建設業=3Kから 3S (支え合える、スキルが身につく、将来性がある)の時代へ

若手の7割が「入社してよかった」と回答【建設業で働く若手の本音調査】

株式会社ナレルグループ

 建設業界の技術者派遣を行う株式会社ワールドコーポレーション(本社:東京都千代田区、代表取締役:小林 良、以下当社)は、全国の建設現場で就業する15歳〜39歳の若手社員600名を対象に、「建設業で働く若手の本音」について、調査しました。

■ 主な調査結果

・入社前の建設業界に対する印象は、特に体力面(44.8%)、上下関係(28.2%)、休暇の取りづらさ(27.3%)に不安を感じていた若手が多数。

・実際に働いてみると、7割越え(72.5%)が「入ってよかった」と回答。その理由は、「手に職がつく」「頭を使う仕事で面白い」「成果が形として残る」など。

・仕事のやりがいは、「将来につながるスキルの習得」(22.0%)や「知的な面白さ」(21.0%)、「成果の可視化」(17.0%)など、仕事への納得感と達成感が中心。

 

 かつて“3K(キツイ・キタナイ・キケン)”と語られることの多かった建設業。しかし近年では、デジタル技術の導入や働き方改革の浸透により、現場の環境や労働条件は大きく変わりつつあります。


では、現場の最前線で働く若手社員たちは、いまの建設業をどのように捉えているのでしょうか。


今回、全国の建設現場で働く15歳〜39歳の若手社員600名を対象に、実際に働く中での意識ややりがい、成長実感、職場に求める要望など、“リアルな声”を調査しました。


旧来のイメージと実際の職場環境との間にあるギャップから、建設業界の今を探ります。

■やはり根強い“3K”イメージ——入社前の不安は体力・上下関係・休暇

 入社前の建設業に対する印象として最も多かったのは「きつい・体力勝負で大変そう」(44.8%)、続いて「上下関係が厳しそう」(28.2%)、「休みが取れなさそう」(27.3%)という声でした。従来の“3K”の中でも、特に、体力面・人間関係面の不安が、いまだ若手の心理的なハードルとなっていることがうかがえます。

 こうしたネガティブなイメージを乗り越えて入社した若手たちは、現場で何を感じ、どう向き合っているのでしょうか。

■7割超が「入ってよかった」と回答──“想像以上に面白い”建設業のリアル

 入社前には慎重な見方をしていた若手社員たちですが、実際に働いてみると、7割以上(72.5%)が「入社して良かった」と実感していることが明らかになりました。

 理由として最も多かったのは「手に職がつき、将来の自信につながる」(22.0%)。さらに、「思っていたよりも“頭を使う”仕事で面白い」(21.0%)、「成果が形に残ることにやりがいを感じる」(17.0%)など、業務の中で知的好奇心や達成感を感じている様子がうかがえます。

 また、「人間関係が良く、働きやすい」(16.7%)という回答もあり、従来の厳しい職場イメージとのギャップが浮き彫りになりました。

 さらに注目すべきは、昨今のAI技術の進展に対しても、建設業を「AIや機械に取って代わられにくい、仕事がなくならない安心感のある職業」と捉える声が一定数(12.5%)あったことです。これは、将来性や職業的安定性を重視する層にとって、建設業が“選ばれる理由”の一つになり始めていることを示しています。

 では、こうした前向きな実感の背景には、どのような「やりがい」があるのでしょうか。若手が日々の現場で感じている充実感に迫ります。

■暮らしを支え、自分の手で街をつくる──若手が感じる“建設業への誇り”

 「建設業で働く上でのやりがい」について尋ねたところ、1位「建物など“形に残るもの”を作れること」(25.7%)、2位「社会に必要とされている実感」(20.8%)、3位「建物やインフラが完成したときの達成感」(19.2%)、「給与と待遇」(19.2%)という結果が上位に入りました。この結果から、建設業に従事する若手の多くが、「社会や人々の役に立っている」という実感や、「成果が目に見えること」にやりがいを感じている様子がうかがえます。

 では、そのやりがいを通じて、若手たちはどのような「成長」を実感しているのでしょうか。次に、働く中でのスキルや意識の変化について見ていきます。

■8割が「成長を実感」──技術だけでなく“伝える力”も磨かれる現場

 「建設業で働く中で成長を実感しているか」という質問には、約8割(75.5%)が、「成長できた」と感じていることが分かりました。

 具体的な場面としては、「新しい知識や技術を身につけたとき」(28.7%)「最初はできなかった作業を一人でできるようになったとき(26.2%)が上位でしたが、それに続いて、「相手に合わせて言い方を変える意識がついたとき」(19.5%)、「自分の考えを簡潔に説明できるようになったとき」(18.7%)といった、コミュニケーション能力の向上も多く挙げられました。

