横浜市の産業用ヒーターメーカー、スリーハイが「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 審査委員会特別賞を受賞
第14回受賞企業30団体のうち、神奈川県では唯一の受賞。1次審査(財務評価及び経営評価)が高得点、障がい者雇用への積極的な取り組み、ニッチ市場を捉えたビジネスモデルが評価
株式会社スリーハイ(神奈川県横浜市、代表取締役・男澤 誠)は、第14回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞(主催:人を大切にする経営学会、後援:内閣府・経済産業省・厚生労働省等)において審査委員会特別賞を受賞いたしましたので、お知らせいたします。
第14回受賞企業全30団体のうち、神奈川県ではスリーハイのみが受賞しました。
「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞とは
本賞は「従業員とその家族」「外注先・仕入先」「顧客」「地域社会」「株主」という5つの「ひと」を幸せにする経営を実践し業績を上げている企業を表彰する制度です。
「ひとを幸せにすれば結果的に業績も上がる。そんな大切な会社を1社でも増やしたい」という想いから「人を大切にする経営学会」によって2010年に創設されました。
【「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞】
https://www.htk-gakkai.org/a0013/MyHp/Pub/
本賞の応募資格は以下のとおりです。これら6条件に当てはまる企業の中から、審査を受け受賞企業が選定されました。
過去5年にわたって、以下の6項目全て該当していること
1.希望退職者の募集や人員整理(リストラ)をしていない
2.重大(死亡や重症)な労働災害を発生させていない
3.一方的なコストダウン等理不尽な取引を強要していない
4.障がい者の雇用率は法定雇用率以上である
注1) 常勤雇用43.5人以下の企業で障がい者を雇用していない場合は、
障がい者就労施設等からの物品やサービス購入等、
雇用に準ずる取り組みがあること
注2) 本人の希望等で、障がい者手帳の発行を受けていない場合は実質で判断する
5.営業黒字で納税責任を果たしている
(除く新型コロナウイルスの感染拡大等の影響による激変)
6.下請代金支払遅延防止法等の法令違反がない
(引用:人を大切にする経営学会 HP)
主な受賞理由
スリーハイの主な受賞理由は次のとおりです。特に書類審査(財務評価及び経営評価)となる1次審査の点数が高い(86点)ことのほか、障がい者雇用への積極的な取り組み、産業用ヒーターというニッチ市場を捉えているビジネスモデルを評価いただきました。
1)1次審査項目の点数が高い、(86点)例年続けての応募により毎年該当項目は増えている
2)障がい者雇用にも積極的に取り組むとともに、待遇も他の受賞企業に引けを取らない待遇となっている
3)ビジネスモデルもニッチ市場をとらえ価格競争に陥らない地位を確立している。各取り組みに対する姿勢からまだまだ成長が期待できる会社と言える。本表彰制度にて表彰することで多くの製造業のモデルとなりうる
スリーハイは、今後も従業員をはじめとしたすべてのステークホルダーと共に歩み、社会と環境の課題解決に貢献する取り組みを推進してまいります。
株式会社スリーハイ 代表取締役 男澤 誠のコメント
この度は大変栄誉ある賞をいただき、心より感謝申し上げます。
当社の企業理念は「ものを想う。人を想う。」でございます。創業以来、ものに魂を宿し、関わる人たちに想いを届けてまいりました。
温めることを得意とするヒーターソリューションカンパニーとして、 取引先、地域、従業員、その家族、そこにつながるたくさんの人たちを想い、みんなの心が温まる体験を生み出していくことに信念をもって事業を行なっております。その結果、多様なステークホルダーの皆様に支えていただき今日まで歩みを進めることができました。
社会の一員として、温かさや価値の循環を行なえるよう、これからも皆様と共に不変の想いをもって成長し続けたいと思います。
【参考】スリーハイの組織づくりに関する取り組み
スリーハイは、2022年より「関わる人すべての人に最高の体験をしてもらおうじゃないか」をスローガンに掲げています。
会社の成長の源は、従業員の力であります。そのためにも従業員のスキルアップ支援、福利厚生、表彰制度を充実させ、点ではなく、面で動ける組織、ともに成長を感じられる組織をめざしています。
