「W7コミュニケ」を岸田首相に手交
首相官邸訪問にJYPS事務局員も同行し、W7代表団として岸田首相と面会
@women7/Yuichi Mori
Women7(W7)は、G7の公式なエンゲージメントグループで、G7プロセスの中でジェンダー平等と女性の権利に関する提案を促進するために集まった市民社会組織の集まりです。交差性と包摂性というフェミニストの原則に基づき、W7 は、世界中の市民社会から声を集め、G7 の成果を批判的に考察し、情報を提供することを目指しています。W7の目的は、G7の指導者たちが、あらゆる多様性を持つ女性・少女の人生に対して、持続的で変革的な影響を与えることができる具体的な政治的・財政的約束をするようにすることにあります。
4月16日(日)に開催されたW7サミットでの議論をふまえ、翌日の17日(月)に首相官邸を訪問し、W7共同代表から「W7 Japan 2023 コミュニケ」を岸田首相に手交しました。
@women7/Yuichi Mori
「W7 Japan 2023 コミュニケ」は、ユースとグローバルサウスからの参加者を含む 38 カ国のフェミニストの専門家による議論を通じて作成されました。その過程では、世界各国からの参加を得て開催されたユース・コンサルテーションとパブリック・コンサルテーションで得られた意見を反映させ、声を届けられずにいた人びとの声と現実が盛りこまれることが重視されました。
コミュニケは、5 つのテーマから構成されています。また、すべての分野を横断するテーマとして、ジェンダーに基づく不平等と差別の交差性と複合性という観点が設定されています。
女性のエンパワメント、意味ある参加、リーダーシップ
女性の経済的正義とケアエコノミー
身体の自律と自己決定: ジェンダーに基づく暴力(GBV)、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)、 性的指向・性自認・ジェンダー表現・性的特徴(SOGIESC)
持続可能性と正義のためのフェミニスト外交政策: 複合的かつジェンダー化された人道危機および 女性と平和・安全保障への対応
ジェンダー平等のための説明責任と財源調達
岸田首相は、今後のG7首脳会合に向けて「女性の経済的自立や女性に対するあらゆる暴力根絶を目指し、議論をリードしていく」と前向きな姿勢を表明しました。
@women7/Yuichi Mori
今回の首相官邸訪問に関しては以下の記事も併せて参照ください。
(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202304/17menkai.html
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持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム
(Japan Youth Platform for Sustainability:JYPS)
JYPSは、「社会のすべて人々が、公平に自らの意見を政策に反映させることを通じて、衡平で公正な社会が実現される世界」というビジョンのもと、「若者の意見を集約・調整する自治民主的な仕組みの設立、管理、そして改善をすることを通じて、若者が政府や国際的な枠組みに対しその意見を反映させること」をミッションに活動しています。
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