bestat、3D計測サービスの提供開始と併せ『3D.Core』の点群データ処理機能を大幅拡充リリース
100GB超のデータ閲覧もノートPCで!3D計測から点群処理、活用を一気通貫で支援
3Dデータ処理特化のbestat株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:松田 尚子、以下bestat)は、インフラ設備や工場内の点群データ撮影等3D計測サービスを開始します。また、『3D.Core』の点群データ処理に、ノイズキャンセリングや計測可能なメッシュデータ化の機能、点群データビューワーなど7つを新たに追加しリリースしました。
これにより、3D計測から点群データ処理、閲覧、活用までをワンストップで支援し、インフラ設備と工場のデジタルツイン化や3Dデータ活用の課題解消に貢献します。
また、今回リリースした点群データ処理機能の解説ウェビナーを8月26日(火)12:10~12:55にて開催いたします。是非ご参加ください。

広がる点群データ活用、その一方で残る“扱いにくさ”
近年、インフラ・土木分野や、製造業の工場・生産技術の現場で、点群データ(3Dスキャンによる高精度な空間情報)の活用が急速に進んでおり、背景には社会的・技術的な大きな変化があります。
コロナ禍では、現場に立ち会わずに施工状況を確認する「遠隔臨場」が広がり、国土交通省が3Dスキャナーの導入を推進したことも重なり、現場のデジタル化が加速しました。さらに、ハンディ型スキャナーの価格が下がったことで、2023年頃からは中小企業や現場作業者でも導入が進み、3D計測はより身近な技術になりつつあります。また、建設・インフラ業界の人手不足を背景に、業務の効率化・自動化への関心が高まり、行政の支援も広がっています。こうした流れにより、点群データは“専門的な解析用データ”から“誰でも扱える現場ツール”へと変化しつつあります。(※)
一方で点群データは、1ファイルで数10GB〜100GBを超えることも多く、扱いにくさが課題です。高性能なPCでなければ開けず、表示に数時間かかることも多く、現場で撮影したデータを開いて確認しても十分なクオリティを得られず、活用できない場合も少なくありません。こうした背景から、専門家が本来の業務に加え、3D計測やデータ処理に多くの時間を取られるという課題もあります。
※出典:国土交通省『多様な3次元点群データの整備及び活用について』、令和6年1月
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/soukou/content/001721943.pdf
3D計測から点群処理・閲覧・活用までをワンストップで
こうした点群データの「扱いにくさ」を解消するため、bestatは3D計測サービスの提供開始に加えて『3D.Core』の点群処理機能を大幅拡充してリリースしました。
①3D計測サービス
精度の高い点群撮影を代行し、3D計測にかかる現場の作業負荷を軽減。また、『3D.Core』によってそのデータ活用を支援します。
②『3D.Core』追加機能一覧
今回追加した点群処理・閲覧・活用に関する7つの新機能は以下のとおりです。
1. 点群データビューワー(Web対応)
100GBを超える大容量データでも、通信環境さえあればソフトウェアのインストール不要でスムーズに閲覧可能。PC・タブレットなどデバイスを選ばず、現場やリモートでもストレスなく確認できます。
2. 点群データの共有機能
上記ビューワーをリンクで簡単に共有でき、関係者間での確認・フィードバックが円滑に。重いデータを物理的に渡す手間を省きます。
3. 点群データの軽量化
用途に応じて、ディテールを保ちながら容量を最大1/10に軽量化。ファイルの取り回しや保存・送信の負担を大幅に軽減します。
4. 点群データのメッシュ化
採寸や形状確認に適したメッシュ化処理に対応。より滑らかな形状表現が可能となり、CAD等への活用もスムーズになります。
5. CAD用の前処理・データ変換
既設設備などの改修設計に向け、点群データをSTEPやSTL形式に変換。CADソフトでは、メッシュの面数が多いと読み込みづらいため、読み込みやすいように平滑化処理(前処理)も実施し、CADソフトで扱いやすいようにデータを最適化します。
6. 点群データの矩形化(概形を近似)
点群内の平面形状を抽出して、それぞれ概形を近似し、全体像を直感的に把握できるデータに変換。点群データに多少の欠陥がある場合にも、概形を目視することが可能です。
7. 高精度ノイズキャンセリング
取得時に生じる「点群の厚み」などのノイズを、最先端のAI技術で解析・除去。従来ソフトを上回る精度で、真の形状を反映した高品質なデータを生成します。
今回の3D計測サービス提供と機能拡充により、点群データの“扱いにくさ”を解消し、製造・インフラ・土木といった領域での3Dデータ活用をより身近で気軽なものにしていきます。bestatは、現場の生産性向上と業務効率化を支援することで、日本のものづくりと社会インフラの進化を支える存在を目指してまいります。
<問い合わせ先>
3D計測サービス導入や新機能の詳細については、以下へお問い合わせください。
info@bestat-data.com(担当:松田・鹿島田)
独自アルゴリズムで高精度の3Dモデル生成を実現する『3D.Core』
『3D.Core』は、デジタルツインのために必要な3Dデータの生成から活用まで、誰でも簡単にワンストップで実現できるクラウドサービスです。東京大学発の独自開発、特許を取得したアルゴリズムで、精緻な3Dデータを手軽に生成することも可能なため、日々の業務にデジタルツインを取り入れ、より高い事業インパクトを実現することが可能です。
扱いづらい3Dデータを一元管理、CADでの活用やVRによる確認までワンストップで実現
3Dデータを従来から活用してきた業界では、精緻な3Dデータを膨大な時間とコストをかけて取得していました。その負担が大きいため、3Dデータは、全体と細部のサイズと形状が同時に分かるデータとして重宝されつつも、頻繁に活用されるものではありませんでした。
『3D.Core』はbestatの高度なweb技術と3Dデータ処理技術により、数10GB~100GBを超える3Dデータでもストレス無くデバイスを選ばず見られるビューワーや、点群からメッシュ、メッシュからCADデータで読み込みやすいデータへの変換、また管理している3DデータをすぐにVRで見られるVRアプリ用データの自動変換と連携などの機能を搭載し、デジタルツインを日々の業務で活用する際に発生する、あらゆるストレスからユーザーを解放します。


bestat株式会社
会社名 :bestat株式会社
代表 :代表取締役 松田 尚子
設立 :2018年
所在地 :〒113-0033 東京都文京区本郷6丁目25−14
事業内容:
・3Dデータの自動生成・管理・活用クラウドサービス『3D.Core』の提供
・3Dデータ処理API提供
・デジタルツイン構築
URL :https://bestat-data.com/
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