特に、スリーハイで働く従業員は、スリーハイにとって最も身近なステークホルダーです。スリーハイは、みんなにとっての居場所となり、安心して力を発揮できる場でありたい。お互いを想い、周りを想う。そんな仲間が集い、成長しつづける場でありたいと考えています。
一人ひとりが長く働ける環境整備をした中小企業がもっと増えていくことで、地域で雇用を生み出し、SDGsゴール8「働きがいも経済成長も」の達成につながると、スリーハイは信じています。
全従業員中女性74%、2~30代の若手も65%在籍
株式会社スリーハイは、横浜市都筑区に立地する、産業用ヒーターを製造・販売する町工場です。現在代表を務める男澤が経営を引き継いだ2009年当時、従業員は50代以上の職人が5人足らずという組織でした。
男澤は2代目経営者として事業承継後自ら採用を強化するとともに、一人ひとりが自分の役割や価値を自覚し、自身の居場所を感じながら仕事に誇りを持つことができる組織づくりに取り組みました。
2024年1⽉現在、スリーハイのパート従業員も含めた男女比率は男性26%、女性74%と女性のほうが多いほか、当社の従業員は42名と、13年で約10倍になりました。
働きやすい環境をつくるための取り組み
スリーハイでは、2022年より全従業員を対象にした意識調査を実施しています。
調査結果をもとに、2023年は①働き方改革、②福利厚生の見直し、③スキルアップ支援、④提案・表彰制度導入の4つの取り組みを実施することを掲げました。
① 働き方改革
・休憩時間を取得しやすくする取り組みをします。
・19時退社厳守を継続します。
②福利厚生の見直し
・扶養手当を充実させます。
③スキルアップ支援
・電気工事士資格取得のための勉強タイムの導入。受検費用・教材費を会社負担。(2024年12月末まで) 合格者には毎月資格手当を付与します。
・研修制度を充実させます(部署・役割に応じて) 。
④提案・表彰制度を導入します(全従業員対象)
・改善提案を積極的に募ります。
・社長賞を新設します。
スリーハイの社風〜全従業員を対象にした意識調査にあげられた声
全従業員を対象にした意識調査では、スリーハイが一人ひとりのコミュニケーションを大切にしていることが感じられるという声が寄せられました。
・社長でも社員でもパートでも、立場に関わらず、日々のコミュニケーションを大事にしている組織です。その積み重ねが、一人ひとり、自分の役割を果たしながら周りのことも考えて、みんなで良い仕事をしようという気運に繋がっているのだと思います。
・一人ひとりの“声”が大切にされる会社だなと感じます。誰かが何気なく発した一言でも、それがちゃんと拾われて、改善策につながっていくことがよくあります。トップダウンではなく、それぞれの納得感を大事にする文化もあると感じます。
障がい者“challenged”〜3名が活躍(2023年末現在)
2017年から障がいを持つ方を仲間に迎え、2023年末現在3名が活躍しています。
決して補佐的な業務ではなく、「ミシンが得意」「細かな作業が得意」といった各人の強みを生かして、ものづくりの一翼を担う大事な戦力として活躍しています。
株式会社スリーハイについて
株式会社スリーハイは、「ものを想う。ひとを想う。」を企業理念に、産業用ヒーター及び温度コントローラ等の製造、販売をしています。結露・凍結防止、加熱、保温などお客様のご要望にあわせたオーダーメイドの製品をご提案し、国内・海外の企業様の「困った!」を熱のチカラで解決してきました。ヒーターのエキスパートが日本全国の現場に駆け付け、お客様に寄り添うサービスをご提供いたします。
会社名 :株式会社スリーハイ
代表者 :男澤 誠
所在地 :(本社)神奈川県横浜市都筑区東山田4-42-16
:(札幌営業所)札幌市中央区北4条西4丁目1-7
設立 :1990年5月24日
事業内容:産業用ヒーター及び温度コントローラ等の製造及び販売
公式サイト:https://www.threehigh.co.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/threehigh/
公式Instagram:https://www.instagram.com/threehigh.official/
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