【平田運輸】物流業界に先駆けてScope3(上流)算定・公開を実現
企業別排出原単位 1.79tCO₂/百万円は環境省DB 道路貨物輸送業排出原単位 3.93 tCO₂/百万円の半分以下

平田運輸株式会社がScope3(上流)まで算定・公開し、組織ベースの一次データ提供により、企業のサプライチェーン排出量削減に貢献
道路貨物輸送業界に先駆けサプライチェーン全体の排出量を可視化
環境省DB業界平均の半分以下「1.79 tCO₂/百万円」を実現――環境大臣表彰受賞の取り組みが結実
業界平均3.93の半分以下――環境大臣表彰プロジェクトの成果を数値で証明
平田運輸株式会社(本社:兵庫県加西市、代表取締役:平田優宇)は、道路貨物輸送業界において先進的な取り組みとして、自社の温室効果ガス(GHG)排出量をScope3(上流)まで含めて算定・公開いたしました。
多くの物流事業者がScope1・2の算定に留まる、あるいは算定自体を実施していない中、当社は業界に先駆けてScope3(カテゴリー8)まで算定範囲を拡大。この取り組みにより算定した企業別GHG排出原単位「1.79 tCO₂/百万円」は、環境省データベースに掲載されている道路貨物輸送業(除自家輸送)の標準値3.93 tCO₂/百万円の半分以下(約45%)という低水準を達成しました。
この成果は、令和7年度気候変動アクション環境大臣表彰を受賞した当社の「エコジスティクスプロジェクト」の取り組みが結実したものであり、荷主企業の脱炭素経営を実務面から強力に支援してまいります。
背景:物流業界におけるScope3算定の遅れと当社の挑戦
なぜ今、物流事業者のScope3算定が重要なのか
企業の脱炭素化において、サプライチェーン全体の排出量(Scope3)の把握・削減が不可欠となっています。特に製造業や小売業では、自社排出(Scope1・2)以上Scope3排出(業種によっては数倍から数十倍)のが発生しており、その中でも輸送・配送は主要な排出源の一つとなっています。
しかし現状では、物流事業者自身がScope3まで算定しているケースは極めて少なく、以下の課題が存在しています:
・算定の複雑性: Scope3は15カテゴリに分類され、算定に専門知識と労力が必要
・データ収集の困難性: サプライチェーン全体のデータ把握が必要
・業界慣行の遅れ: 中小規模の物流事業者では環境データ整備が進んでいない
これらにより物流事業者のデータ不足が、荷主企業のScope3算定の精度を低下させる
当社の決断:業界を牽引する環境経営への挑戦
当社は、この業界全体の課題に対し、「物流事業者こそが率先してScope3を算定し、透明性の高い環境データを提供する事で、物流業界の社会的地位の向上を実現する」という信念のもと、Scope3の算定と開示に着手いたしました。
これは、単なる環境対応ではなく、物流業界の新たなスタンダードを創出する挑戦であり、荷主企業との真のパートナーシップを実現するための戦略的決断です。
算定結果:業界平均の半分以下という低排出を実現
■ 企業別GHG排出原単位:1.79 tCO₂/百万円

