【mochaバッテリーシェア】地方都市「仙台」を舞台にした官民連携!スタジアムを起点に街へと広がる共創へ!
mochaモバイルバッテリーシェアリングで、仙台の街づくりに貢献、野球観戦をもっと楽しく!
GREEN UTILITY株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:李展飛)は、同社が運営するモバイルバッテリーシェアリングサービス「mocha(モチャ)」を楽天生命パーク宮城のスタジアム内、および仙台市の駅周辺に設置することで、来場者が充電に困らない街づくりとスタジアム観戦を実現に向けて、仙台市と株式会社楽天野球団と約3ヶ月のインキュベーションプログラムを経てDEMO DAYの発表を行いました。
イノベーションが継続して生まれるエコシステムの構築を目指す「仙台市」。同市は、「X-TECHイノベーション都市・仙台」をビジョンに掲げ、既存産業に最先端テクノロジーを取り込むことで、新しい価値の創造が連続して起こる世界の実現に向け、取り組みを強化している。
その一環として、2018年より、『SENDAI X-TECH Innovation Project』と題したプロジェクトを始動。さらに、本年度は仙台市に拠点を置く「株式会社楽天野球団」と「株式会社藤崎」をパートナー企業に迎えたアクセラレータープログラム『SENDAI X-TECH Accelerator』も進行中だ。プログラムでは、スタジアムと百貨店を起点に、“都市をアップデートするWAO!体験を創る”ことを目指している。
本プログラムも終盤を迎え、去る2020年3月24日、プログラムの成果を発表するデモデイ(成果発表会)を、完全オンラインで実施。GREEN UTILITY株式会社(以下「当社」)仙台市という地方都市を舞台に、官民が共創することで、どんな未来を描けるのか――。その可能性を感じ取ってほしい。
- スタジアムから周辺エリアへ、官民で仕掛ける「街ぐるみ」の共創プラン
デモデイに参加したのは、当社以外にも「akippa株式会社」「株式会社バカン」の2社がいた。各社が1月の審査会(※)以降、仙台市および楽天野球団とともにブラッシュアップしてきた共創プランの中身と進捗について発表した。以下でその中身を紹介する。
※関連記事:仙台市×楽天イーグルス×藤崎百貨店 仙台の都市をアップデートする『SENDAI X-TECH Accelerator』のパートナー企業にGREEN UTILITYが選出
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000039314.html
mochaモバイルバッテリーシェアリングで、快適な街づくりへ貢献、野球観戦をもっと楽しく
楽天生命パーク宮城は、2019年シーズンからスタジアムの完全キャッシュレス化に踏み切った。チケット・グッズ・飲食すべてにおいてキャッシュレス決済のみとし、スマートフォンさえ持っていれば観戦が楽しめる環境を整えたという。
しかしながら、スマートフォンの電源が切れてしまうと、各種サービスの利用ができなくなる。スタジアムに充電サービスは不可欠で、多い時には1試合につき100件近い充電ニーズがあったという。一方、仙台市役所の佐藤氏はスタジアムを起点に、仙台駅東口の活性化につなげると同時に、街の利便性も高めたいという期待があったと話す。
上記のようなスタジアムの課題と仙台市の期待をもとに、モバイルバッテリーシェアリングサービスを展開するGREEN UTILITY株式会社が進める、街ぐるみの共創プランは以下の通りだ。
GREEN UTILITY株式会社は、「mocha (モチャ)」というスマートフォン用の充電器(モバイルバッテリー)を貸し出すサービスを展開している。同サービスの特徴は、借りた場所と返す場所が異なってもよいため、持ち運びながら充電ができることだ。街中に設置された「mochaステーション」で、人の手を介さずに貸し借りができる。同社代表の李氏は、「mochaステーション」を楽天生命パーク宮城のスタジアム内、および仙台市の駅周辺に設置することで、来場者が充電に困らないスタジアムを実現すると話す。
現在進めている取り組みは次の通りだ。まず、市内のステーション設置場所を検討するため、「仙台駅東まちづくり協議会」の集まりに参加してプレゼンを実施した。話を聞いた関係者からは、「ぜひ設置したい」との声が複数あがったという。また仙台市交通局とも連携し、市営地下鉄駅構内での設置も検討している。さらに、楽天イーグルスの公式アプリ「At Eagles」内で、「mochaステーション」が容易に検索でき、貸出までもできるように実装の協議中だ。今後、楽天ペイでの決済も可能にする予定だという。
加えて同社は、”北海道胆振東部地震”や”令和元年房総半島台風”の際に、「mocha」の充電器を無償で提供した実績を持つ。当社代表李は、「災害に強い街づくりにも寄与できる」と説明し、そのため、IT技術力の強みを活かし、「災害モード」まで開発しました。有事に瞬時に切り替えられ、無償で市民に充電機能を提供可能となった。仙台市でひとつのモデルケースをつくりたいと話した。
他の2社は、akippa株式会社から、「予約制駐車場を活用した、スムーズなスタジアムアクセスの実現」。
株式会社楽天野球団の江副翠氏が、スタジアム(楽天生命パーク宮城)の解決したい課題について説明した。江副氏によると、仙台市は車社会なので来場者は車でスタジアムに来ることが多い。しかし、駐車場の台数が足りないことで、来場者に十分な利便性を提供できていない。そこで、テクノロジーを用い、スタジアムへのスムーズなアクセスを実現することを目指したという。
株式会社バカンから「にぎやかで刺激的、だけど居心地の良いボールパーク」
楽天生命パーク宮城ではスマートスタジアム構想を進めているが、構想の実現にあたって、スタジアム内における待機時間の短縮が課題のひとつだという。中でも、60店舗近くある飲食店については、スタジアムという特性柄、混雑のタイミングが集中する。それを緩和し、集中を分散させることが、ストレスなく楽しめるスタジアムにするための大きなポイントだという。一方、仙台市役所の佐藤氏は、”スタジアムの賑わい”を”街の賑わい”へとつなげたいという考えがあったと話す 。
- 楽天野球団に聞く、デモデイを終えての感想と今後の展望
デモデイ終了後、株式会社楽天野球団にて、本取り組みを担当する一ノ瀬 玲奈氏に、『SENDAI X-TECH Accelerator』プログラムの感想や今後の展望について話を聞いた。
▲株式会社楽天野球団 プロモーション部長 一ノ瀬玲奈氏(写真左から2番目) ※1月に実施された審査会の模様より
――最終的に、上記3社を選んだ理由は?
