「東北のお伊勢さま 開成山大神宮」を電気火災から守る
電気設備機器関連の出火要因トップは“維持管理不適”
受配電設備メーカーの河村電器産業株式会社(本社:愛知県瀬戸市 代表取締役社長:水野一隆)は、11月11日の「配線器具の日(一般社団法人 日本配線システム工業制定)」に合わせ、電気火災を未然に防ぐ「プレトラックコンセント」を2024年10月10日に開成山大神宮(福島県郡山市)に寄進いたしました。
▼背景
日本での火災件数は減少傾向にあるなか、電気設備機器火災は近年増加傾向にあります。東京消防庁『令和6年版火災の実態』によると、全火災件数に占める電気設備機器火災の割合は34.9%で、電気設備機器関連で最も多い出火要因は、「維持管理不適」です。
弊社は電気火災を世の中からなくしたいと考え、独自開発の検出回路でトラッキング火災を防ぐ「プレトラックコンセント」を2006年に開発しました。また、2014年から各地の寺社仏閣や重要文化財などの木造建築を電気火災から守るため、コンセントの設置を進めています。
▼設置の経緯
弊社郡山工場は、2024年4月に稼働を開始しました。郡山市との防災協定の締結をはじめとし、さまざまな地域貢献活動をおこなっています。活動の一環として、一般社団法人日本配線システム工業会が定める「配線器具の日(11月11日)」に合わせ、東北のお伊勢さま 開成山大神宮に「プレトラックコンセント」16個を寄進いたしました。
配線器具の日(11月11日)は、「早期点検」と「より便利な高機能配線器具・分電盤への交換」を呼び掛け、安心・安全・快適な暮らし作りを推進しています。今後も当社は、重要文化財や歴史的価値のある建物・施設などへの「プレトラックコンセント」の設置を推進しながら、配線器具からの電気火災の防止にむけた活動をしていきます。
▼開成山大神宮について
安積開拓に従事した人々の心の拠り所として創建された神社です。
伊勢神宮の御分霊が奉遷されており、「東北のお伊勢さま」と呼ばれています
住所:福島県郡山市開成三丁目一番三十八号
【公式WEBサイト】
▼過去の寄贈実績について
2014年11月 臨済宗大本山 建仁寺(京都府)
2015年8月 爲三郎記念館(愛知県)
2018年1月 薬師寺(奈良県)
2019年1月 聖護院門跡(京都府)
2019年9月 鷲峰山 高台寺(京都府)
2021年1月 京都市指定有形文化財 長江家住宅(京都府)
2021年6月 文化財の保存・修復 株式会社岡墨光堂 本社(京都府)
2021年10月 宗像大社(福岡県)
2022年10月 平等院(京都府宇治市)
▼プレトラックコンセントとは
独自開発の「プレトラック検出回路」を搭載したコンセント。微小な放電電流を検出すると、電気を遮断し、アラームでお知らせしてトラッキング現象を未然に防ぎます。(2006年4月 発売)
▼コンセントから火災が発生するメカニズム
コンセントに差込みプラグを長期間差し込んだままにすると、プラグの周辺に「ホコリ」が溜まります。溜まった「ホコリ」に湿気が付着することで、差込みプラグの刃の両極間に微小な放電(ショート)が繰り返されます。これを「トラッキング現象」といいます。差込みプラグの絶縁状態が悪くなり、発熱し、最悪のケースでは発火に至ります。
▼差込みプラグとコンセントの出火原因
▼プレトラックコンセントとは
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