「仕事への不安」最多は40〜50代で約8割、しかし「転職意思なし」。ミッドライフ・クライシス(中年の危機)の揺れ動く心理状態が明らかに

将来を不安に感じにくい20代、不安に感じる40〜50代。年代別で働き方と将来不安に関する意識調査をレポート

株式会社ジコリカイ

6,000名以上が利用した本質的な自己分析「自己理解プログラム」を提供する株式会社ジコリカイ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:八木仁平、取締役CEO:阿部和也、以下、当社)は、全国の20〜60代の男女を対象に「働き方と将来の不安」に関するアンケート調査(n=500)を実施しました。

その結果、ミッドライフ・クライシス特有の傾向が明らかになりました。人生100年時代となり定年後も働く人が増える中、キャリアの中盤戦を迎える40〜50代の多くが、将来の仕事や定年後の生活に不安を感じながらも「現状を変える意思は持てない」というギャップを抱えていることが分かりました。


※ミッドライフ・クライシス(中年の危機)とは?
人生の折り返し地点であり、心や体の変化が表れる中年期に、自分の人生について考え「このままでいいのか?」と迷いや葛藤、不安に襲われる心理的な状態。40~50代に多く見られ、「第二の思春期」ともいわれる。

【調査サマリー】

  • 40〜50代は「将来に対する不安」を全世代で最も強く感じている

  • 40〜50代の7割以上は、将来の仕事に不安を抱える

  • 40〜50代の8割以上は、定年後の生活に不安を感じる

  • 50代の半数が、「やりたいこと」を仕事にできていない(全世代で最も多い)

  • 一方で、40〜50代の約6割は、「転職したいとは思っていない」と回答

  • 40〜50代は、キャリアチェンジに対する行動意欲が全世代で最低水準

【調査概要】

  • 調査対象:全国の20歳~69歳(男女)

  • 回答人数:500人

  • 調査方法:選択式・記述式のWEBアンケート

  • 調査日 :2025年5月8日

※当調査のデータを引用・転載する場合には「出典:株式会社ジコリカイ」とご記載いただきますようお願いいたします

【調査詳細】

40〜50代の7割以上は、将来の仕事に不安を抱える

将来の仕事について不安があるか質問したところ、40代の27%が「非常に不安を感じている」、同51%が「多少不安を感じている」と合わせて78%となり、50代でも「将来の仕事について不安がある」と答えた割合は、75%にのぼりました。

一方で、20代は不安を感じている人の割合は比較的低く、仕事を始めたばかりの世代であるにもかかわらず、40〜50代ほどの不安感は示されませんでした。

この結果から、キャリアの後半戦に差し掛かる中年層ほど、将来に対する不安が強くなる傾向があることが分かります。

40〜50代の8割以上は、定年後の生活に不安を感じる

「定年後の生活に不安を感じている」と回答した人の割合(非常に+多少)を年代別に見ると、40代が86%、50代が84%と特に高く、キャリアを積んできた世代にもかかわらず中年層の不安感が際立つ結果に。

将来の仕事に対する不安と同様に、キャリアの中盤を迎えた40〜50代が、定年後の生活にも強い不安を抱いていることが浮き彫りとなりました。

人生の折り返し地点に立ち、これからの働き方や生活の見通しに揺らぎを感じる──いわゆるミッドライフ・クライシスの傾向が、中年層に広がっていることがうかがえます。

なお、「将来の仕事や定年後の生活が不安」と回答した人の自由記述欄には、以下のようなコメントがありました。

  • 現在の仕事のキャリアが限界になってるのが見えてくる中、今後どのように仕事をしていくのかという悩みがある。定年後については、そもそも何をしていくのかというビジョンが見えない(50代男性)

  • 今年で定年を迎え、来年から定年後嘱託勤務となります。今まで力を入れてきた仕事が若い職員にスライドしてお払い箱になっていくのなら私の歴史を否定されるようで寂しいです。(50代女性)

50代の半数が「やりたいこと」を仕事にできていない(全世代で最多)

「やりたいことを仕事にできているか」という問いに対し、「いいえ」と回答した割合が最も高かったのは50代で半数にのぼりました。

仕事の安定や責任が増す一方で、本当に望む働き方を実現できていないという実感が強まりやすい時期とも言え、理想と現実のギャップに悩む人が少なくないことを示しています。

