BYD Auto Japanと三菱倉庫が業務委託契約を締結　横浜港 大黒ふ頭にPDIセンターを開設

内外装や走行性能などの納車前点検を行い、高品質なEVの供給体制を構築

　BYD Auto Japan株式会社（本社：神奈川県横浜市、代表取締役社長：東福寺 厚樹、以下 BYD Auto Japan）と三菱倉庫株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役 社長：藤倉 正夫、以下 三菱倉庫）はこの度、完成車ならびに物品の物流に係る業務委託契約を締結いたしました。本契約に基づき、三菱倉庫は、BYD Auto Japanが日本で展開する乗用車事業において、車両の入港から整備、国内輸送、アフターパーツの保管・全国配送まで、物流業務を一気通貫で受託いたします。
　この一環として、両社は2023年1月10日（火）、日本における高品質かつ安定的なEVの供給を実現するべく、神奈川県横浜市大黒ふ頭に、内外装や走行性能などの納車前点検を行うBYD Auto JapanのPDIセンター（※1）を開設いたしました。

【協業の背景】
　中国・深圳に本社を構えるBYDは、アジア太平洋や欧州、中南米などでも乗用車販売を開始しており、2022年1月～11月の電気自動車販売台数は世界No.1（※2）となるなど、グローバルに事業を展開しています。2022年7月には日本の乗用車市場への参入も発表し、日本法人であるBYD Auto Japanは、2023年1月31日（火）よりe-SUV「ATTO 3」、2023年中頃にe-Compact「DOLPHIN」、2023年下半期にe-Sedan「SEAL」の3車種のEVを販売する計画です。BYD Auto Japanは、高い安全性と航続性能をもったさまざまなボディタイプのEVを日本でも展開することにより、BYDのEVを日本で暮らす方々にとって選択肢の一つとしていただき、ブランドパーパスとして掲げる「eモビリティを、みんなのものに。」を実現することを目指しています。
　三菱倉庫は、倉庫保管から陸上運送、国際輸送まで一貫した物流サービスを提供し、機械・電機、食品・飲料、医薬品など幅広いお客様のサプライチェーンをサポートするロジスティクス企業です。自動車関連では、パーツセンターやモータープールの運営、完成車の輸送など、様々なサービスをワンストップで提供しており、多くのお客様から物流業務を受託しています。現在、「先端技術の活用による高付加価値サービスの開発」を経営計画の基本方針のひとつに位置づけ、ロボティクスやAIの活用を積極的に進めるとともに、車載バッテリーの保管等、CASE（※3）に対応した物流サービスも強化しています。

 

　こうした中、BYD Auto Japanが有するEVのラインナップと、三菱倉庫が有する自動車関連物流の拠点やノウハウを活かし、日本のお客様のニーズに応える高品質かつ安定的なEVの供給体制を構築するべく、両社は業務委託契約を締結することといたしました。三菱倉庫は、車両の入港から整備、国内輸送、アフターパーツの保管・全国配送までの物流業務を受託いたします。

【PDIセンターについて】
　この度開設したPDIセンターは、整備工場にモータープールを併設しており、内外装や車両の仕様や性能の検査など、納車前の品質管理を担う拠点となります。

＜PDI検査項目の例（一部を抜粋）＞ ・内外装の検査（ボディやガラスに傷や凹みがないか、塗装が良好か、トランクやシートに汚れがないか、タイヤの空気圧等） ・車両の仕様/性能の検査（アクセルやブレーキペダルの踏み込み・反発が正常か、発進や加速性能、バッテリーの電圧等） ・各種機能の検査（マルチメディアやエアコン、ワイパー、車内外照明灯の動作が正常か等） ・充電テスト

＜検査の様子＞

【BYD Auto Japan株式会社について】
　BYDの日本法人 ビーワイディージャパン株式会社の100%出資子会社として設立したBYD Auto Japanは、日本におけるBYDの乗用車販売サービス専業会社です。

 

社名	BYD Auto Japan株式会社（英名：BYD Auto Japan Inc.）
本社所在地	神奈川県横浜市神奈川区金港町1番地7 横浜ダイヤビルディング19F
事業内容	BYD製乗用車の販売、アフターセールスおよびその他関連業務
代表取締役社長	東福寺 厚樹

 

【BYDグループとは】
　BYDは、1995年に中国・深圳で創業し、ITエレクトロニクス、自動車、新エネルギー、都市モビリティの4つの領域で事業をグローバルに展開しています。バッテリーメーカーとして創業した背景から、バッテリーはもとより、モーターやコントローラーなど電気自動車のコアとなる技術を自社開発・製造しています。特に、自動車事業においては、世界70超の国と地域、400超の都市に電気自動車を展開し、中国国内では9年連続で電気自動車販売台数第1位（※4）となりました。さらに、2022年1月～11月の電気自動車の販売台数は世界No.1（※2）となりました。
 

【三菱倉庫株式会社について】

社名	三菱倉庫株式会社（英名：Mitsubishi Logistics Corporation）
本社所在地	東京都中央区日本橋一丁目19番1号
事業内容	倉庫事業、港湾運送事業、国際運送取扱事業、陸上運送事業、海上運送業、 通関業、物流情報システムの開発・販売・運営管理業、輸送・荷役機器の売買・ 賃貸業など 不動産の売買・賃貸借・仲介・管理業、建設工事の請負・設計・監理業、駐車場業など
代表取締役  社長	藤倉 正夫

（※1）PDI（Pre-Delivery-Inspection）センターとは、各社が独自に定める品質検査や日本の保安基準への適合確認など、納車前点検を行う専用施設のこと。
（※2）電気自動車＝EV/PHEV/FCVの総称
　　　  台数情報出典：マークラインズ(株)
（※3）CASE＝自動車の分野における4つの技術革新で、C=コネクテッド、A=自動運転、S=シェアリング、E=電動化を指す。
（※4）出典「Global EV Outlook 2020」
 

以上

※本リリースの掲載内容は画像を含め、2023年1月12日（木）現在の情報です。内容は変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

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