【地域ごとの葬儀文化の差を調査】北海道では香典に領収書がでる?沖縄では喪服を着ない
北海道では葬儀で黒飯を食べることや沖縄では参列人数が多いにも関わらず費用を抑えた葬儀が主流なことが明らかに
株式会社ディライト(所在地:東京都新宿区、代表取締役:高橋 亮)は、葬儀行ったことがある、または参列したことがある20〜70代の男女を対象に「北海道・沖縄の葬儀の違い」に関する調査 を行いました。
日本の葬儀文化は、地域によって多様な特徴を持つことで知られていますが、特に北海道と沖縄では、その独自性が顕著に表れています。
これらの地域差がどの程度存在し、具体的にどのような形で現れているのでしょうか。
また、費用や葬儀の参列者数など、差はあったのでしょうか。
そこで今回、『葬儀の口コミ』(https://soogi.jp)を運営する株式会社ディライト(https://delight.co.jp/)は、葬儀に行ったことがある、または参列したことがある20~70代の男女を対象に「北海道・沖縄の葬儀の違い」に関する調査を行いました。
※調査結果の全容は下記サイトでご紹介しております。
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北海道ではブーツ、沖縄ではかりゆしウェア|服装や文化の違い
まずはじめに、北海道地方と沖縄地方で葬儀の際の服装や持ち物にどのような特徴があるのか伺いました。
■住んでいる地域では服装、持ち物など特徴がありますか?
【北海道地方】
・北海道で、冬は短いブーツやスノートレで参列。長いブーツはNG。 通夜は一般参列。次の日の告別式は親戚と仲の良かった友人のみ参列。 霊柩車かバスか選べる。バスの場合下の荷物入れの所に棺を載せ、その上にあたる所には座席は無い。親戚も一緒に乗り、故人と一緒に最後のプチドライブ。葬儀や法事の時は黒飯。(30代/女性/パート・アルバイト)
・北海道民です。骨箱が一般的です。冬はブーツで会場まで行き、入口でパンプスに履き替えます。会場で受付に香典を渡したら、その場で中身を確認されて、領収書と香典返し(焼き海苔が多い)を渡されます。 前倒しで百日法要まで火葬した日に行ってしまいます。(30代/女性/自営業/自由業)
・北海道、冬はブーツ、ストッキングでなくタイツを履いてもOK。(30代/女性/公務員)
・骨収めは雪がつもっている冬の時期には行わない(50代/男性/会社員(正社員))
・骨つぼの代わりに骨箱を用意。靴は季節に合わせ長靴やブーツを履く(50代/男性/会公務員)
・北海道では、受け付けで香典を、渡すと領収書とコーヒーや海苔等のお返しがあります。49日過ぎの香典返しはなし。東京に勤務していた時は、私が喪主でしたが、香典は49日ののちに自腹でデパートの外商に依頼をして香典返しを送りました。母からはお金は貰いませんでした。(70代/男性/経営者・役員)
【沖縄地方】
・かりゆしウェアで参列可能。県外と香典の金額が違う。(20代/女性/専業主婦)
・かりゆしウェアで参列、享年90くらいからは先着限定で紅白まんじゅう、ごちそう(食事)は三枚肉・魚てんぷら・かまぼこ・ごぼう・こんにゃく・揚げ豆腐・こんぶ・中身になにも入っていないまんじゅう(40代/男性/会社員(正社員))
・お墓が家みたいに大きかった(50代/男性/会社員(正社員))
・誰も数珠を持たないのが驚いた。(50代/男性/会社員(正社員))
・沖縄ではかりゆしウエアの参列が多い。通夜は基本的には身内や近い人だけで行い、あまり人は来ない。通夜の翌日に出棺し、荼毘に付してから告別式を行うことが多い。(60代/男性/その他)
・大きな門中墓がある。 ・かりゆしウェアの喪服がある。 ・参列者が多い。(70代/女性/その他)
北海道の特徴としては、まず雪が多い冬の時期は骨納めを行わず、春になってから行うようです。服装の特徴としてはブーツでの参列が可能であり、通常では骨壺を用意するところを「骨箱」が使用されるようです。
また、葬儀や法事の際に食べるのは黒飯という、黒豆が入ったおこわを食べるのも大きな違いと言えるでしょう。
沖縄では、他の地域と大きく違い、喪服ではなくかりゆしウェアでの参列が可能なことが示されました。また数珠を持たなかったり、お墓が大きいなど独自の習慣があるようです。
他にも、香典に関しての違いに関しては北海道、沖縄双方で多く挙げられていました。
では、具体的に香典にはどのような差があるのでしょうか。
「葬儀での香典で経験のあるものは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、北海道と沖縄地方で差異が見られました。
【北海道地方】
・『香典に対して領収書が発行された(52.0%)』
・『受付で香典を渡す際、その場で中身を確認された(47.0%)』
・『通常通り香典を渡し、後日香典返しを受け取った(29.6%)』
【沖縄地方】
・『通常通り香典を渡し、後日香典返しを受け取った(46.4%)』
・『香典返しはなく、その場で粗品や金券を受け取った(26.3%)』
・『香典返しとして布(反布)を受け取った(11.4%)』
北海道では香典に対して領収書が発行された経験がある方が過半数以上となりました。
沖縄では布(反布)を香典返しとして受け取る割合が北海道よりも高く、沖縄では伝統的な返礼品として布を渡す慣習が根付いていることが示されました。
沖縄では「一般葬」が一般的。首都圏では「家族葬」の割合が最多に
