「日本企業のID・アカウント管理の運用実態 2024」を公開
~昨年度に引き続き、本年度もID・アカウント管理の最大の課題は「複雑化」~
総評:ID・アカウント管理の最大の課題「複雑化」解消のポイントを、ID 管理成熟度の向上とSSOの対応状況から探る
DX推進やハイブリッドワークが多くの企業で進められる中、クラウドサービス利用の拡大は不可欠な時代になりました。しかし、クラウドサービスやシステムが増えるほど、ID・アカウント管理は複雑化するといった課題が生じてしまいます。
今回は、アンケート結果をもとに企業規模別、ID管理成熟度別、SSOの対応状況を切り口に、この最大の課題がどのようなものかアプローチを試みました。その結果、次のようなことがわかりました。
● ID・アカウント管理は、管理ID数(企業規模)で、システム化や取り組み状況は大きく異なっている。
● クラウド化に当たりSSO対応を進めようとしている企業は規模を問わず様々な課題が生じている。
● SSOが8割以上浸透している企業ほど複雑化を感じていない。
また、ID管理専用ツールの利用率も高い傾向がある。
これは、自社のID・アカウント管理を改善する上での大きな示唆となると考えられます。
各論:企業規模ごとのID・アカウント管理における現状
大手企業
・ID管理専用ツール「導入済み」65%
・SSO利用は70%、SSO対応システム「8割以上」が41%
・ID・アカウント管理の源泉情報は「人事システム」が68%
中堅企業
・ID管理専用ツール「導入済み」46%、「導入予定なし」32%
・ID・アカウント管理に利用しているツール「Active Directory」53%で最多
・ID・アカウント管理の源泉情報は「人事システム」が57%
中小企業
・ID管理専用ツール「導入済み」17%、「導入予定なし」62%
・ID・アカウント管理に利用しているツール「Active Directory」51%、「ExcelやCSV」45%
・ID・アカウント管理の源泉情報は「人事システム」が32%、「ExcelやCSV」25%
「認可」というID・アカウント管理における用語の認知度
「深く理解している」8%、「理解している」29%、「概ね知っている」37%で用語の認知度は広がっている。
適切な「認可」の知識を持ち、「認証」とともに自社のセキュリティ対策と組織運営に役立てることが重要。
レポート全文のご案内
28の設問に対する国内607機関からの回答結果と考察を全16ページにわたって取りまとめたレポートの全文は、こちら(https://www.exgen.co.jp/download/index.html#usefull_013)で公開しております。
皆様にとって適切なID・アカウント管理を実現するための一助となりますと幸いです。
エクスジェン・ネットワークス株式会社について
アカウント管理を通じて組織の情報セキュリティを強化する統合ID管理パッケージ「LDAP Manager」を開発・販売。文教・公共機関を中心に出荷本数は 800本以上に上り、2022年度統合ID管理パッケージ市場における年間出荷本数1位(※)を獲得している。近年は「LDAP Manager」で培ったノウハウを活用した IDaaSクラウドサービス「Extic」を提供・販売。
<会社概要>
会社名:エクスジェン・ネットワークス株式会社
代表者:代表取締役 江川 淳一
設 立:2000年8月24日
資本金:59,700,000円
所在地:〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-11 千代田小川町クロスタ11F
株 主:株式会社ソフトクリエイトホールディングス(東証プライム市場上場 コード:3371)
URL: https://www.exgen.co.jp/
※ 出典:デロイト トーマツ ミック経済研究所発刊『個人認証・アクセス管理型セキュリティソリューション市場の現状と将来展望 2023年版』(https://mic-r.co.jp)
※ その他、記載している会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
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