川崎市の『かわさき基準(KIS)』に「FACIL’iti」(ファシリティ)が認証

多様化するインターネットユーザーのニーズに応えるためのサービス「FACIL'iti」が川崎市の認証を取得しました。

多様な年齢、障害、特性を持つ人々が日々インターネットを利用するなか、「誰もが快適に使えるウェブ環境」へのニーズが高まっています。

このたび、ファシリティジャポン株式会社(本社:東京都千代田区、神奈川オフィス:川崎市川崎区、代表取締役:イヴ コルニュ)が展開するウェブ閲覧支援サービス「FACIL’iti(ファシリティ)」(以下、FACIL'iti)が、川崎市の認証制度『かわさき基準(KIS)』に正式に認証されました。

FACIL’itiは、フランス本社のインターン生による「ウェブは誰もが使いやすいべきだ」という言葉をきっかけに生まれました。多くの団体やユーザーの協力を得て、5年にわたる研究を経て開発されたサービスです。私たちは、デジタル社会がすべての人にとって優しいものであること、インクルーシブなデジタル社会の実現を目指しています。

■ かわさき基準(KIS)とは

かわさき基準(KIS)は、川崎市が平成20年度に開始した福祉製品の認証制度です。

優れた福祉製品のあり方を示す独自の基準として、「自立支援」を中心とした8つの理念に基づき、製品やサービスが審査・評価されます。

ここでいう「自立」とは、すべてを自分でできることではなく、「自らが望み、主体的に選び、自己決定できること」を意味します。家族や地域と協力しながら、それを実行・実現できることも含まれています。

令和6年度時点で、累計301製品が認証されており、今年度(令和6年度)はFACIL'iti(ファシリティ)を含む新たに6製品が認証されました。

KISの理念や認証基準の詳細については、川崎市の公式サイトをご参照ください。

■令和6年度3月に行われた認証式

■ FACIL'iti(ファシリティ)とは

FACIL’itiの最大の特長は、導入されるすべてのウェブサイトに対して、エンジニアが個別に開発・調整を行い、表示の崩れを防ぎながら品質を維持している点にあります。FACIL'itiが導入されているWebサイトでは、閲覧者がワンクリックで利用できる24の設定パターンを用意しており、ユーザーは自分に合った設定を選んで表示することができます。

さらに、文字サイズや色のコントラスト、行間、カーソルの見え方など複数の設定を自由に組み合わせて、自分専用のカスタマイズ設定を作成することも可能です。

この柔軟性により、ユニバーサルデザインだけでは応えることが難しい、多様なニーズにも応えることができ、誰もが快適に使えるウェブ体験をサポートしています。

KIS認証に際しては、ウェブの閲覧に課題を持つ利用者から「自分に合ったカスタマイズをすることでウェブサイトが見やすくなる」という評価を受けました。支援者からは、ルーラーや読み上げ機能などの活用により「漢字が読めない場合でも自身の力で閲覧できるようになり、支援の負担が軽減される」との声がありました。これらの結果から、「活動能力の活性化」「ノーマライゼーション」などの理念に適合していると判断され、認証に至りました。

FACIL’itiは現在、国内外1000以上のウェブサイトに導入され、600万人以上のユーザーに利用されています。

今後もファシリティジャポンは、多様性が配慮される、みんなが快適に過ごせるインクルーシブなデジタル社会の実現に向けて、取り組んでいきます。

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会社概要

URL
https://facil-iti.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区二番町9-3 THE BASE麹町
電話番号
03-6403-0926
代表者名
イヴ コルニュ
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年09月