自由記述欄には、以下のようなコメントがありました。

  • そのようなことを考えたことがない(40代男性)

  • 就職氷河期世代なので、思い通りにいかずに苦労してきた(40代男性)

  • 生活のためにただただ働いているだけ、やりがいなどない(40代女性)

  • 出来ていない。仕方なく惰性で働いてる(50代男性)

40〜50代の約6割は、「転職したいとは思っていない」と回答

「転職は考えていない」と回答した割合が最も多かったのは、定年が視野に入る60代と自然な結果となりました。一方で、キャリアの長期化や人手不足により中年層の転職は近年増加傾向にあるものの、転職意思がない人が40代で55%、50代では63%にのぼりました。

今回の調査から、「将来に不安がある」「やりたいことを仕事にできていない」にも関わらず、現状を変えようとはしない、転職も考えていないという中年層特有の行き詰まり感が見て取れます。

この“現状への不満”と“行動への消極さ”のギャップこそが、40〜50代の多くが直面するミッドライフ・クライシスの一端と言えるでしょう。迷いや諦めによって、不安を抱えながらも変化を選べない状況を生み出しています。

なお、「転職を考えていない」と回答した人からは、以下のようなコメントがありました。

  • 現状に満足し切っているわけではないが、かと言って職場環境が変わるリスクを取ってまでやりたい事もない(40代男性)

  • 本当はすぐにでも転職したいが、生活のことを考えるとなかなか踏み出せない(40代女性)

  • どうすればいいのかわからない(50代男性)

一方、中年層の中でも、転職を考えている人からは以下のコメントがありました。

  • もう少し自分に合った仕事をしたいから(40代男性)

  • 遅いかもしれませんが、何か新しいことを仕事にしてみたい(50代男性)

当社CEO・阿部のコメント「転職よりも優先すべきは“自分軸”を見つけること」

40~50代は、気力・体力の低下をはじめ、職場や家庭における人間関係の変化、人生の折り返し地点を意識した心境の変化などがあり、「このままでいいのか」と人生を見直す時期。多くの人が漠然とした不安を抱えながらも、どう動けばいいか分からずに足踏みしてしまいます。

他者と自分を比較してストレスを感じることもあると思います。

そんな時には、転職などの“外的な変化”の前に、自分の価値観や才能といった“内側の軸”を明らかにすることが重要です。本質的な自己分析にあたる「自己理解」によって自分軸を明確にすれば、「これから何を大事にしたいのか」が分かり、自然と進むべき道も定まります。そして、本当に大切にしたいものが分かった瞬間、行動する力が湧いてくるものです。

当社が提供する自己理解プログラムを通して、ミッドライフ・クライシスの状態だったクライアント様たちが自分軸を見つけ、「本当にやりたいこと」に向かって歩き出す姿を何度も見てきました。

迷いや不安が生まれやすい時期だからこそ「自己理解」を深めることで、納得できる自分らしい選択をしていただきたいと思っています。

<クライアント様の成功事例動画>

<CEO・阿部和也のプロフィール>

早稲田大学政治経済学部卒業後、ユニリーバ・ジャパンで営業・営業企画に従事。マースジャパンでファイナンス職を経験後、人の成長に関心を持ちグロービスへ転職。その経験を経て再びマースで事業推進に従事。転職後のミスマッチと子どもの誕生を機に、自己理解の重要性を実感。株式会社ジコリカイとビジョンが重なり2023年に入社、2025年より取締役CEOに就任。「自己理解が当たり前の社会」の実現を目指す。

「自己理解プログラム」について

6,000名以上が利用した本質的な自己分析「自己理解プログラム」は、独自の自己理解メソッドに基づいたワークと1on1セッションに加え、LINEでのサポートも充実しているため、多くの方が自分の個性を理解し、本当にやりたいことを見つけています。

公式サイト:https://jikorikai.com/

「自己理解プログラム」4つの仕組み

■会社概要

会社名:株式会社ジコリカイ

代表取締役:八木 仁平、取締役CEO:阿部 和也

所在地:東京都渋谷区渋谷3丁目1番9号 YAZAWAビル3階

公式サイト:https://jikorikai.com/company/

設立:2017年11月

事業内容:自己理解教育事業

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社ジコリカイ

1フォロワー

RSS
URL
https://jikorikai.com/company/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷3丁目1番9号 YAZAWAビル3階
電話番号
03-6869-6832
代表者名
八木仁平
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年11月