2021年度上半期の活動報告と今後の予定について
~浄土真宗本願寺派 築地本願寺からのお知らせ~
2021年度上半期は、前年に引き続き新型コロナウィルス感染防止に注意しながら、皆さまとお寺とのご縁をつなげるような施策に取り組みました。特に、昨年から積極的に開始した動画配信やSNSなどのオンラインツールでは、多くの方が使いやすいように機能性やアクセス方法などを刷新いたしました。また、観光客激減により苦戦している築地場外市場の皆さまとの連携施策なども始めています。
主な上半期の活動をご報告するとともに、下半期の予定をお知らせします。
主な上半期の活動をご報告するとともに、下半期の予定をお知らせします。
- 2021年度上半期を振り返って
またご自分やご家族がコロナに感染し、「生きること/死ぬこと」を身近なこととして考えるようになった方もいるかもしれません。大震災など自然災害の際には、宗教者は被災した方々に寄り添い、皆で集まって励ましあって心と体のケアを行うなど、宗教教団としての力を発揮することもできていました。しかし今回は、コロナ感染によって亡くなった方の葬儀にご家族が立ち会うことさえ難しい状況です。
そんな不安で不確かな時代、宗教の役割は、人々の心の奥底を支えて、前向きに生きる糧になることです。宗教者は今こそ『不安があるままで大丈夫ですよ』と、不安を抱えている人に寄り添うべきではないでしょうか。また、気持ちを声に出せず、独りで閉じこもっている方々にも届くよう、様々なコミュニケーション手段を駆使してメッセージを発信し続けることも大切だと思います。築地本願寺はオンラインを駆使しながらも、リアルに来られる場所としてもお寺の門を常に開けてお待ちしています。不安から逃れられる場所として、『いつでもあそこに行けば安心できる』と、少しでも“生きるよりどころ”をつかんでいただければ嬉しい限りです。
私には皆さまにこころ豊かに生きるためにお伝えしている五か条がありますが、その中でこの時代に対応するためにお伝えしたい言葉は「『一日一生』で毎日を生き切る」です。日々自分に「もし明日死んでしまうとしたらと」問いかけながら生きることで、「いつかしたいと思っていたこと」を先延ばしにしたりせず、本当にしたいことだけを大切にして生きていけるのです。そのような心持ちであれば、今まで当たり前だと思っていたことがそうならないと覚悟を決めて、自分は不安の時代にどう生きるのかと一歩を踏み出す力も生まれるのではないでしょうか。
私たち浄土真宗本願寺派は2023(令和5)年には親鸞聖人ご誕生850年、立教開宗800年の慶讃法要をお迎えします。これは「親鸞聖人の説き示してくださった浄土真宗の教えに出遇うことがなければ、今の私はあり得なかったという聖人への感謝と、その教えに出遇えたことの喜びを込めて、聖人のご誕生を祝い、『立教開宗』に感謝する」法要です。2023年には京都本山西本願寺で法要を営み、その後築地本願寺でも法要の準備をしております。一人でも多くの方が安心してご参拝できますよう、いましばらくの間、新型コロナウィルス感染対策に1人1人がご協力くださいますようお願い申し上げます。
築地本願寺宗務長 安永雄玄
- 築地本願寺のオンラインでの情報発信がさらに広がっています
昨年の5月より始めたzoomを使用したオンライン法事は実施件数も100件を超えました。毎日の本堂の様子や大きな法要行事をライブ配信している「YouTube築地本願寺チャンネル」の登録者も1万人を突破しました。そのほかに公式SNSなども毎日投稿を行うなど、築地本願寺にお越しになれなくても、多くの方に魅力を知っていただけるよう積極的に情報発信を続けています。
また今年5月には築地本願寺の公式ホームページのトップページを大幅リニューアル。情報を検索しやすく、また各種公式SNSにアクセスしやすくなりました。
以下で、築地本願寺の主な公式SNSの活用状況と上半期に反響のあったものを紹介していきます。
- ①築地本願寺YouTubeチャンネル
YouTubeで「築地本願寺」と検索 チャンネル登録者11,229人(9月30日現在)
