防火講習オンライン、「甲種防火管理再講習」の提供を2025年9月より開始

新規講習だけでなく再講習もオンラインで。直近導入予定の消防本部さまが続々と増えております。

株式会社プロシーズ

株式会社プロシーズ(代表取締役:花田 隆典、以下プロシーズ)は、消防本部さま向けに提供する防火管理講習のオンライン支援サービス「防火講習オンライン」において、2025年9月より「甲種防火管理再講習」の提供を開始いたします。

「甲種防火管理再講習」提供開始の背景

これまでプロシーズには、消防本部や市民の方々から「新規講習だけでなく、再講習もオンラインで受けられるようにしてほしい」とのご要望を多くいただいておりました。

しかし再講習は、すでに防火管理者として選任されている方が、最新の法令や火災事例に基づいた知識を学び直す性質上、制度改正や事故事例に応じてこまめな更新が必要であり、十分な制作・運用体制が不可欠でした。

そうした中で、消防本部予防課OBや消防防災研究の第一人者、消防設備メーカーの皆さまからのご協力を得て、ようやく再講習のオンライン提供に向けた準備が整い、このたび正式に提供を開始する運びとなりました。

知見を活かした実践的な内容

本講習の設計・制作にあたっては、現場経験豊富な元消防本部予防課職員の方にご協力いただき、企画・構成から原稿執筆まで、中心的な役割を担っていただきました。
一般的な甲種防火管理再講習で取り上げられる近年の消防法改正や火災概要にとどまらず、近年の社会的な変化を踏まえ、現場視点で火災を防止するために必要な考え方を盛り込むなど、解説内容にも強くこだわっていただいています。

過去の火災事例や法令改正の背景、当時の制度やその変更意図に至るまでひとつひとつ丁寧に調査を行い、受講者の理解を深めるために専門用語を避けつつ、現場視点で背景や影響をわかりやすく伝える工夫を随所に盛り込みながら、原稿執筆から教材制作まで一貫してご協力いただきました。

受講者がいつでも見返せるダウンロードテキスト。講義で扱う火災事例や学習のポイントを画像やイラストを交えて解説しています。

監修には消防防災研究の第一人者・関澤愛氏

甲種防火管理再講習は、既に防火管理者として選任されている方が、法令改正のポイントや、近年発生した火災事例に基づいた実務上の教訓を学ぶことを目的とした講習です。

こうした性質に対応するため、本講習では、これまで火災事例調査や制度研究に従事されてきたNPO法人日本防火技術者協会の関澤愛氏を監修者としてご協力いただきました。
関澤氏には、「なぜ今この内容を伝えるのか」「どう伝えれば現場で活きるのか」といった視点から、最新の法令知識や調査知見をもとに再講習全体をご監修いただいています。
監修は、動画で使用する写真素材やナレーション原稿の一字一句に至るまで丁寧にご確認いただきました。

また、近年の傾向も踏まえ防火対象物の変化やオフィスのフリーアドレス化による避難への影響など防火管理を取り巻く変化や、近年増加している二酸化炭素消火設備の事故、リチウムイオン電池による火災についての解説など、より伝わりやすくなるよう詳しく内容をご監修いただきました。

監修者:関澤 愛 氏(NPO法人日本防火技術者協会 理事長/元東京理科大学教授)
1948年生まれ。京都大学大学院博士課程を経て、1976年から消防庁消防研究所(当時)で火災や地震防災の調査研究に従事。火災災害調査部長も務めた後、東京大学や東京理科大学で教授として都市防災・住宅防火・高齢者の火災対応などを指導。現在はNPO法人日本防火技術者協会の理事長、消防庁や自治体の検討委員も多数歴任。

対面講習での実技指導を、メーカー様協力のもと実写で再現

内容の理解をさらに深めていただくために、今回の再講習では、消火器・1号消火栓・自動火災報知設備・放送設備といった各種消防設備の操作方法を、実写映像として収録しました。
この映像制作にあたって、日本ドライケミカル株式会社さまには職員の方々にもご出演・ご協力をいただき、現場での撮影支援や技術面でも多大なご支援をいただきました。また、放送設備に関しては、TOA株式会社さまより映像素材をご提供いただき、それをもとにプロシーズにて編集・構成を行っております。

オンライン講習でも受講者の方が現場の動きを具体的にイメージできるよう、操作のポイントや注意点を細部まで丁寧に収録しました。

  • 消火器
    実際に火を使用した初期消火訓練を行い、構え方や噴射のコツ、安全な消火の進め方を解説

  • 1号消火栓
    消火栓箱からホースを取り出し、放水操作を行うところから、水の止め方や使用後の処理までを含めて丁寧に説明

  • 自動火災報知設備
    火災を感知した際の通報手順、館内放送の流れ、受信機の操作方法など、実際の対応フローに沿って解説

  • 放送設備
    非常時における館内放送の手順を実機を用いて紹介

今回の映像制作にあたって、より市民の方が学びやすい講習になるようにと、惜しみなく技術や知見を共有してくださった日本ドライケミカル株式会社さま、素材提供をいただいたTOA株式会社さまに、心より感謝申し上げます。

今後の展開

南は鹿児島県から北は秋田県まで直近導入予定の消防本部さまが続々と増えております。
今後も、講習の内容・運用のしやすさ・受講者の学びやすさを大切に、講習の改善と拡充を進めてまいります。
市民の皆さまにとっても「オンラインで受講できる防火講習」がより身近な選択肢となるよう、全国の消防本部さまと連携してまいります。

サービス詳細:https://www.pro-seeds.com/learningware/lp/bouka-online/

当リリースに関するお問合せ先

防火講習オンライン 担当
https://www.pro-seeds.com/learningware/contact-bouka/
TEL:03-6400-0507
Email:bouka@pro-seeds.co.jp

株式会社プロシーズ概要

学習効果を最大化するeラーニングを追求するプロフェッショナル企業です。2,800社以上の導入実績、1,000,000人以上の利用実績があります。
・大阪本社
住所:〒564-0052 大阪府吹田市広芝町10番25号 第2池上ビル1階
TEL:06-6190-6276
・東京本部
住所:〒108-0073 東京都港区三田3丁目1番17号 アクシオール三田7階
TEL:03-6400-0507

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会社概要

株式会社プロシーズ

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URL
https://www.pro-seeds.com
業種
教育・学習支援業
本社所在地
大阪府吹田市広芝町10番25号 第2池上ビル1階
電話番号
06-6190-6276
代表者名
花田隆典
上場
未上場
資本金
7100万円
設立
2003年06月