 これは、建設業が“黙々と働く”だけでなく、“人と協働する”場であることが、若手のスキル向上に寄与していることがわかります。

 では、こうした成長が継続的に実現されるためには、どのような職場環境や支援体制が必要とされているのでしょうか。

■求められているのは「すぐ聞ける環境」と「相談できる安心感」

 若手社員が職場に求める育成・サポート体制について尋ねたところ、最も多かったのは「わからないことをすぐに先輩や上司に聞ける環境」(32.8%)でした。

 続いて「悩み事を相談できるフォロー体制」(25.2%)、「スキルアップにつながる研修プログラム」(21.3%)が上位に。知識や技術の習得だけでなく、心理的な安全性や成長機会への期待が強いことが明らかになりました。

 特に注目すべきは、“組織としてのサポート体制”に対する期待の高さです。これは、育成環境の整備が、若手の定着と活躍を左右する重要な要素であることを示唆しています。

■“現場任せ”にしない育成体制──未経験からプロを育てる「ゼロプロ成長サイクル」

 ワールドコーポレーションでは、こうした若手の声にいち早く対応し、技術者一人ひとりを多方面から支援する体制を整えています。

 業務上の不安やスキルに関する悩みを気軽に相談できる環境に加え、キャリアアップ・スキルアップを支援する独自の育成プログラム「ゼロプロ成長サイクル」を推進。未経験で入社した社員も、段階的なステップを経て“現場で活躍するプロ人材”へと成長できる仕組みを確立しています。

 このように、スキルとキャリアの両面で継続的な支援を行うことで、定着率の向上と早期戦力化を実現しています。

■「3K」から「3S」へ──時代が求める新しい建設業のスタンダード

 「キツイ・キタナイ・キケン」と語られた“3K”のイメージは、もはや過去のもの。いま建設業は、「支え合える」「スキルが身につく」「将来性がある」という、新しい“3S”の時代へと移行しています。

 仲間と協力し合える風土、未経験でも自分の手で技術や資格を身につけていける環境、そしてAIにも代替されにくい社会インフラを支える職業としての将来性。

これらの要素が揃った今の建設業は、単なる“つらい仕事”ではなく、「成長と安心が共存する職業」へと進化を遂げつつあります。

■ 調査概要

・調査対象:15歳〜39歳の建設業従事者

・調査手法:インターネット調査

・調査期間:2025年6月5日(木)〜6日(金)

・有効回答数:600サンプル

■ 調査データの引用・転載に関して

・本調査結果を使用される際は、【株式会社ワールドコーポレーション調べ】とご記載ください。

・ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記のリンクを設置してください。

 https://worldcorp-jp.com/ 

■株式会社ワールドコーポレーションについて

当社は2008年に設立し、現在本社を含め全国に6拠点を構え、建設業界に特化した技術者派遣、建設関連作図事業、プラント技術者アウトソーシング事業を行っています。国内全域を主要営業エリアと位置付け、大手建設会社やメーカー、各設計分野を中心に多くの実績を残してきました。

現在、建設業界は深刻な人手不足や、高齢化が進んでおります。慢性的な人材不足を解消するために、当社は積極的な未経験者採用を行い、5年~10年で一人前の技術者に育てるべく人材育成に取り組んでおります。今後も積極的に採用と育成に力を入れ、未来を担う若者を一人でも多く輩出し、建設業界の未来の発展のために取り組んでまいります。

<会社概要>

本社:東京都千代田区二番町3-5 麹町三葉ビル3階

TEL:03-3556-3351

URL:https://worldcorp-jp.com/ 

事業内容:建設エンジニアアウトソーシング事業、建設関連作図事業、

     プラント技術者アウトソーシング事業

      ○ 有料職業紹介事業許可番号 13‐ユ‐304344

      ○ 労働者派遣事業許可番号 派 13-305286

      ○ 一級建築士事務所 東京都知事登録 第64222号

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会社概要

株式会社ナレルグループ

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URL
https://nareru-group.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区二番町3-5 麴町三葉ビル3階
電話番号
03-6268-9036
代表者名
小林良
上場
東証グロース
資本金
2億4300万円
設立
2019年05月