楽天・一ノ瀬氏: 私たちがこうした取り組みに参加するのは今回が2回目です。昨年はアイデアソンを実施し、素晴らしいアイデアを提案いただきました。2回目となる今回は実装できるもので、なおかつサービスとして継続して活用できるものに絞って選びました。私たちが目指しているスマートスタジアムをより実現できるものと考えた時、今回の3社が一番近いと考えました。
――1月の審査会の後、どういう点にこだわって、プランのブラッシュアップに取り組まれたのでしょうか。
楽天・一ノ瀬氏: ご提案いただいたサービスを、スタジアムに導入するだけであれば簡単です。しかし今回は仙台市さんも含めた共創プログラムですから、すでにお持ちのサービスをそのまま使うのではなく、よりイーグルスや街にフィットする形で実現できるようこだわって進めてきました。
プログラム期間中、VACANさんは店舗の視察やヒアリングを実施されましたし、akippaさんとGREEN UTILITYさんは「仙台駅東まちづくり協議会」でプレゼンをされました。継続したサービスにするため、ビジネスとして練り上げることにこだわり取り組んできましたね。
▲1月の審査会後には、パートナー企業にスタジアムを紹介。具体的な共創プランを描いてきた。
――今後、どのようなスケジュールでスタジアムへの実装を進めていくご予定ですか。
楽天・一ノ瀬氏: 今シーズン開幕時に新しいサービスをスタートできるのが理想です。調整すべきことを迅速に進めて、できればシーズンの開幕に間に合わせたいですね。ただ、先ほどお話ししたように、カスタマイズも大事なので、3社さんには難しい宿題を投げている部分もあります。ですから、負担になりすぎないスケジュールにしたいと考えています。
――どのプランもスタジアム「内外」での価値の創出が期待できると感じました。御社としても、街へと広げていける感触をお持ちですか。
楽天・一ノ瀬氏: そうですね、駐車場や充電器、混雑緩和など、どのサービスもイーグルスだけではなく、住んでいる方の生活に密着したアイデアです。スタジアムだけではなくて、街の中に広げていくことで、住んでいる方たちの利便性も高めることができると思います。なので、実現して仙台を盛り上げたいですね。
- 取材後記
地方都市「仙台」を舞台にしたアクセラレータープログラムがフィナーレを迎えた。いずれのプランも、スタジアムを起点に周辺エリアへとサービスが広がっていくことが期待できる内容であった。街がコンパクトにまとまり、人と人の距離感も近い地方都市だからこそ、進めやすさもあったように見受けられる。
“都市をアップデートするWAO!体験を創る”という当初のテーマ通り、仙台を訪れると、そこかしこに新しい体験があり、インスピレーションが得られる。仙台が未来の地方都市のひとつのモデルケースになるのではないだろうか。
(※eiiconから転載、https://eiicon.net/articles/1675)
■ バッテリーの仕様
容量: 6,000mAh
対応規格: 3タイプ(Type-C/iPhone/Android)
■ 会社概要
本社 : 〒163-0715東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル15F
代表者 : 代表取締役社長 李 展飛
設立 : 2018年8月
電話番号: 050-5532-2622
URL : https://mocha.jp
■ 事業内容:
mocha モバイルバッテリーシェアリングサービス/
スマートデバイス開発、ソフトウェア開発/
デジタルサイネージ/ 広告/ データ関連/
国内・海外 コンサルティングとマーケティングサービス
■ お問い合わせ/導入検討される方
GREEN UTILITY株式会社 運用チーム
Tel: 050-5532-2622
Mail: info@mocha.jp
LINE公式アカウント: mocha
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像