- ②築地本願寺公式インスタグラムアカウント
tsukijihongwanji_official フォロワー4,560人 (9月30日現在)
- ③築地本願寺公式note https://note.com/t_hongwanji/
- 築地本願寺合同墓(ごうどうぼ)
合同墓納骨者総追悼法要配信の様子
合同墓CM
合同墓特設サイト
https://tsukijihongwanji.jp/godobo/
- 築地本願寺と地域との交流
- 『築地の寺婚(てらこん)』について
結婚式の様子
今年2月からお付き合いをスタートしたお二人。1カ月半後の築地本願寺のはなまつりに二人でお越しになった際、築地本願寺の本堂にてプロポーズされて、めでたく結婚が決まったとのこと。そして9月5日に築地本願寺で結婚式を挙行されました。
婚活カウンセラーでありお二人の担当をした築地本願寺職員の渡信さんは「寺婚という事業としては第一歩ですが、初めての成婚カップルが『寺婚』会員同士であり築地本願寺の本堂で挙式されたことは大変幸せなことでした。今後もそんな幸せなカップルを一組でも多くご縁を結んでいけるようにサポートしていきたいと思います。」
と語ってくれました。今後も「築地の寺婚」では、多くの方のご縁をつないでいけるように、より一層努力してまいります。
- 築地本願寺分院のご紹介
佃島分院完成イメージ
和田堀分院風景図
どでのぞいてみてください。
各分院紹介ページ
https://tsukijihongwanji.jp/info/missionary/
- 築地本願寺 今後の主な予定
築地本願寺報恩講の様子
11月11日~16日 築地本願寺報恩講
12月8日 成道会布教大会
除夜会での年越しの瞬間
12月31日 除夜会
成人式での集合写真
1月1日 元旦会
1月23日 成人式
2月7日 如月忌
於:和田堀廟所
3月11日 東日本大震災追悼法要
3月18日~24日 彼岸会(春)
※掲載の写真はすべてコロナ禍以前に撮影されたものです
※新型コロナウイルス感染症拡大予防対策により行事予定は変更する可能性があります。事前に築地本願寺ホームペー ジでご確認ください。
- 築地本願寺下半期の大きな法要について
4台のカメラを切り替えて様々な角度から法要を配信します
今年度は、前年度に引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から縮小体制での勤修となることになりました。またご参拝も極力お控えいただき、オンラインでの配信を通したご参拝をお願いしております。皆さまと一緒に本堂でおつとめすることができないのは誠に残念ですが、その分オンライン配信を充実させるべく様々な企画を考えております。例えば、オンライン参拝ならではの利点として、本堂で参拝した時には見えない角度からご法要をご参拝ができたり、お経やおつとめの意義や内容についての解説を画面上で見ることが可能です。
『報恩講』の様子は築地本願寺YouTubeチャンネルで全日程を配信する予定になっておりますのでぜひチャンネル登録をしてお待ちください。
■除夜会(じょやえ)12月31日・元旦会(がんたんえ)1月1日
YouTube配信で除夜の鐘の 一打目を打つ安永宗務長
しかし築地本願寺YouTubeチャンネルで行った除夜会のライブ配信では配信中の再生回数20,000回、最高同時視聴1000人を超えるなど、結果的に多くの方と新年をお迎えすることが出来ました。またYouTubeのコメントでは「今年は除夜の鐘を聞くことは出来ないと思っていたが、こたつの中で除夜の鐘を聞くことが出来るとは思わなかった」など嬉しいお声もいただきました。
今年度のご参拝がどうなるかは、コロナウイルスの感染状況次第で未定です。方針が固まり次第、築地本願寺公式ホームページにて告知致します。どのような形になるかはまだ分かりませんが、今年の年越しも築地本願寺と共に過ごして頂けるよう、企画を考えてまいります。
- 浄土真宗本願寺派 築地本願寺について
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