当社の排出原単位は、道路貨物輸送業の業界平均値の半分以下(約45%)に抑制されており、倉庫業の平均値と比較しても約23%低い水準を達成しています。
※環境省「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関するデータベース」より
※算定範囲・方法が異なるため厳密な比較ではありませんが、相対的な水準を示すものです
低排出を実現した理由:環境大臣表彰「エコジスティクスプロジェクト」の成果
令和7年度気候変動アクション環境大臣表彰を受賞
当社が推進する「エコジスティクスプロジェクト」は、令和7年度気候変動アクション環境大臣表彰(先進導入・積極実践部門 緩和分野)に選出されました。本プロジェクトは、製品輸送サービスと資源リサイクルサービスを組み合わせ、配車効率化と脱炭素化を両立する先進的循環型物流モデルです。
今回算定した排出原単位が業界平均の半分以下に抑えられた理由の一つには、このエコジスティクスプロジェクトの取り組みが功を奏したといえます。
エコジスティクスプロジェクトとは――物流×資源循環の先進的モデル
プロジェクトの基本構造
従来の物流では、トラックの荷台の仕様と荷物とのミスマッチで「実車率」が低くなることが多く、環境・経済の両面で大きな損失を生んでいました。
当社の「エコジスティクスプロジェクト」は、この課題を製品輸送と資源リサイクルの統合により解決します。
■ プロジェクトの3つの柱
1. 製品輸送×資源リサイクルの同時実現
仕組み:
・往路: 加工が完成した製品を顧客へ配送
・復路: 顧客の加工時に発生した金属スクラップ等の再生可能資源物を引き取り
・結果: 往復とも貨物を積載し、トラックの稼働率を最大化
対象資源物:
金属スクラップ類 廃プラスチック類 古紙・段ボール類 その他再生可能資源
2. 削減量のレポーティング
当社が輸送を行うことにより削減できたCO2の量を算出し、参画企業様ごとに削減レポートを提供します。
レポート内容:
月次・年次でのCO2削減量
効果の可視化: 参画企業様は、定量的な削減量を把握し、自社のScope3算定や環境報告に活用できます。
3. カーボン・クレジットの付与
プロジェクト参画企業様に対して、再生可能資源物の取り扱い量に応じたカーボン・クレジットを付与します。
仕組み:
資源物の引き取り量が多いほど、付与されるクレジットが増加 企業の脱炭素目標達成に活用可能
当社の算定内容:Scope1・2・3を包括的にカバー(業界先進レベル)

