【イベントレポート】グローバル教育セミナーシリーズ第2弾「未来の英語教育・国際理解教育について」を開催
学習指導要領改訂に向けた議論や論点の解説、パネルディスカッション内容を紹介

非営利型一般社団法人HelloWorld(所在地:沖縄県沖縄市、代表理事:野中 光・冨田 啓輔)で多様性の社会実装に向けた調査・研究活動を行う「IntEx Lab(国際交流研究所、※)」は、この度、グローバル教育セミナーシリーズの第2弾として、「未来の英語教育・国際理解教育について」のテーマでオンラインセミナーを開催しました。
セミナーでは、前さいたま市教育長であり、中央教育審議会・教育課程部会の外国語ワーキンググループの委員を務める細田眞由美氏と、当法人の連携先であるHelloWorld株式会社Co-CEOの野中氏が登壇し、学習指導要領改訂に向けた議論内容の解説や、AI時代の外国語教育の意義、国際理解教育のあり方について取り上げました。セミナー参加者のみならず幅広い教育関係者の共有知として、これらの情報を展開し、日本の英語教育の発展、グローバル人材育成に貢献することを目指し、本イベントのレポートを公開します。
※「IntEx」(インテックス)とは、International Exchange / International Experienceの総称。リアル・オンラインを問わず、多文化理解等を目的に、人と人が国際交流をする活動を総体的に捉える概念をいいます。なお「IntEx」は連携先であるHelloWorld株式会社の登録商標です。
セミナー開催の背景
英語教育は今、大きな変革期を迎えています。中央教育審議会・教育課程部会の外国語ワーキンググループにおいては、学習指導要領の改訂に向けた議論が進められており、「外国語を学ぶ意義そのもの」が問われています。
こうした流れを受け、一般社団法人HelloWorldでは英語教育の新たなあり方について考えるための連続セミナーを、同外国語ワーキンググループの委員でもある細田眞由美氏と共に開催しています。
講演内容のポイント
<細田氏の講演>
細田氏からはまず、文部科学省の教育課程企画特別部会から示された「論点整理」から、外国語教育の質の向上に特に関わりの深いトピックとして「情報活用能力の抜本的向上を図る方策」と「教育の質向上のための『余白』の創出」が紹介されました。
続いて、細田氏が委員を務める中央教育審議会・教育課程部会の外国語ワーキンググループでの議論の内容やその背景が解説されました。中でも、語彙教育に関する課題がデータでも示され、教科書を跨いだ共通基盤の整備が検討されていることなどが紹介されました。一方で、こうした検討内容が決定された絶対的なものではなく、教育現場で子どもたちに向き合い学びをデザインする立場にある教員の声を求めているとして、後半のグループディスカッションでも意見を募っておられました。
<野中氏の講演>
野中氏からは、HelloWorldが目指す国際理解教育のあり方が紹介されました。中でも、次期学習指導要領に通ずる学びの目的として「言葉、文化、コミュニケーションへの深い理解を育む」ことと「自分の考えが磨かれて思考が深まる、人間関係が豊かになる」ことを掲げ、AI学習アプリ・海外校との交流プラットフォーム・国際交流体験の掛け合わせによるアプローチが示されました。各手法の特性を踏まえ、学習の個別最適化や学びの意義付けなど役割をもたせられるという考えと共に、これらが全国の公立の小中高校で取り入れられるパッケージとして設計されている点も併せて紹介されました。
<パネルディスカッション>
パネルディスカッションでは、以下の3つのテーマについて、細田氏と野中氏が意見を交わしました。
①AI時代に外国語を学ぶ本質的意義とは
②余白時間の活用方法について
③個別最適・協働的な学習の実践について
議論の中では、外国語で考えたりコミュニケーションをとったりすること自体にこそ意義があるのではないかという意見が示されたほか、AI学習アプリとALTとのチームティーチングを融合させた授業の事例や、学校教育が担う「協働的な学習」の場としての役割などについて話し合われました。
パネルディスカッション後には参加された先生方を交えたグループディスカッションが行われ、ウェビナー内容を踏まえた意見や各学校現場での取り組みの情報が活発に交換されました。
一般社団法人HelloWorldは、引き続き、多様性の社会実装を実現すべく、さまざまな教育関係者・ステークホルダーとの連携を深め、英語教育・多様性教育に関する調査・研究や好事例の展開に向けた取り組みを推進してまいります。
<団体概要>
団体名 :一般社団法人HelloWorld
代表者 :野中 光・冨田 啓輔
所在地 :沖縄県沖縄市中央1-7-8
設立 :2023年10月
活動内容:まちなか留学基金の運営、企業/団体等とのコラボレーションによる子どもたちへの支援、国際交流や多文化理解等に関する調査・研究の実施(IntEx研究所)など
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