【結果発表】「2045年の浜松をもっと幸せに」浜松市ウェルビーイング・アイディアコンテスト受賞作品が決定!~地域幸福度(Well-Being)指標を活用し、若者が描く未来の地図~

株式会社LODU(本社:石川県野々市市、代表取締役:亀田樹)は、浜松市の協力のもと開催した「浜松市ウェルビーイング・アイディアコンテスト」の最終審査を審査員と共に行い、受賞アイディアを決定いたしました

株式会社LODU

■ コンテスト開催の背景と成果

浜松市は、市民の「暮らしやすさ」と「幸福感(Well-being)」を数値化・可視化する「地域幸福度(LWC)指標」の活用を推進しています。

本コンテストは、この指標を次世代を担う若者たちに活用してもらい、感覚だけでなくデータに基づいた説得力のある街づくりアイディアを創出することを目的として開催されました。

8月に開催されたワークショップでは、LODUが開発したゲーミフィケーション教材を用いて参加者がLWC指標を体感的に学習。その学びを基に、多くの独創的かつ実現性の高いアイディアが寄せられました。厳正なる審査の結果、以下の通り受賞アイディアを決定いたしました。

■ 受賞結果発表

審査は、「キャッチコピーの魅力」「テーマ設定の説得力」「取組の具体性・実効性」の3点を基準に行われました。

各部門の最優秀賞および優秀賞は以下の通りです。

【大学生・大学院生・専門学生の部】

受賞者

所属

作品タイトル・キャッチコピー

最優秀賞

内山 梨瑚

愛知淑徳大学

『市民参加型プラットフォーム「やらまいかダッシュボード」』

~一人ひとりの声が育てる、未来型防災シティ浜松~

優秀賞
(チーム受賞)

片岩 拓也

大川 貴久

静岡大学

『移動から始めるwell-beingの再設計』

~山里を日常圏へ~

<最優秀賞作品の概要>

「一人ひとりの声が育てる、未来型防災シティ浜松」をキャッチコピーとする、市民参加型プラットフォーム「やらまいかダッシュボード」のアイディアです。このダッシュボードは、防災訓練参加や物資備蓄チェック、夜道の明るさや避難所快適度などの日常アンケートを通じてポイントを獲得し、地域商店での特典と交換できる市民向けアプリと連動しています。アプリから投稿されたデータは分析され、地域ごとの「地域安心スコア」や、行政が重点的に改善すべき場所を示す「課題ヒートマップ」として地図上にリアルタイムで可視化されます。これにより、市民の防災意識を継続的に高め、市役所が街灯設置や避難所環境改善などの予算配分を決定するデータドリブンな改善サイクルを構築し、「自然災害」や「地域とのつながり」の因子を中心に幸福度向上を目指します。大規模災害のリスクが高い浜松市では日常の安心感の確保が市民の幸福に直結するとの考えに基づく提案です。

【中学生・高校生の部】

受賞者

所属

作品タイトル・キャッチコピー

最優秀賞

山名 悠希

浜松市立西部中学校

『佐鳴湖でランニング苗木駅伝』

~音と緑と好きな植物で学び道~

優秀賞

該当なし

<最優秀賞作品の概要>

「音と緑と好きな植物で学び道」をキャッチコピーとする、学校・商店・自治会が連携して通学路などの道を学びの道に変えていくアイディアです。みんなが育てたい植物を公募し、家庭・学校・店先で育て、その植物にちなんだ音声が聞けるQRコードを付けた解説パネルを付けて街路に植えます。中心となる取り組みは、佐鳴湖周回路で定期的に開催される「苗木駅伝リーグ」です。全年代の市民がリレー走と植樹・水やり・清掃を組み合わせた活動を行うもので、参加者にはリレーのタイムや走行距離、植樹活動の参加実績などに応じたポイントが与えられ、ポイントを貯めると地元食材券や記念品などがもらえます。「自然景観」「初等・中等教育」「地域とのつながり」といった地域幸福度の因子を向上させることを目指します。

■ 審査員・講評

本コンテストでは、SDGs、デジタル政策、地域行政の専門家による多角的な視点から審査が行われました。

【審査員一覧】

平本 督太郎 氏(金沢工業大学 SDGs推進センター 室長)

飯尾 武俊 氏(浜松市 企画調整部 デジタル・スマートシティ推進担当部長)

多田 功 氏(デジタル庁 国民向けサービスグループ / TIS株式会社)

亀田 樹(株式会社LODU 代表取締役)

【審査員を代表して多田様から総評】

「本コンテスト全体を通じて、LWC指標(データ)と自らの体験(ストーリー)を結びつけ、説得力のある未来を描く提案が多く寄せられました。

特に大学生の部・最優秀賞の内山さんの『やらまいかダッシュボード』は、防災という重いテーマを市民参加型のポジティブな活動へと転換させる独創性があり、アプリの実装からフィードバックループまで見据えた完成度の高さが際立っていました。

また優秀賞の片岩さん、大川さんの『山里を日常圏へ』は、移動の不便さが幸福度を下げるという分析から、既存の制度を活用したシェアモビリティの導入へと論理的に展開されており、政策提言としても非常に質の高い内容でした。

中高生の部・最優秀賞の山名さんのアイディアは、『学び道』や『苗木駅伝』といった温かい言葉選びで、教育と自然、地域をつなぐ物語を見事に描いていました。

2045年の浜松に向け、若者たちがデジタルの力と柔軟な感性で『幸せのあり方』を再定義してくれたことに、大きな希望を感じます。」

■ コンテスト概要

コンテスト名:浜松市ウェルビーイング・アイディアコンテスト「2045年の浜松をもっと幸せに」

主催:株式会社LODU

協力:浜松市

対象:浜松市に関わりのある中学生・高校生・大学生・大学院生・専門学生

審査基準

 1. キャッチコピーの魅力:未来像をわかりやすく示し、共感とワクワクを引き出すか。

 2. テーマ設定の説得力:地域幸福度(LWC)指標と体験を結びつけ、説得力のある説明がなされているか。

 3. 取組の具体性・実効性:小さく始めながら、最終的に多くの人を巻き込める現実的なアイディアか。

■ 株式会社LODUについて

株式会社LODU(ロデュ)は、「すべての人が幸せでサステナブルな生き方を探求できる世界をつくる」を企業理念に掲げ、ゲーミフィケーションを用いた教育コンテンツの開発・提供を行っています。「好きなこと」と「楽しいこと」を入り口に、社会課題解決に取り組む人材の育成を目指しています。

会社名:株式会社LODU

代表者:代表取締役 島田 高行 / 亀田 樹

所在地:〒921-8815 石川県野々市市本町2丁目1番21号 にぎわいの里ののいちカミーノ

設立:2021年6月16日

事業内容
SDGs・サステナビリティに関する教育ゲーム教材の開発・提供
研修・ワークショップの実施、ゲームを活用した組織開発・地域活性化支援

URLhttps://lodu.co.jp/

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会社概要

株式会社LODU

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URL
https://lodu.co.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
石川県野々市市本町2-1-21 にぎわいの里ののいちカミーノ
電話番号
080-7391-9970
代表者名
島田高行
上場
未上場
資本金
150万円
設立
2021年06月