ここまで、北海道と沖縄に焦点をあてて特徴が浮き彫りになりましたが、全国のほかの地域と比較し、相違はあるのでしょうか。
まず「直近で経験した葬儀はどのような形式でしたか?」と質問したところ、東北地方・北陸地方・首都圏・関西地方・九州地方で以下のような回答になりました。
北海道と沖縄を含めても家族葬の割合は首都圏が最多となりました。
北海道は東北や九州などの地方と近い割合となりましたが、沖縄地方では一般葬が他の地域よりも高い割合を占め、従来型の葬儀が根強く残っていることが伺えます。
また、沖縄の一般葬が多いという結果は、参列者数の相違にもあらわれています。
「葬儀の参列者数は何人くらいでしたか」と質問したところ、全国と沖縄地方で以下のような回答になりました。
【全国】
・『10人未満(13.1%)』
・『10人〜30人未満(28.5%)』
・『30人〜50人未満(21.0%)』
・『50人~70人未満(11.7%)』
・『70人~90人未満(4.6%)』
・『90人~120人未満(8.0%)』
・『120人~150人未満(3.6%)』
・『150人以上(9.5%)』
【沖縄】
・『10人未満(7.2%)』
・『10人〜30人未満(19.5%)』
・『30人〜50人未満(17.9%)』
・『50人~70人未満(12.0%)』
・『70人~90人未満(5.2%)』
・『90人~120人未満(13.0%)』
・『120人~150人未満(5.2%)』
・『150人以上(20.1%)』
沖縄地方では他の地域に比べて葬儀の参列者数が多い傾向が見られます。
特に150人以上の参列者と回答した方が最多となり、数値としても全国の1割以下を大きく上回っています。
沖縄では多くの人々が参列する葬儀が一般的であると考えられます。
沖縄では人数が多いのに葬儀費用は低価格
「葬儀を行う際の費用はどれくらいでしたか?」と質問したところ、北海道地方と沖縄地方で以下のような回答になりました。
【北海道地方】
・『30万円未満(8.9%)』
・『30万円~90万円未満(26.8%)』
・『90万円~150万円未満(35.7%)』
・『150万円~210万円未満(16.2%)』
・『210万円~270万円未満(6.1%)』
・『270万円以上(6.4%)』
【沖縄地方】
・『30万円未満(11.8%)』
・『30万円~90万円未満(34.0%)』
・『90万円~150万円未満(32.7%)』
・『150万円~210万円未満(12.1%)』
・『210万円~270万円未満(4.7%)』
・『270万円以上(4.7%)』
全国で比較した結果、沖縄では「30万円〜90万円未満の費用がかかった」と回答した方が最も高く、30万円未満も含めると45%強と、全体的に費用を抑えた葬儀が行われていることが示されました。
全国的に見て、参列人数が多いにもかかわらず費用が抑えられているということは、地域や家族の支えによって葬儀が行われていることが伺えます。
また、首都圏や関西圏も他地域と比較し、比較的低コストで行われていることを示しています。
一方、北海道を含めた他地域では、150万円以上の費用をかけている人が全国で最も割合が高く、伝統的な葬儀形式が好まれている可能性があります。
記事の続きは下記サイトでご紹介しております。
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『葬儀の口コミ』の調査によると...
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会社名 :株式会社ディライト
設立 :2007年10月1日
本社所在地:東京都新宿区新宿1-36-12 サンカテリーナ2F
代表者 :代表取締役 高橋 亮(Xアカウント:https://x.com/takaryo_delight)
資本金 :50,000,000円(2023年1月31日現在)
サービス▼
『葬儀の口コミ』:https://soogi.jp
『葬儀のウェブ担当』:https://sougi-webtan.com
『お墓の口コミ』:https://oohaka.jp
調査概要:「北海道・沖縄の葬儀の違い」に関する調査
【調査期間】2024年10月17日(木)~2024年10月18日(金)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,006人
【調査対象】調査回答時に葬儀に行ったことがある、または参列したことがある20~70代の男女と回答したモニター
【調査元】株式会社ディライト(https://delight.co.jp/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
調査概要:「地域ごとの葬儀の風習の違い」に関する調査
【調査期間】2024年9月18日(水)~2024年9月20日(木)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,004人
【調査対象】調査回答時に葬儀に行ったことがある、または参列したことがある20~70代の男女と回答したモニター
【調査元】株式会社ディライト(https://delight.co.jp/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
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