デザミス株式会社は、令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金（我が国企業によるインフラ海外展開促進調査：三次公募）」に採択されました

IoT を活用した牛の行動モニタリングシステム「U‐motion®」を活用し、インドネシア・インド・ベトナムにて畜産DXを推進、グローバルサウスの持続可能な畜産業界の発展へ貢献します。

デザミス株式会社

2025年6月27日 10時00分

デザミス株式会社（本社：東京都江東区青海、代表取締役兼 CEO：清家浩二　以下デザミス）は、経済産業省が実施する、令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金（我が国企業によるインフラ海外展開促進調査：三次公募）」において、当社の牛の行動モニタリングシステム「U-motion」を活用したビジネス調査が採択されました。

今回の採択では、インドネシア共和国、インド共和国、ベトナム社会主義共和国を対象とし、畜産業におけるIoT導入による生産性向上に貢献します。

グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金について

経済産業省が実施するグローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金事業は、新興国（グローバルサウス）へのインフラ・技術展開を通じて、現地の課題解決と日本企業の高度な技術を海外で活用することを目的とする制度です。

採択されたプロジェクトの背景について

グローバルサウス該当国は、経済発展と共に牛乳・牛肉の消費需要が急速に高まる一方で、自給率の低さや飼養管理技術の属人化が課題となっています。デザミスはこれまでに日本国内で25万台超の「U-motion」を販売し、牛の発情兆候や疾病の早期発見を可能にするなど、畜産経営に貢献してまいりました。

本調査では、「U‐motion」のアジア新興国での商業展開に向けて、市場性評価・現地適合性検証・パートナー開拓・進出形態の確立を行い、各国の畜産課題に寄与することを目的としています。

今後の展開について

デザミスは、将来的にインド酪農市場やアジア各国において「U‐motion」が当たり前のツールとして使われる未来を目指しています。

マーケットを形成する乳業メーカーや食肉加工メーカーとも連携し、製品の導入効果を最大化し、持続可能な畜産の仕組みづくりに寄与します。

また、温暖化が進むなかで、暑さによる牛への影響は世界共通の課題となっています。今回の取り組みで得られる高温地域での飼養データや知見は、同じく気候変動の影響を受ける日本の畜産現場にも役立てられ、私たちはこれを「リバースイノベーション（海外で得た知見を国内に活かす動き）」として、日本の畜産業の未来にも還元してまいります。

農林水産省　国際地域課からのコメント

農林水産省では日ASEANみどり協力プラン等に基づき、ASEAN各国を含むグルーバルサウス諸国の農林水産業のおかれている自然条件や社会条件を踏まえつつ、強靭で持続可能な農業及び食料システムを構築するため、我が国の技術や経験を活かした協力を推進しており、本事業はこれらの取組とのシナジーが期待できます。

※参考：経済産業省「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金の採択について」

https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/saitaku/2025/s250410001.html