問頻度のスコアは低いながらもアツい街5位にランクイン。10代男性にとっては大人の街という印象で、訪れると気分が上がるようです。
◆六本木を今アツい街と感じる理由 ※一部抜粋
“オシャレな街で少し背が伸びた気分になれる”
“イルミが綺麗”
10代女性
上位入りした新大久保・表参道ともに、アツい理由では「韓国料理」「カフェ」といったグルメに関する言葉が見受けられました。
また新大久保においては、訪問頻度のスコアが低いのも特徴。「行ったことはないが気になる飲食店(お店)がある」というのも、10代女性にとって街に魅力を感じる要素となるようです。
◆新大久保を今アツい街と感じる理由 ※一部抜粋
“韓国のグルメがたくさん食べられて、いつも活気があるから”
“韓国料理” “新大久保はインスタでよく見かけるから”
◆表参道を今アツい街と感じる理由 ※一部抜粋
“カフェが沢山あって、何回行っても飽きないから”
“おしゃれ” “おしゃれなカフェがあるから”
なお各街のアツい理由を眺めてみると、10代全体の特徴として「自らの趣味嗜好と結びついた街をアツいと感じる」傾向が見られました。
60代にとってアツい街、男女ともに「銀座」「日本橋」が上位に
次は、60代のアツい街。各世代で唯一、池袋を差し置いてTOP3に銀座がランクイン。また60代特有の街として日本橋が上位に入っています。
銀座は、60代女性における訪問頻度の高い街のスコアの高さが顕著です。アツい上によく行く街であることが伺えます。また60代男性の6位に「八重洲」、60代女性の7位に「丸の内」が入っています。どちらも東京駅近辺ですが、性別によってアツいと感じるエリアが異なることがわかります。
◆銀座を今アツい街と感じる理由 ※一部抜粋
“落ち着いた雰囲気”(60代男性)
“歩くだけでも楽しいから”(60代女性)
“ショッピングがしやすい”(60代女性)
“大人の街で気持ちが上がります”(60代女性)
◆日本橋を今アツい街と感じる理由 ※一部抜粋
“老舗と未来の融合”(60代男性)
“古き良さと新しさが融合している”(60代女性)
“下町情緒と再開発のコラボが魅力的なので”(60代女性)
アツい理由を見てみると、60代は「街の雰囲気」を重んじていることが感じられます。
全世代共通で アツい街/訪問頻度の高い街 のスコア差が大きい「浅草」
アツい街/訪問頻度の高い街、それらのスコア差が大きく開いたのが浅草。アツい街としては5位なのに対し、訪問頻度の高い街では10位。得点を見ると、訪問頻度のスコアはアツい街の半分以下という結果でした。なお10~60代全世代で、アツい街の得点が訪問頻度の高い街の得点を上回っています。
浅草は、浅草寺をはじめとした観光名所が多い一方、商業施設等は多くない街のため「頻繁に行くわけではないが、訪れるとアツい街」なのだと考えられます。
◆浅草を今アツい街と感じる理由 ※一部抜粋
“古き良き日本文化と現代らしいカルチャーが融和しているから”(20代女性)
“歴史的な価値を残しつつ、観光スポットとしての魅力がある”(30代男性)
“江戸情緒”(60代男性)
“古い寺や神社の他に、新しい飲食店などの店舗も増えている”(50代女性)
理由を見てみると「古き良さと新しさの共存」「日本らしい文化」が各性年代から挙げられています。若年層にも感じられる伝統と、高年層にも刺さる新しい文化・施設が、世代を問わず浅草をアツいと感じさせているのでしょう。
おわりに
本コラムでは、首都圏在住10~60代にとっての「今、アツい東京の街」を確認していきました。アツい街・訪問頻度の高い街には性年代ごとに異なる傾向が見られ、一方その街をアツいと感じるポイントは人それぞれに多様であることが明らかになりました。
人々が熱を持って訪れる「アツい街」には、利便性・施設の充実度といった機能的価値を超えて “好き” “ワクワクする” と感じさせる、情緒的価値に基づいた特有のパワーがあります。
広告エリアとして東京の街を捉える際にも、単にその規模(来訪者数)だけを尺度とせず、街を訪れる人々の思いにも注目してみることで、より効果的なコミュニケーションを実現できるのではないでしょうか。
なおメトロアドエージェンシーでは、本コラム内で紹介した渋谷・新宿・池袋をはじめとし、東京の街におけるOOH広告メディアを各種取り扱っております。ターゲットに基づいた広告エリア選定・OOHプランニングについても、メトロアドエージェンシーまでお気軽にお問合せ・ご相談ください。
全体結果 アツい街/訪問頻度の高い街 TOP30
<調査概要>
調査主体:株式会社メトロアドエージェンシー
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象者: 1都3県居住かつ直近1カ月首都圏電鉄利用者
有効回答数: 900
調査期間: 2024年2月6日~2024年2月7日
聴取方法:東京の街に関する質問を自由回答にて聴取
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