■ 算定の信頼性
・算定基準: 環境省ガイドラインに準拠
・算定年度: 令和6年度(2024年4月~2025年3月)
・第三者検証: 必要に応じ取得可能
業界に先駆けた取り組みが生み出す3つの価値
【価値1】物流業界の環境経営を次のステージへ
当社の取り組みは、道路貨物輸送業界における、リーダーシップを示すものとなります。
・業界標準の創出: Scope3算定という先進事例を示すことで、業界全体の底上げに貢献
・競争優位性の確立: 環境配慮型物流パートナーとしての明確な差別化
・ステークホルダーへの説明責任: 投資家、金融機関、取引先に対する透明性の高い情報開示
業界平均の半分以下という数値は、当社の環境経営が単なるスローガンではなく、実効性のある取り組みであることの証明です。
【価値2】荷主企業のScope3算定を実務レベルで支援
多くの荷主企業が直面している「物流事業者からデータが得られない」という課題を、当社は解決します。
従来の課題:
荷主企業:「Scope3を算定したいが、取引先物流会社からデータがもらえない」
物流事業者:「環境データは整備していない。業界平均値3.93 tCO₂/百万円を使ってほしい」
→ 結果:過大評価された推計値での算定を余儀なくされる
当社との取引:
荷主企業:「Scope3の精度を上げたい」
平田運輸:「当社の企業別排出原単位1.79 tCO₂/百万円を使用してください」
→ 結果:実測に基づく高精度なScope3算定が可能
→ さらに:業界平均使用時と比較して排出量を半減できる
【価値3】サプライチェーン全体の脱炭素化を加速
当社がScope3まで算定し、かつ業界平均を大幅に下回る排出原単位を実現することで、二次的な波及効果が生まれます。
・荷主企業との協働: 共同削減プロジェクトの立案
・業界全体の意識向上: 同業他社への刺激と標準化の促進
今後の展開:業界のリーディングカンパニーとして
当社は、本取り組みを起点に、以下の施策を推進してまいります。
算定精度の継続的向上とさらなる削減
・Scope3の全15カテゴリへの算定範囲拡大
・第三者検証の取得検討
・年次での継続算定と開示
・排出原単位のさらなる低減
【業界貢献】ノウハウの共有とスタンダード化
・物流業界全体の環境意識向上への貢献
・業界団体と連携した「低排出物流認証制度」の提案
サステナビリティ担当者の皆様へ:今すぐ始められる協働
当社との取引で得られる具体的な価値:
✓ 業界平均の半分以下という圧倒的な低排出原単位
1.79 tCO₂/百万円 vs 業界平均3.93 tCO₂/百万円(▲54.5%)
✓ 即座に活用できる企業別排出原単位とScope3削減効果
契約後すぐに、精度の高いScope3算定と大幅削減が可能
✓ 環境大臣表彰受賞企業との取引という信頼性
「エコジスティクスプロジェクト」受賞企業としてのブランド価値
✓ 環境報告書の質的向上
「業界平均の半分以下の排出量の物流パートナー」という強力な訴求
✓ 削減施策の具体化
当社と共同での更なる削減プロジェクト立案(モーダルシフト、共同配送等)
✓ ステークホルダーへの説明力
投資家、顧客、金融機関に対する透明性と実効性の証明
まずはお気軽にご相談ください。
貴社の環境経営を、業界トップクラスの低排出物流パートナーとして支援いたします。
経営者メッセージ
「中小企業こそ実践するべき環境経営――業界平均の半分以下への挑戦」
平田運輸株式会社 代表取締役 平田 優宇
「脱炭素化はもはや大企業だけの課題ではありません。私たち中小の物流事業者こそ、自らの環境負荷と真摯に向き合い、数値で示す責任があると考えています。
当社が推進してきた『エコジスティクスプロジェクト』は、令和7年度に気候変動アクション環境大臣表彰という名誉ある評価をいただきました。しかし、私たちはそこで満足することなく、『その取り組みは本当に成果を生んでいるのか』を定量的に証明する必要があると考えました。
今回のScope3を含む排出量算定により、当社の企業別排出原単位が環境省データベースの業界平均3.93 tCO₂/百万円の半分以下である1.79 tCO₂/百万円であることが明らかになりました。この数値は、エコジスティクスプロジェクトの取り組みが確実に成果を上げていることの証明です。
業界に先駆けてScope3まで算定し、さらに業界平均の半分以下という水準を実現したことで、私たちは新たなスタンダードを提示します。これは、『環境に良いことをしている』という抽象的な主張ではなく、『業界平均と比較して54%排出量が少ない』という明確な事実です。
荷主企業の皆様にとって、当社との取引は、物流パートナーを変更するだけでScope3排出量を半減できるという、即効性のある脱炭素施策となります。
当社は、安全・品質を最優先としながら、環境負荷の低減にも真摯に取り組む、『数値で選ばれる物流会社』であり続けます。この取り組みが、物流業界全体の環境意識向上につながり、ひいては社会全体の脱炭素化に貢献できれば、これ以上の喜びはありません。」

■ 環境大臣表彰について
受賞名: 令和7年度 気候変動アクション環境大臣表彰(先進導入・積極実践部門 緩和分野)
受賞対象: エコジスティクスプロジェクト
評価ポイント:
トラック輸送の空荷を避けるための車両工夫も併せて行っている。この分野はCO₂排出が避けられないうえに、この課題への着目は例が少なくその点でも評価したい(講評)
■ Scope3とは
企業のサプライチェーン全体での間接的なGHG排出を指し、15のカテゴリに分類されます。多くの企業では、Scope1・2同等若しくは数十倍の排出量がScope3に含まれており、その把握・削減が脱炭素経営の鍵となっています。


平田運輸株式会社 会社概要
【設立】1998年1月
【代表者】代表取締役社長 平田優宇
【事業内容】一般貨物自動車運送事業/自動車運送利用業/金属リサイクル事業全般
【事業所】本社(兵庫県)、岡山営業所、岐阜営業所
【ウェブサイト】https://hirata-express.co.jp/
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